旅女 Tabijo~義眼のバックパッカー編~のメイン画像

スワジランドからいざヨハネスブルグへ!おすすめ宿も。

Category: 南アフリカ
はいどうも。
昨日カイジのバラエティー番組を見たせいで漫画のカイジを読み返している私です。


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原作である漫画「カイジ」は借金苦を抱えた人達を集めゲームをし、それに勝つと何百、何億円の賞金が貰えるのだけど、それに負けると体の一部や、命までも落としてしまうというハイリスク・ハイリターンのギャンブル漫画。
今回のバラエティー番組では実際借金を抱えている一般人・芸人を集め、同じようにゲームの勝者にお金が貰えるという内容だったのだけどその人達の借金額が、50万と無い「そのくらい働いて返せよ!」という人もいれば 8億 という「番組出る前に自己破産した方がいいんじゃ・・・?」という人まで。いや、この番組勝ったところでカイジじゃあるまいし、8億なんてくれないからね・・・(;´∀`) まぁもちろんゲームに負けたところで命が取られるわけもなく、むしろ罰ゲームすら無いノーリスク・ハイリターン。羨ましい。なので参加者もそんなに必死ではないというか;まぁ正直言って面白くなかったわけで(コラ)。

原作ファンとしては突っ込みどころありすぎ!ラストステージで双六?とか、わざわざ地下ステージ作ったのにチンチロは無いんや・・・でもビールが冷えてるとか無駄に原作に忠実でウケるwとか。
しかし勝者の人、ハローワークにわざわざ着替えてスーツで行く人おらんやろ。演出?w
反響良ければ次もある的な雰囲気だったけど、無理だろなぁ。



さて先週、収録が無いにも関わらずラジオ局に行って結局参戦してしまった私ですが(記事)、ケガの巧妙で明日も出まーす笑(本来の収録日は今週だった)

RNCラジオ西日本放送
チャンネル:AM 1449
時間:15時10分くらいから10分~20分くらい
番組:「波のりラジオ」の「波のりTea Time」コーナー

スマホでラジオが聴ける無料アプリ「ラジコ(radico)」にも対応しています。
「タイムフリー」機能は過去1週間分の放送が聴けるので、聴き逃した後でも視聴可能!



~それでは旅記事の続き~

スワジランドからはまた南アフリカに戻り、首都の1つでもある「プレトリア」へ。
「首都の1つ」って首都は1つでしょ!?
いいえ。この国には首都が3つあるのです・・・笑

・ケープタウン
・ブルームフォンテーン
・プレトリア

プレトリアにはそれほど観光するような場所がないのだけど、その近くにある皆様ご存知「ヨハネスブルグ」へ行くためなのです。まぁヨハネスブルグは「世界最恐都市」と言われるほど治安があまりよろしくないので、一応以前にも書いた内容をもう一度書いておきます。

治安は悪いですが、、、今から南アフリカへ行く人に私は声を大にして言いたい。

ヨハネスブルグは絶対行くべき!

治安の問題からバックパッカーの多くはパスするのですが、「ヨハネスブルグ 治安」で検索して出てくるまとめ記事や、有名な「ヨハネスブルグのガイドライン」は若干誇張しすぎ、又は歳月によりそれらの記事が書かれた時期より治安は若干良くなっているのかもしれません。
そういったネット情報のせいか、私の泊まっている宿では欧米人はわんさかいるのに、滞在5日間中アジア人には1人も会いませんでした。

ヨハネスブルグのアパルトヘイトミュージアムは見るべき場所だし、アパルトヘイト政策の際に黒人が強制移動させられ、現在も南アフリカ最大のスラム街となっている「ソウェト(SOWETO)」に行くツアーも非常に勉強になります。何よりも「ヨハネスブルグの街を歩く」だけで色んなものが見えるのです。

「昼間でも歩けない」というのは実際そうなのですが、場所によります。
私が泊まった安宿は市内中心部、外務省で「危険レベル1」とされる所謂ダウンタウンにあるのですが、宿のある通りには外国人向けのオシャレなカフェやレストランがあり、ほぼコーナーごとにセキュリティーポリスが立っていて、夕方くらいまでなら女性1人でも普通に歩けます。

観光する場合は宿からツアーも出ているし、安全な観光バスや無料の市内ウォーキングツアーもあったりと、特に困ることもありません。
もちろん危ない場所はありますが、「安全に観光する方法」はいくらでもあります。

ただ、この記事を読んで行って、犯罪被害に巻き込まれても私のせいにはしないで下さいねw(゚∀゚) ネットの情報が大袈裟すぎるというだけであって、治安が悪いのは確かなので。
私がアフリカ南部に入ってから実際「ヨハネスで最近強盗にあった」という話を数人から聞いたので、南アの他の都市よりも危険であることは間違いありません。
一番最近バックパッカーから聞いたのは、その方と同じ宿に泊まっていた韓国人女性が宿に戻る直前でいきなり刺され、金品を奪われた、という事件。女性に命の別状は無かったようですが、女性は旅を中断して帰国。女性と言っても背も高く柔道でもやってそうなかなりガタイのいい女性だったそうです・・・。
もし行かれる方は、宿の選択さえ間違えなければそこそこ安全に過ごせるでしょうが、どこにいようと常に周辺を気にして、絶対に気を抜かないようにして下さい。

私は運良く何も無かったけれど、だからと言って他の人も大丈夫という保障は一切無いので。(ちなみに私は強盗対策として、カメラを持ち歩く場合、背負っているリュックには催涙スプレーの代わりに虫よけスプレーを入れ、手持ちのスーパーの袋を二重にしてその中にカメラやスマホを入れてました。持ち歩くお金も使う分だけ。歩く時は早歩きで頻繁に後ろを振り返る等一応気をつけてました。)

南アフリカ、特にヨハネスブルクへ行く前にはタクシー配信アプリ「Uber(ウーバー)」のインストールをお勧めします。Uberは南アフリカに限らず全世界で使えるタクシー配車サービス。行き先を入力すると、GPSで自分の現在地から一番近い場所にいるタクシーが迎えに来てくれます。タクシー会社ではなく、サイトに登録している一般の人が来るので安全なの?と思うけど、ドライバー登録は運転免許証とナンバープレートを登録しなければならないので、そこそこ信頼できます。

特に南アフリカのような治安の悪い国では、流しのタクシーより遥かに安全で、更にタクシーよりも安いので、もはやこの国を旅行するバックパッカーはUberしか使ってないんじゃという浸透具合で、そのせいもあり南アではここ最近経営難に陥ったタクシー業界による抗議活動(デモ)が頻繁に起こっています。
タクシーもメーター付きで明瞭会計ならまだしも、流しは大体メーター無いから交渉だし、絶対ぼってくるし、車もボコボコなのとかあって怖いからなぁ。もっと改善すればいいのに。

私は一人歩きが危険なヨハネスブルグでは宿でタクシーを呼んでもらっていたのでUberは知り合った人と一緒に便乗しただけなのだけど、使い方も簡単で後々「やっぱ登録しておけば良かった」と思ったんですよねー。同じ宿に泊まっていた外国人はみんなUber使ってました;
「白タク規制」にはひっかかっていないらしく日本でも使えるのけど、私の実家周辺でドライバー登録してる人って絶対いないだろうなぁ・・・(田舎なので)。東京では結構使えるらしいですね。いいなぁー。



さてさて、前置きが長くなったけどそんなヨハネスブルグ。
私もヨハネスブルグは今回の旅で一番びびっていた場所なので、一人はちょっと怖いな~と思っていたのですが、運良く仲間をGET!!

キルギスの有名日本人宿「南旅館」で知り合ったキムさん(日本人女性)♪

キムさんのブログ↓


マダガスカルで1ヶ月以上更新が止まっているのでちょっと心配;マダガスカルから東アフリカ北上したのかな?
キムさんはWebデザイナーで、私のブログも以前使いやすいようにいじってもらいました。お金が尽きてくるとそのままノマド沈没をしてまた旅を再開する、というなかなかの長期旅行者です笑。手に職って素晴らしい(;´∀`)

西アフリカに入ったキムさんが、もぅアフリカ飽きた!面倒臭いからこっから南アに飛ぶ!ということでこの度プレトリアで集合し、その後一緒にヨハネスに行くことに。やったー!!

プレトリアで落ち合う宿に着いた瞬間、

キム「しほさんお久しぶりです!いきなりなんですが、何か部屋の予約取れてないみたいで!泣」

キムさんの到着日が直前まで定かではなかったので、別々で宿を予約したんだけど、キムさんが予約したBooking.comではできてるのに、宿側では予約できてないというバグが発生。
私はテントを持ってたので、初めはキャンプサイトを予約していたのだけど、ちょうど数日前にテントが壊れてしまったため、急遽「二人用の宿の常設テント」を予約していたという偶然の奇跡。良かったー!

↓宿にある備え付けのテント。

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ここへ来て初めて「宿にあるテント」で寝るのだけど、思っていた以上にテントの中が広くてびっくり!

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2人どころか3人縦に寝れそう。
身長169cmの私が立っても天井に頭がつかない。
何ならここでダンシング・ヒーローも踊れる。
布も分厚いしスゲー!

プレトリアも観光できる日は丸1日あったのだけど、残念ながら雨だったので、宿とスーパーとの往復だけで終わってしまった。

ということで、早速2人でヨハネスブルグへと電車で移動。

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ヨハネスブルグ周辺では「Gautrain(ハウトレイン)」という「安全な電車」が走ってる。「安全な電車」って;まぁ、それ以外の電車は安全では無いということ笑。私はハウトレイン以外の電車はケープタウンからステレンボッシュまで行った時にしか使っていないのだけど、まぁあの電車が危険とまでは言わないにしろスリ程度は普通にいるだろうなという感じ。車内検札があった時、何人も切符持ってなくて降りて行ったからね( ̄ー ̄;)

その点ハウトレインは駅には必ず警備員がいるし、自動改札機があるので無賃乗車は絶対に出来ないし、その上料金も高いので乗客は観光客か現地の富裕層しかいない。

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写真:Wikipedia



駅も電車も車内もきれい!

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日本の新幹線みたいな感じ。
乗客も少ないので、ゆったり座れる。



↓チャージ式のハウトレインのカード。

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最初にカードを購入(16ランド)、その後金額分チャージも出来るし、目的地までの乗車料金分だけのチャージも出来るので、私は毎回乗るごとにチャージしてました。



車窓から。

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あれ何だろう・・・廃墟っぽくて気になる。

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緑も多い。

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さてヨハネスブルグの中心、ダウンタウンにある「Park Station(パークステーション)」に到着。
事前情報では「ヨハネスブルグで一番治安の悪い場所」。駅を1歩出ると必ず強盗に遭うという噂から、みんな駅を出ずに他の町へと移動します・・・(鉄道駅とバスターミナルが連結しているので)。

スリランカで会ったヨハネスの日本企業で働いている日本人男性は、「パークステーションはおろかダウンタウンにも近づかない」と言ってたし、昔プレトリアの日本大使館で働いていたという大使館職員も「ヨハネスでバスを降りた瞬間強盗にあう人が多かった」と言っていたし、、、。

なので、予約した宿に駅からの送迎を頼んでいたのだけど、プレトリアの宿を出る直前に「◯時の電車に乗るので」と電話していたにも関わらず、、、

迎えが来ない。

いやね、「宿の迎えが来ない」という人のブログはいくつも読んだので、若干予想はしていたのだけど、、、出る直前に電話したのに(TдT ) しかも、プレトリアの宿の人がかけてくれたので英語が伝わっていないはずもない。
もしかしてバスターミナルの方にいるのかも?と鉄道駅とバスターミナルをうろうろするも、それらしき人はいない。

パークステーションから私達の宿のある場所まではここからメトロで2駅なのだけど、危険だと言われるヨハネスのメトロにフル装備で乗るほどの度胸は持ちあわせていない。

メトロよりタクシーの方がまだ安全かなぁ、、、ということで恐る恐る駅を出ると、一応タクシーが数台停まっていて、「どこへ行くんだ?」と聞いてくる。完全に怯えている私達は出口近くにいた警備員に「あのタクシーって安全?」と聞くと「あぁ大丈夫だよ!」と言うので、とりあえずドライバーに付いて行くと、「これに乗れ!」と案内された場所にあったのは、とんでもなくボッコボコに変形した明らかな事故車。

私達「・・・別の車がいい。」

↓別の車。全く信用していないので一応写真を撮らせてもらった。

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料金は2人で90ランドと言われたので交渉するも、結局80ランド(約730円)までしか下がらなかった。
ちゃんと目的地へ連れてってくれるのか2人でドキドキしてたけど、何事も無く無事宿に到着。良かった~!ε-(´∀`;)ホッ

ヨハネスブルグに限らず南アは安宿が少ないので予約必須。
今回もダウンタウンではなく、白人地区で治安のいい「Rosebank(ローズバンク)」か「Santon(サントン)」の宿に泊まりたかったものの、3日後に予約しようとした時は既に予約がいっぱいだった。
他の国では大体安い宿から満室になるけど、南アでは治安のいい場所から満室になる笑。

なので、中心部近くの「Jeppe(ジェッペ)」という地区にある宿を予約。予約サイトのレビューが良かったものの、治安が心配だったのだけど、結果的には治安面でもそれほど心配は無かった。

「Curiocity Joburg(キュリオシティージョバーグ)」

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ダーバンで飛び込みで行って泊まれなかった宿の系列店。
ジョバーグとはヨハネスブルグのこと。現地の人は結構ジョバーグと言う。
宿のある通りは白人街といった感じで高いレストランやバー、オシャレなカフェもあり、店の前には必ず警備員もいるので、宿の人もこの通りの治安は全く心配無しとのこと。実際私達が歩いてみて、女性一人でもこの通りなら全然歩けるし、近くに商店や安食堂もあるので思った以上にいい宿でした♪ ヨハネスブルグおすすめ宿です。
(詳しい宿情報は記事最後に)

言うなれば、ハウトレインの駅が近くに無いので、パークステーションからの移動手段はタクシーかウーバーかメトロ。メトロは「Jeppe」駅から徒歩数分なんだけど、治安上ヨハネスのメトロに乗る外国人はまずいません。私は何度か利用しましたが。
なので、数日滞在して観光する場合はウーバーに登録していないとタクシー代が結構かかります。ヨハネスブルグはドラッグの売人がいたりと危険な通りもあるので、絶対に徒歩では行かないように。
あと、1階がバーになっているのでそこそこなパーティー宿です。パリピには最高だけど、私はまぁ「ウェーイ!!」って柄でも無いので・・・( ̄ー ̄;)

↓宿のキッチン。

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広くて結構使いやすい。私達が泊まっていた時はがっつり料理をする人もいなかったので使い放題でしたが、安飯屋が近くにあったのでそれほど料理もしなかったかな。


通りを眺められるベランダがまたいい!

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ドミ部屋はこんな感じ。

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部屋もシーツもきれいで、特に不満なし。



宿のある通り「Fox Street」には壁に描かれたグラフィックがたくさん。

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キムさんと2人で「え、、、ヨハネスのイメージが違いすぎる、、、」としばし愕然としてしまった。(まぁこういうおしゃれなエリアは一部だけなんだけど)

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次回、いよいよ私が一番行きたかった場所、南アフリカ最大のスラム街「Sowet(ソウェト)」です!



スワジランド(エズルウィニ・ムババーネ)から南アフリカ(プレトリア)への行き方


①エズルウェニ渓谷(ロバンバ)7:15発~ムババーネ(Mbabane)7:45着
ミニバス(コンビ) 約25分 E10
※Shoprite前のバス停から。ミニバスは朝7時代でも頻発している。

②ムババーネ 9:35発~プレトリア(Pretoria)14:15着
ミニバス E210 約4時間40分
※ムババーネのバスターミナルにいるドライバーにマンジーニから来るバスを電話で予約してもらう。先払い。7:50から待ち、約1時間45分後に1席分だけ開いたバスが到着、乗り込み次第すぐ出発。
★「Pumbas Backpackers」に泊まる場合はバスターミナルまで行かず、大通りのショッピングモール(マクドナルド)で降りると便利。(そこを過ぎると車を停車できそうな場所が無いので難しいかも)どうやってドライバーに伝えたのか忘れたけど、「マクドナルド、KFC」とか近隣の飲食店を言って伝わったと思う。

↓私が降りた場所。(車の進行方向は東から西へ。)

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プレトリアからヨハネスブルグへの行き方


ハウトレイン(Gauutrain)が10分間隔で頻発。
宿近くの「Hatfield」駅からは約40分、R81。(+カード代E16)




プレトリアのおすすめ安宿・キャンプサイト


「Pumbas Backpackers(パンバスバックパッカーズ)」

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MIX、女性ドミトリー:R180
Permanent Tent(宿常設テント):1人R150(2人まで可)
キャンプサイト:R100
WIFI:あり
設備:キッチン、プール
その他:スタッフのホスピタリティーがすごい。次の宿に予約の電話を入れてくれるのはもちろん、雨だったので洗濯が乾かず、乾燥機が無いか聞くと無料で乾燥機にかけてくれ、洗濯物も全てたたまれて返ってきた!
行き方:スワジランドから行く場合は上地図参照。KFCで降りてそこから徒歩約20分。途中の駅は通りぬけできないので、駅の右にある高架を渡り、渡りきったところで左に曲がる。ヨハネスブルグやプレトリア駅からハウトレインを使って行く場合は「Hatfield」駅下車、そこから徒歩約10分。
宿泊日:2017.10.4~2泊




ヨハネスブルグのおすすめ安宿

ヨハネスブルグはこの宿がおすすめだけど、他の場所に泊まる場合は、ハウトレインの駅近くだと一番いい。中でも治安がいいと言われるのは「Rosebank(ローズバンク)」か「Santon(サントン)」地区だけど、駅から遠いと結局タクシーを使わないといけなくなるので宿選びは慎重に。安全だと言われる場所でも歩く場合はなるべく貴重品を持ち歩かない方がいい。

「Curiocity Joburg(キュリオシティージョバーグ)」

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10人ドミトリー:R210(前後?)
設備:各ベッドにコンセント、貴重品BOX、キッチン、バー、ツアーデスク
WIFI:あり
その他:Booking.comのGenius会員割引で女性ドミが1泊E162だった。周辺の治安は割といい。パーティー宿。レビューがいいだけあってスタッフがめちゃくちゃフレンドリー。ツアーの種類も充実しているので、この宿にさえ辿り着けば安全に観光できる。
行き方:パークステーションからタクシーで1台R80~R70。ウーバーを使った場合1台R30前後。一応メトロで「Jeppe」駅下車で来れるがお勧めはしない。
宿泊日:2017.10.6~5泊

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スワジランド「スワジ文化村」(エズルウェニ渓谷)

Category: スワジランド王国
レソトから南アフリカに戻り、ダーバンで数日過ごそうと思ったものの宿がとれず、結局1泊だけして移動・・・

次なる目的地は「スワジランド王国」。

場所はここ。

スワジランド



「王国」という名の通り、レソト同様「王様」がいるのだけど、レソトと違うのは憲法で国王の権限が保障されていて、未だ国王が権力が持っていること。政府の重役も王家が多く占めているので、ほぼ独裁政権に近い。

更にこの国、調べるとすぐ出てくるのが「世界で一番エイズ感染率が高い」国・・・;そのせいでエイズでの死者率も高く、平均寿命は48歳(2015年)。
でもまぁ周辺のボツワナやレソトなんかも似たようなもの。南アフリカも感染率は高いものの、平均寿命は57歳とスワジランドと10歳近く長寿。・・・日本の平均寿命と比べると長寿と言える年齢でもないのだけれど( ̄ー ̄;)エイズが蔓延しているのはコンドームが普及していないことと、一夫多妻制というのも要因なのかも。

毎年8月~9月に首都ムババーネ近郊で行われる「リードダンス(Reed Dance)」は処女のみが踊る伝統行事で、そこで国王が嫁を選んだりもするんだけど、え?国王何歳?;
時期があえば見たかったなぁ~。



さぁ、そんなあんまりいい情報の無い「スワジランド」。一体どんな国なのか!?

↓南アフリカ(ダーバン)からスワジランド(マンジーニ)行きのバス。

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良かった!ちゃんとバスの後ろに荷物を乗せれる牽引車?がある!

待ってる間に買ったマフィンもどき。

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プレーンとチョコ味。形はマフィンだけど、味は蒸しパン。まずくはないけど、小学生が初めて家庭科の実習で作ったお菓子のような味。



国境も特にこれといったこともなく無事スワジランドに入国。
マンジーニでバスを乗り継ぎ、最終目的地の「エズルウェニ渓谷」に到着。スワジランドの首都は「ムババーネ」なんだけど、ゲストハウスも無いし、特に観光するような場所も無さそうなので、首都から少し離れたこの町で数泊することに。

まず向かったのは「スワジカルチャーセンター(文化村)」。

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入場料100エマランゲニ。約800円。なかなか高い。
しかし「エマランゲニ(リランゲニ)」って言いづらい・・・。面倒臭いから南ア通貨の「ランド」って言ってしまうけど結局等価なので普通に通じる。



スワジランドの昔の住居などを再現し、伝統的な暮らしなどを紹介している設備。
ここの入場料にはガイド代も含まれる。

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スワジランドは昔から(現在も)一夫多妻制の国。
かつての王様は75人の妻に、250人の子供がいたらしい!



女人禁制の調理場。

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ここで男性が動物(主にヤギ)を捌くのだけど、男性が動物の頭と足を捌き、その他の部位は女性が捌いていたとのこと。なぜ部位を分けるかというと、頭を女性に与えると賢くなってしまう、足を女性に与えると男性の元から逃げていってしまう、という信仰から。
ガイドの話を聞いていると、どうやらスワジランドでは昔から男性の地位が高かく、男尊女卑だったのかなという感じ。女性が賢くなることを恐れてたんですね。
現在でもその「足を与えない」という名残のせいか、男性が女性に靴をプレゼントすることは絶対に無いそう。

肉を捌いた後の羊の皮は既婚の女性のみ身に付けることができる。羊の皮をつけているかいないかで、既婚か未婚がすぐ分かるようになっていた。

調理場の近くにはマリファナを吸う場所もあって、男性が狩りに行く前など、怖くなって逃げないようにするために吸っていたらしい。(現在はもちろん違法)



藁と縄で作られた昔の住居。

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ひと家族につきこういう家がいくつかある。一夫多妻制だけど第一夫人用は一番重宝され、第一夫人専用の家もある。

家を建てるには、まず8人の男性が5週間かけて家の骨組みを作り、その後8人の女性が3週間かけて外側の草を取り付けていく。見た目は簡素な気がするけど、計2ヶ月弱と意外に時間かかるんだなぁ~。

移動式住居なので、そのまま他の場所へもすぐ移せる。家は3年ごとに作り変えなければいけないらしい。


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中はこんな感じ。

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夏は涼しく、冬は暖かいつくり。
家に入る場所も男女で分かれていて、ガイドが

「女性は左、男性は右(right)です。なぜなら男性がいつも正しい(right)から!Hahaha~!」

というアフリカンジョークで観光客を沸かす。

まぁこの施設はただこういう家が何個かあるだけなので、これだけだと「これで800円か・・・」とガッカリすること間違いなしなのだけど、一番の目玉は「スワジダンス」!!

このダンス観覧料も入場料に含まれているのだけど、決まった時間にしかやっていないので、その時間に訪れないと多分すご~く損した気分になると思う( ̄ー ̄;)

ダンスは屋外ステージで行われる。週末だからか観光客も多く、結構広い客席は満席御礼。前の方で見た方が迫力があるので、写真を撮りたい人は開始時間より早めに行った方がいいと思う。

最初にスタッフの簡単な説明があったあと、男女15人くらいの民族衣装を着た現地の人が登場し、歌や踊りを踊り始めた。

女性は大きな一枚布を体に巻いたような衣装で、未婚の女性と既婚の女性でまた違う。

↓こちらは未婚の女性。

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↓既婚の女性は頭に黒い帽子のようなものを被り、獣の毛?のようなスカートをはいている。

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男性の民族衣装はいかにも「狩猟民族!」という感じなのだけど、カラフルでもこもこの白い毛皮がちょっとかわいい。

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ただダンスは激しい。

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この人誰かに似てるな~と思ったら竹中直人や。



みんなで1本の長い棒を持って足を高く蹴り上げる。

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このスワジダンスは「足を蹴りあげる」のが特徴で、男性だけでなく女性も同じように踊る。

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一応見えてもいいようにスパッツ的なものを履いているのだけど、蹴りあげた瞬間にみんなちゃんと隠している。まぁそうだろね・・・同じ女性でも何か見てしまうもん;



おぉー

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アキラ100%も真っ青の隠し芸!


アキラ100%

(こら!)



いやでもこの「蹴り上げダンス」、ずーっとやっててほんと凄いんですよ。

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どういう意味があるのか聞くの忘れたけど、何か意味あるのかな?

太鼓のリズムも軽快ですごく楽しかった!
観客もかなり湧いてて、いい感じの合いの手なんかも入っていた。

スタンディング・オベーション!!

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と思ったら急に変なん出てきた・・・。

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ベナンのブードゥー教のお祭りを彷彿させるような、、、これも神様なのかな?



最後は観客も混じえてのダンスタイム。

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ゴスペルのような歌もすごく上手くて聞き惚れてしまった。
「マベレマベレマベレ~♪」というナゾの言葉が頭の中でずっとリフレイン;
チップBOXもあったから、喜んで入れたねコレは。

いやぁ楽しかった!
終わった後、CDだかDVDだかも手売りしていて欧米人に飛ぶように売れていた。スゲー!

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ビーズのネックレスがおしゃれ。

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いや、そんなポーズいらんのやけど;みんなかなり陽気でフレンドリーだった。

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近くに滝もあるというので行ってみたのだけど、まぁこんな感じ。

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滝自体小さい上に、これ以上近づけないので「あ~遠くに滝あるなぁ~」という雰囲気。ここじゃないのかと思って暫くその辺をウロウロしてしまったくらいしょぼい。


さ、帰るか。

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レソトもそうだったけど、スワジランドも自然がいっぱい。


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この辺りに沢山ある「ジャガランダ」という紫の花をつける木。

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宿の庭にもあり、雨が降ったせいもあってこの時期沢山花が落ちていた。春になると咲くので、現地の人にとっても日本の桜みたいな感覚なのかな?



宿の近くはこんな感じ。

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エズルウェニに1軒だけ大きなショッピングモールがあって、他は本当に何も無い。むしろなぜここにショッピングモールがあるのか不思議なくらい。すごい助かるけど。



宿近くのお土産屋さん。

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ここに売られていた作家さんの手作り食器がかわいかった。
日本ではまず無い「アフリカ~ン」な奇抜なデザインで、色も派手なんだけどオシャレ。

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これなんかゼブラ柄っぽい。

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これはヒョウっぽいなー。

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お土産と自分用に買った器。

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中にもデザインが入っているのがかわいい。

値段は物によって違うけど、お皿や器で大体800円~1500円くらいだったと思う。いくつか買うと値引きもしてくれる。オーナーの知り合いが作っているとのことで、ここにしか売ってないと思われるので、気に入ったものがあれば買い逃さないように。
裏に作家さんの名前や「スワジランド」と書かれたものもある。同じデザインでも大きさが微妙に違ったりするのだけど、そこがまた手作り感があっていい。



~~~現在地・日本での余談~~~
ナイジェリア・ラゴスのカウチサーフィンでお世話になったJさんが日本に来たので一緒に岡山を観光しました!


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Jさんはナイジェリアで働いている南アフリカ人なんだけど、最近の変わったこととして「ナイジェリアでガソリン車が廃止になることになったよ」と。そういやトヨタも20年後にガソリン車を廃止にするっていってたな~と思っていると、

「ガソリン車廃止は3年後なんだよ。」って・・・。

え、、、絶対無理やろ(;゚Д゚)

ガソリン車廃止=EV車=高い、というのは常識だけど、ナイジェリアの国民がみんなそれだけの財力があるとは到底思えない;しかも3年後て!笑 誰か3年後にナイジェリア行かれた方は現地の様子を報告お願いします。まぁ、、、多分変わってないだろうけど。

「150ヶ国行った別の日本人の友達も東京から来るよ!」と言っていたのでそれも楽しみにしていたら、来たのはFBの「西アフリカビザ情報」グループで有名なタツキさんでした!

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いやいやほんと、その節はお世話になりました・・・と初めて会うのに言ってしまいますね。西アフリカのビザ情報をまとめてくれてる人なんてほぼいないので、ここ数年アフリカ一周した人はお世話になった人も多いのでは。

タツキさんのブログはこちら↓

アフリカ一周する人はマスト!な情報系ブログです。
まとめが本当に助かります。

更にタツキさんとFBで繋がると共通の友達にベナンでお世話になったH田さんの名前が笑。西アフリカ、行く人少ないからかどこかしらで繋がって面白い。



南アフリカ(ダーバン)からスワジランド(エズルウィニ)への行き方

①宿~スワジ行きバス乗場
タクシー 約10分 R50
※宿でメータータクシーを呼んでもらう。

↓スワジランド(マンジーニ)行きバス乗り場
スワジ行きバス

②ダーバン(Durban)9:10発~マンジーニ15:15着
ミニバス 約6時間 R250
※13時に国境着。

③マンジーニ15:20~エズルウィニ15:50着
ミニバス 約30分 E18



エズルウィニ(ロバンバ)の安宿・キャンプサイト

バックパッカー宿は2軒あるが、夏に行く場合は予約が無難。特に週末(金~日)はどちらの宿も宿泊客でいっぱいだったので、キャンプサイトでも予約しておいた方がいい。

「Lidwala Lodge」

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※部屋の写真撮り忘れた;

キャンプサイト:E120
キャンプサイト(宿のテント):E180
6人ドミトリー:E185(貴重品BOXあり、部屋は狭い)
ドミトリー(シャワー、トイレ付き):E200
WIFI:あり(容量制限無し)
設備:キッチン、フリーコーヒー・紅茶、ホットシャワー
行き方:ムババーネから行く場合はゲイブルズショッピングモールの1つ手前のバス停か宿の近くで停まる。幹線道路に看板も出ているので宿の名前を言っておけば多分通じると思う。
その他:調味料がかなり揃っている。シャワーも温度調節しやすく使いやすい。
宿泊日:2017.9.30~2泊



「Regend Backpackers」

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キャンプサイト:E90(サイトで電気を使う場合は1日+E50)
10人ドミトリー:E175(貴重品BOX無し)
WIFI:あり(1日50MBまで無料、それ以上は有料。)
設備:キッチン、フリーコーヒー、ホットシャワー、バー
行き方:ゲイブルズショッピングモール前バス停で下車。そこから徒歩約10分。ショッピングモールの駐車場を通り抜ければショートカットになる。
その他:森の中にいるようで居心地がいい。ドミ部屋はコンセントが少ない。
宿泊日:2017.10.2~2泊

エズルウィニ宿

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【国境】THE・レソトな風景と国境サニパス(南アフリカへ)

Category: レソト王国
タバツェカ、宿での朝。

早朝ノックの音で起こされ、若干無視してみるもノックは続き、仕方無いので寒い中ベッドからもそもそと這い出てドアを開けると、そこにはバケツを持った宿のお姉さんが。

お姉さん「はい、これシャワー用のお湯ね!」

・・・。

いやね昨日浴びたからいらないよって、伝え忘れてた私も悪いかもしれないんだけど。

早朝5時 に誰がシャワー浴びるん!?

お姉さん、私パン屋さんでも羊飼いでもないんですけど。むしろ羊飼いの方がもっと遅起き~!

お湯を放置すると当然冷たくなるので、これまた仕方無く顔を洗ったり歯を磨いたり。
今日私が乗る予定のバス、11時なんだけどなぁ~・・・( ;∀;)



マセルのバスターミナルではタバツェカから先のバスはよく分からないと言われたけれど、ちゃんと国境まで行くバスはあった。ただ結局「モホトロン」経由だったので、先を急ぐ場合はマセルからモホトロン直通バスの方が楽だと思う。

先に私がタバツェカから南アフリカ・ダーバンまで行くまでに通った経路を書くとこういうルート↓

サニパスa 

まずはタバツェカから「モホトロン(Mokhotlong)」へ向かうんだけど、、、

この100Km程度の距離が、1日がかりの移動でした( ;∀;)
ぜ、全然進まんやん;

タバツェカからモホトロンまでの直通バスは無く、「リナカネン(Linakaneng)」という村で乗り換える。

リネカナンのバスターミナル。

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到着後1時間ほど待ち、モホトロン行きのバスも出発。
タバツェカからここまではまたしても膝の上にバックパック約3時間半という地獄の移動だったのだけど、今回は運良く助手席で荷物も下に置けてゆったり座ることができた。
バスの内装が何か懐かしいデザインだな~と思っていると中古の日本車だった。

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タバツェカからモホトロンまではずっとオフロードだった。

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写真があまり撮れなかったけど、景色も良かった!
延々と緑と茶色の山脈が続き、平地を走ることはほとんど無い。
傾斜のある山肌にへばりつくようにして建てられた石造りの民家や、広々とした草原で羊の群れを連れて歩く毛布の民、山肌を馬に乗って物資を運ぶ毛布の民・・・。
「これぞレソト」というような風景は、キツい移動にも関わらずやっぱり来て良かったなぁと思わせてくれた。
ただリネカナンから先は崖っぷちをぐいぐい走るのでちょっと怖かった;


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ぞろぞろ・・・。

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ぞろぞろ・・・。

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タバツェカを出たのが12時、モホトロンに着いたのが19時で既に真っ暗。
ドライバーに「暗くて怖いからバスターミナル手前の宿まで連れて行ってほしい」と言うと嫌な顔一つせず連れて行ってくれた。ありがたい。



翌朝サニパス国境行きバス乗り場へ。

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バスは6時に来ると言われた通り6時ちょうどに来たのだけど、その後町中で人を集めてまた同じ場所に戻ってきて、モホトロンを出たのは結局8時前だった。

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体を毛布ですっぽり包むのがソト族スタイル。
大体みんな既成品の同じデザインの毛布を使っているのだけど。

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あれ!?この男性の毛布は珍しい!
見せて~と言うと広げてくれた。


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既成品の毛布に、彼の奥さんが刺繍をしたもの。レソトのいろいろがデザインしていて、実際これはお土産として売っているとのことで「これ買わない?」と言われたけど、、、何かこの人の匂いついてそうでちょっと嫌笑。



しゅっぱ~つ。

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南ア行きだからか今までのバスよりもちょっと新しめで、更にモホトロンから先は舗装路に戻ったので乗り心地もUP。

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国境でのレソト出国審査も問題無し。
ただ、レソトと南アフリカの国境「サニパス」は標高2800mあるので、車を出た途端非常に寒かった。

南アに入国し、この先が絶景スポットとしても有名な「ドラケンスバーグ(Drakensberg)山脈」。ここは「マロティ=ドラケンスバーグ公園」として世界複合遺産にも登録されている。

のだけど。

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びっくりするくらい天気が悪い。


まぁね、天気ばかりは仕方無い( ;∀;)

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「ドラケンスバーグ」はアフリカーンスで「龍の山々」という意味。確かに山がずーっと奥まで連なってある。今までこういう景色は見たことなく、晴れてたらかなり良かっただろうなー。

それにしても車にぶら下がってるもさもさが気になる。

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まだ緑が少なく、季節的にもちょっと早すぎたかな。


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山を降りきったところでようやく南アの入国審査。
大したこともなく通過した後、バスで更に少し行き、次のバス(アンダーバーグ行き)の乗り換えポイントに。

↓乗り換えポイントにある商店(人がいるところ)

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反対方向から来たバスが人を降ろして、それに私達が乗り、私達が乗って来たバスに今度はその人達が乗る。どうやらここで連結する時間は決まっているみたい。

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更に道がきれいになった。

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この先でもうガラッと景色が変わる。
レソトの丘や山で平地が少なかった景色から一転して、緑の多い高原地帯に。

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それより車にぶら下がってるナゾの生き物が気になる。

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アンダーバーグに到着。

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ここでピーターマリッツバーグ行きに乗り換え、更にそこからダーバンのはずだったのだけど、運良くここからダーバン行きの直通バスに乗ることができた。乗客が私を含め3人しかいなかったので、何かのついでだったのかよく分からない。

そんなこんなで15時前にダーバンに到着。
ダーバンは比較的大きな都市でちゃんとしたバックパッカー向けの安宿もあるので、移動続きで疲れていた私はここで3泊くらいしようと思っていたのだけど、宿を予約していなかったせいで目当ての宿は満室、そこで紹介してもらった宿も1泊しかとれず、結局翌日にまた移動しなければならないはめに・・・。

南アフリカ、宿はちゃんと予約しましょう。特に週末!( ;∀;)



レソト(タバツェカ、モホトロン)から南アフリカ(ダーバン)への行き方

①タバツェカ(Thaba Tseka)12:10発~リナカネン(Linakaneng)15:55着
ミニバス 約3時間45分 M54
※バスは10時~11時の間に来る。

②リナカネン 16:50発~モホトロン 19:10着
ミニバス 約2時間20分 M50

~翌日~
③モホトロン 7:45発~国境~アンダーバーグ行きバス乗り場 11:00着
ミニバス 3時間15分 M110
※6:00発、町で人を拾って20分後に同じ場所に戻って来る。乗り場はバスターミナルの端なので、現地人に必ずどこに来るか確認しておいた方が無難。(場所は下宿地図参照。MAPS.MEの表示とは違う場所)国境に両替所は無いのでモホトロンで変えておくこと。(レソトロチは南アランドと等価なのでバスの運転手などが両替してくれる。)

④乗り場 11:20発~アンダーバーグ(Underberg)11:40
ミニバス 約20分 M39

⑤アンダーバーグ11:55~ダーバン(Durban)14:40着
ミニバス 2時間45分 M170
※ピーターマリッツパーグまではM105、ピーターマリッツバーグからダーバンまではM65。



モホトロンの安宿


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「GROW」
ドミトリー:M150
WIFI:無し
設備:ホットシャワー、キッチンはコンロもあるが使っていいか要確認。レンジとポットは使用可能。
その他:部屋は暖かい。
行き方:バスのドライバーに言えばOK。バスターミナルからはシェアタクシーでM7。
宿泊日:2017年9月28日~1泊

↓メインストリートから丘をちょっと登ったところ。
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ダーバンの安宿

ダーバンは治安が悪い場所もあるので要注意。

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「Happy Hippo」
ドミトリー:R185
スイートドミトリー:R200
WIFI:あり(1日2時間、それ以上使う場合は有料)
設備:キッチン、ホットシャワー、フリーコーヒー・紅茶、バー
その他:宿より北の「Mahatma Gandhi Road」は治安が悪いので歩かないこと。中心部から結構遠い。
宿泊日:2017.9.29~1泊

ダーバン宿

おすすめの宿は満室で泊まれなかった「Curiocity Durban」。中心部にありアクセスもいい。人気宿なので要予約。ドミトリーM215~。
※町中でフル装備のままお金を降ろすのが怖かったので宿のすぐ横のガソスタ併設のATMでお金を降ろしたのだけど、2台とこ手数料が必要だった。どっちがどっちか忘れたけどR50(400円)とR40。

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マントソニャネでのソト族とのからみ(レソト)

Category: レソト王国
本編の前に少しだけアフリカ治安情報を。

バックパッカーにとってエチオピア、いやアフリカの観光ハイライトともなっている「ダナキル火山ツアー」。悲しいことに、そのツアー中に外国人観光客が殺害されるという事件が起きました。以下、在エチオピア日本大使館からの速報メールをコピペしておきます。

”2017年12月3日(日)、アファール州のダナキル火山を観光中の外国人が、武装集団に襲われ殺害されたとの情報があります。詳細は確認中ですが、グループ・ツアーで観光中、夜間にキャンプを突如襲われ、銃撃されたと報じられています。
同火山周辺の観光に関しては常に危険と隣り合わせであるため、渡航を判断する際は、事前に情報を十分集め、信頼できる旅行会社やガイドを選定してください。当地の情勢は非常に変わりやすいため、少しでも不安や危険を感じることがあれば、渡航を中止して下さい。”


アフリカを縦断する日本人バックパッカーが必ずと言っていいほど行く人気のツアー。海外ではこちらが気をつけても避けられない事態も充分起こります。現在アフリカを旅行中の皆様、アフリカは「気にしすぎじゃない?」というくらい気をつけるくらいがちょうどいいです。特にアフリカでの強盗被害は本当に多いです。どうかお気をつけて旅を楽しんで下さい。
亡くなった方、、、外国人観光客が被害に遭うケースは本当によく耳にするのですが、同じような旅行者が被害にあうのは何度聞いても本当に悲しいです。ご冥福をお祈りします。



~ここからレソト編の続きです~

レソトで行きたかったマレアレアとタバ・ボシウに行けたので、レソトの観光はこれにて終了。なので、また南アフリカに戻るのだけど、南アフリカとの国境にある「ドラケンスバーグ山脈」が景色がいいとのことなので、そこを経由して南アに戻ることに。

ロマの宿で「サニパス(ドラケンスバーグのある方の国境)から南アに入りたいんだけどバスはある?」とスタッフに聞くと、「そっち行きのバスは通るけど、いつも満車だから一旦マセルまで戻ってマセルから乗った方がいい」と言われた。仕方無いのでマセルまで戻る。

マセルのバスターミナルで同じように聞くと、「マントソニャネ行きならある。そこからタバツェカまで行けばいい。その後は知らない。」と言う。"その後は知らない"って・・・笑。バス無かったらどうしたらええんやろ、と思いつつ、地図で見るとまぁまぁ国境よりなので、何とかなるだろうとそのバスに乗ることに。

ルート的にはこんな感じ↓

レソト

マセルからはタバツェカの先の「モホトロン」まで行く直通バスもあるらしいのだけど、そのバスはレソトの上の方を迂回しながら行くルート。
そのルートの方が王道で色々と確実なのだけど、過去の情報では「レソトの中心部は山脈があって道が無い」ということで、このルートを通った人を聞いたことが無かったので、変なところで旅人根性が湧いて「オラ何だかワクワクすっぞ!」状態に。

まぁ、、、大体こういうことをしたところで、いつも大した収穫がなくただただ面倒臭いだけなんだけど( ̄ー ̄;)



約40分ほど待ってバスが出発。

・・・ほらね。

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しょっぱなから面倒臭いことになってるよ!(゚∀゚)

私の前の席が全部現地の人が買い込んだ大量の荷物。
この袋は全部スナック。そしてこの全長1m以上あるスナックの袋が私の方にめりめりと迫ってくる。その上車内は満席なので、メインのバックパック(想定15kg)は私の膝の上。(サブバックは足の下)
あ!これがアフリカでよく聞くアレか!!

↓よく聞くアレ
「アフリカ縦断で一番大変だったことって何ですか?」

「移動ですね~。ミニバスだと荷物を置く場所が無いので、自分の膝の上にメインのバックパックを置かないといけないんですよ。

私はアフリカ西側を下ってきたので、この「荷物置き場の無いバス」というものに乗ったことがなくてピンとこなかったのだけど、こういうことか~。
(※西側では中距離でもブッシュタクシー(シェアタク)が多く、まれに乗るバスはちゃんとバスの上なり、牽引車なり荷物置き場が別にある。ただしバス自体は日本だと廃車になっているレベルのバス。)

とにかくこのバスは「荷物も合わせて人一人分の席」しか確保されない。その上、席幅も狭く足の膝が前の座席につく。その上、定員よりも多い人数が乗って前も横もみっちりぎゅうぎゅう。メインバックを座席の下に置ければいいのだけど、座席の高さも低いので私のテント入りバックは入らず、そこそこ荷物の少ない人じゃないと入れるのは難しいと思う。キャリーケースなんてもってのほか。

そんな感じなので早々に足が悲鳴を上げ、最終的にはバックパックを座席に座らせて、自分は横向きでちっちゃくなってサブバックの上に座るという、何とも奇妙な格好で落ち着いた。


はい、お決まりの車の故障。

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近くにすごくきれいな湖があった。

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マセル、ロマを過ぎてからは絶景続きだった。バスは一度座るとカメラを出せなくなるほど身動きが取れないので写真を撮れなかったのだけど、本当に山やテーブルマウンテンが連なる風景や高原や段々畑、もっと季節が後ならもっと緑が多かったかもしれないけれど、それでもきれいだった。

本当にずっと山脈が続くので、平地があまり無い。
ただ、山しか無いようなものすごく田舎でも山の斜面に添って民家がある。

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約3時間の苦痛を伴いながら、ようやく「マントソニャネ(Mantsonyane)」に到着。

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バスターミナルからしてすんごい田舎w

バスターミナルにいた人がタバツェカ行きのバスは14時(1時間半後)に出発と言うので、近くにあった警察署のような場所に荷物を預けて、町?村?をぶらぶらすることに。

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あっ猫さん!(逃げられた)

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ワンさんも。何か土と同化してる・・・。

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アフリカの田舎でよく使われている鍋屋さん。

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のどか~。

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のどか~(*´∀`*)

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毛布の民、ソト族の男性。

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村をウロウロしていると村の女性に「こっちにおいでよ!」と呼ばれ、行ってみると今度は「家の中の写真を撮ってよ!」と言われた。

大公開!レソトの石造りの家の内部はこうだ!

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家の中は真っ暗で、電気は通っているのだけど電球は無い。いや、アンプに電気使う前に電球じゃないん!?(;´∀`)
下も床などはなく、土むき出し。寝るのは別の場所にあると言うけど、ここで寝ることもあると言う。ゴツゴツして痛そうだけど。

ちなみに大きなバケツの中は水で、ペットボトルに入っているのはレソトの地酒。・・・というか、自家製ビール。

この家の近くに男性が数人固まってこのビールを飲んでいた。

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男性「美味しいよ!君も飲みなよ!」

・・・私は今までも勧められるものは断らないようにしてきたのだけど、アフリカということと、ここの衛生面を考えて。

私「いや。いいです。」

男性「え~!?何で!?飲みなよ!」

・・・うっわぁ~グイグイくるぅ~(゚∀゚;)

何度か同じやり取りをした後、結局観念して飲まされることに。

うん!予想通り不味い!

カメルーンで飲んだ「ビリビリ」=自家製ビールと同じ味。

例えるなら、真夏にビールを開けたまま常温で2日くらい置いたような感じ。まぁそんなビール飲んだこと無いけど。発泡性はあるけど、アルコール度数は多分ほとんど無い。これでこんなに陽気になれるのか。

↓「こんなに陽気」な姿。

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意味分からんw
子供もいるいい大人がw

いやね、地球の歩き方の表紙のせいか、ソト族の男性ってもっと何かクールでこう「ヨソ者受け付けません」って感じかと思ってたんだけど。


↓地球の歩き方・レソトの表紙
地球の歩き方レソト 
地球の歩き方 南アフリカ
※レソト単体での地球の歩き方は発行されていません。「南アフリカ」の中に「ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ・ナミビア・レソト・スワジランド・モザンビーク」が含まれています。


ヨソ者受け付けんどころか、めっちゃフレンドリーでぐいぐいくる。まぁこの村自体まず中国人以外見ることはないだろうからなのかも。

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「写真を送ってほしい」と言われたのだけど、住所もメールアドレスも無いとのことでどうしようも無かった。実際住所はあると思うんだけど。一人の男性がフェイスブックを持ってる!というので名前を書いてもらったのに後で検索しても見つからず;



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そうこうしている内にバスの時間になった。
タバツェカ行きのバスは出発時間が決まっているのか、満車にならずに発車。やったー!荷物が横に置けるー!と思ったのも束の間、その後途中でどんどん人が乗ってきて、結局また荷物は膝の上だった。キツい( ;∀;)

景色はいい。
いいんだけどやっぱり地獄の1時間半。これが長時間だと考えるとアフリカ、西より東の方が移動キツそうな気がする。

無事タバツェカに着き、心配していた宿も地元の人が教えてくれて一安心。

↓本日の宿

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シングル100ロチ(約800円)
やっす!!他の場所ではテントサイトで800円、ドミで倍くらいの値段してたのに!地元民価格だな~。部屋は改装したてなのか意外にきれいで、ベットも清潔感があった。

ただ水が出ない。

シャワーはもちろん、トイレも水が流せない。

私「あの~水が出ないんだけど。」

お姉さん「あぁ、水は出ないわよ。」

私「シャワー変わりにバケツにお湯をもらってもいいですか?」

お姉さん「いいけど、明日の朝ね。」

まぁバケツシャワーというのはアフリカあるあるで別にいいのだけど、なぜ朝限定なんだろう?移動続きでどうしても今日中に浴びたかったのでお願いすると、30分後に持ってきてくれた。まぁこの寒さにはきついくらいのそこそこのぬるさだったけど仕方無い。量も小さいバケツ1杯で少なかったけど仕方無い。

無事シャワーを浴びてご飯を食べに行く。

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ビーフシチュー 30ロチ(約240円)
近くの食堂で。ガラスケースに入ってて自分で欲しいものを選ぶタイプだったのだけど、つい外れのないビーフシチューを選んでしまう。今回はライスではなく、トウモロコシの粉を練ったようなやつ。どこで注文しても付け合せの紫のピクルスが付いてくるなぁー。何の野菜か分からんけど甘い。



タバツェカは小さいながらも商店、食堂、市場、銀行、郵便局などあり、生活には困らなそう。学校もあるようで、子供も多かった。

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キリンやシマウマの注意看板を見た後では、牛が普通に見えるから不思議。

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バスターミナル。

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そういうワケで、一応マセルから南アフリカの「ダーバン」を目指しているわけなんだけど。一体これいつ着くんだろう・・・( ̄ー ̄;)



ロマ、マセルからタバツェカへの行き方

マセルからマントソニャネ行きのバスがロマを通って行くが、必ず満車で通過するため一度マセルに戻った方がいいと宿の人に言われたのでそうした。

①ロマ(Roma)7:15発~マセル(Maseru)8:30着
ミニバス 約1時間15分 M20
※ロマ~マセル間のミニバスはまぁまぁ多い。宿近くで捕まえ、数人しか乗っていなかったけどすぐ発車。マセルに近づくと結構渋滞する。

②マセル 9:20発~マントソニャネ(Mantsonyane)12:35着
ミニバス 約3時間 M60
※40分ほど待って満車で出発。

③マントソニャネ 14:00発~タバツェカ(Thaba-Tseka)15:25着
ミニバス 約1時間25分 M30
※定時発。乗客数人で待たずに出発。



タバツェカの安宿


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「TETAS GUEST HOUSE」
シングル:M100(トイレ、シャワー付き)
ドミトリー:M80
WIFI:無し
設備:トイレ、シャワーの水は出ない。現在改装中で可愛いコテージも作っているのでその内ちゃんとなるかも。部屋はベッドがあるだけだけど、安い割にきれい。
行き方:ドライバーに伝えておけば近くで降ろしてくれる。大通りから少し登った所にある。小さな町なので聞けば誰でも知っている。バスターミナルから徒歩数分。
宿泊日:2017.9.27~1泊

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レソト「タバ・ボシウ」からの景色がかっこ良すぎる!

Category: レソト王国
「タバ・ボシウ(Thaba Bosiu)」はレソトの首都マセルから、東へ約10kmの場所にある小高い丘。1824年、初代国王のモショエショエ1世はここに要塞を構え、約40年にわたって他民族の侵略を防いだという重要な歴史遺産。

タバ・ボシウとはソト語で「夜の山」という意味で、昼は小さな丘にすぎないのに、夜になると山になるという伝説が残っている。(出展:地球の歩き方 南アフリカ

マセルからは日帰りツアーもあるけど、私はマセルには戻らずそのまま違う町に泊まる予定なので、バックパックを担いでミニバスで向かう。

マセルのバスターミナルは広い上にとにかくバスがごちゃごちゃとあって、目的地へのバスを自力で探すのは到底無理なので、早々に現地人に頼った。現地のお姉さんがわざわざバス乗り場まで連れて行ってくれた。

↓アフリカ南部の近距離・中距離移動のミニバスは大体このタイプで、定員集まり次第発車する。

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どの車のナンバープレートにも貼ってあるシールがかわいい。

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この絵は「レソト(バソト)ハット」と呼ばれるレソトの伝統的な帽子をデザインしたもの。今は田舎の方でも被っている人はいなくて、民芸品としてお土産屋さんなんかに売られている。

乗客が集まるまで時間がかかりそうだったので、バスターミナルをぶらぶらする。


ソト族の男性。

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男女共に着ているものは洋服だけど、特徴的なのは体をすっぽり覆う大きな毛布。靴は長靴が多い。田舎の男性の方がこういうスタイルの人が多く正に「毛布の民」。バスでの移動中に見かける家畜を放牧させている人は大体この格好だった。

毛布はその辺のお店に沢山売られているのだけど、そのほとんど(模様が入ったもの)が南アフリカで作られた合繊の既成品。だけど羊毛で作られたものよりも安いので、現地の人もこれを使っている。ちゃんとした羊毛で地元の人が作ったものはお土産屋にしか無く、高くて重いので持って帰るにはそこそこ苦労するかも。
合繊でもいいデザインがあれば買おうかな~と思ったものの、どの店にも売っているのは大体同じデザインで特に面白味も無くて結局買わず;
※マセルの観光案内所周辺にお土産屋があるのだけど、そこにはいいものもあるかも。(私は行っていないので確証はありませんが)

家畜につける鈴も色んな大きさで沢山売られていた。

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アフリカ南部でよく売られているソーセージ。

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1本4ロチ。約32円。
「ザ・添加物~!」という味がするのだけれど、意外とパリッと焼かれているので悪くもない。朝ご飯としてよくパンに挟んで食べていた。



2時間半近く待ち、11時にようやくバスが出発。
で、1時間後にタバ・ボシウに到着。
待ち時間の方が長いやん( ̄ー ̄;)

バスを降りた場所の近くに博物館と書かれた看板があったので行ってみると、ホテルだった。博物館もあるけれど、今は閉鎖中らしい。

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ホテルはレソトの伝統住宅を模したコテージになっていてかわいい!遠くからの外観がまた面白いのだけど、多分高いホテルなんだろな~。


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タバ・ボシウの丘の麓にある観光案内所。ここで入場料を支払う。

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タバ・ボシウ入場料 40ロチ(約320円)
※案内所にトイレあり。

丘から降りてくるまでバックパックを預かってほしいと頼むと嫌な顔ひとつせず預かったくれた。これは帰ってきてチップを払おう。知らなかったけどガイドツアーもある。ガイド料は入場料に含まれているのだけど、私は時間が合わなかったのでガイド無しで行った。(詳細は記事最後に)


案内所の横で売られていたバソトハット。

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藁のような素材で実際ここでおばあちゃんが編んでいる。これは人が被れる大きいサイズなのだけど、キーホルダーくらいの大きさのミニサイズも売られていた。


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こ、これは・・・?

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先端が無駄に長い。昔流行ったピクミンみたい。
売っていたお兄さんが「被ってみなよ!きっと似合うよ!」というので被ってみた。


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お兄さん「すっごく似合ってるよ!ビューテホー!!」

こんな帽子似合ってるほうがどうかしていると思うけど、撮ってもらった写真を見てみると、なるほど、似合っている( ̄ー ̄;)

私「何でコレは先端が長く作られてるの?」

お兄さん「あぁ、これはね、羊を放牧する時にね、遠くからでも羊が僕達を見つけやすいためにだよ!」

私「あぁ~なるほど~!!」

お兄さん「まぁ 嘘だけどね!」

・・・。


斉木楠雄


お兄さん「僕も何でこんな形なのか知らないよ~!デザインじゃない?Hahaha~!」



斉木楠雄


危うく私の中に眠る超能力を使ってお兄さんをああしてこうしてぼかーんとするところだった。



丘に登る。

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丁度この日はピクニックデーだったのか団体の小学生が沢山いた。
みんな興味深々で私を見るので、挨拶をすると元気に「ハロー!」と返ってくる。


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制服がちょっとかわいい。ダブルラインのVネックカーディガンに水色のスカート。


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途中の景色がまた素晴らしい。ここは絶対晴れた日に行くべき!

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テーブルマウンテンが沢山ある珍しい風景。


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頂上到着。

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山頂はテーブルマウンテンの上のような感じで、だだっ広い平らな荒野。


「ちょっと!写真撮ってくれない!?」

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なんかうまいこと3人全員モノトーンコーデができているおばちゃん達。



山頂には王宮跡や、周辺の集落跡なども残っているけどほぼ簡単に修復されただけなので大して面白くはない。

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にょきにょきと生えた細長い木?が気になる。

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レソトでよく見るでっかいアロエ?の中心が伸びた部分だった。

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王宮跡から少し離れた場所に、王族のお墓があるようなので更に奥へ。

かつてはイギリスの植民地だったレソト(当時の国名は"バソトランド")。イギリスからの独立を果たした国王「モショエショエ2世」のお墓があった。

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学生も含む現地人観光客がこのお墓と一緒に沢山写真を撮っていた。国民にも人気なのかな?

周辺には王族のお墓もたくさんある。

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お墓からは更に奥へと道が伸びていたので歩いてみることに。

学生が沢山いたので写真を撮らせてもらう。

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サービス精神旺盛!wかぁっこいい~。

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荒野を抜けると今度はだだっ広い草原に。

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のんびり歩くだけでも気持ちよかったので、ほんと天気良くて良かったなぁ~。


また学生。どうやってるのか分からないのだけど、ほっぺに手を当てて「ボ~ッ」という音を出しているところ。

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どうでもいいけどチャックが半分開いてるよ!



「俺も撮ってよ!」なかなか面白いイケてる?ポーズの男子学生。

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「その頭どうしたの!?;(特に左のコ)」

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小さな砂丘のような場所があって、そこで遊んでいたらしいのだけど、どうやって遊んだらこんなにくっきりキャイーンのウドちゃんみたいな頭になるんだろう。。。

しばらく歩いて、折り返し地点らしき場所でまた別の道から戻ろうとすると・・・。

「えっ何アレ!?」

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何この景色!!

ドラクエに出てきそう!!

めっちゃかっこいいやん!!(;゚∀゚)=3ムッハー

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更にナイス馬。

谷底に「バソトハット」のような形の岩山があり、その周辺に集落がある。

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それにしてもこんな隔離された場所になぜ住んでいるのだろう。
建物自体は昔からあるような雰囲気でも無いのだけど、水とか電気とかちゃんとあるんだろうか・・・。

写真ではかっこよさが伝わりづらいのだけど、私は相当この景色が気に入ってみかんやバナナを食べながらしばらくぼ~っと眺めていた。

タバ・ボシウに来たかったのは歴史のある場所と聞いてほとんど「何となく」で選んだものの、思いがけず絶景が見れてものすごく得した気分になった。
もしここへ行かれる方いれば、時間の余裕を持って是非お墓から先まで歩いてみて下さい!

↓インフォの場所と絶景ポイント

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※ルート的に近いのはお墓を右手に左へ行く道(東へ)ですが、おすすめはあえて迂回して北から回り込むルート。この辺りの風景ものどかだし、遠目で谷底の村が見えてくる光景が「おぉ~」という感じでいいと思います。



さて、ここからはとりあえず「ロマ」という場所を目指す。

ロマ行きのバスが来る場所までは車で10分ほどの場所だったので、いつ来るか分からないバスを待つよりもヒッチハイクするかーと思っていたのだけど、運良く丘を降りたと同時くらいにバスが来た。短い距離なので意外と頻発しているのかも?

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レソトにはこういう岩山が沢山ある。


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ロマ(Roma)到着。英語表記だとイタリアの「ローマ」と同じだけど、レソトのロマはこんな感じ。

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比較的スムーズに到着できたものの、宿近くで降りたいと伝えていたのが伝わってなくてここからタクシーで逆戻り;分からんなら笑顔で自信満々に「OK!」と言わないで頂きたい。

地球の歩き方によると、ロマ近郊には恐竜の足あとがあるらしい。が、私はそれよりも「町なかの石造りの建物」が見たかったのだけど、結果を書くと宿の周辺にはほとんど無かった。宿自体町の中心から離れているので、中心部の方があったのかな・・・?

ただ、宿の周りの景色で結構満足もする。

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石造りの住居(新しめ)

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石造りの住居(古め)

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新しい家は石をレンガのようにして造っているけど、古い方は小さい石と土を混ぜて造っているよう。

田舎なのにこんなものもある!

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マウンテンバイクを走らせる施設。←何ていうのか分からない;

近くに行って写真を撮っていると子供達がおちゃらけてきた。

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レソトはどこへ行っても景色がいい。

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その後もウロウロしていると子供達のフォトフォト攻撃に捕まる。

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とにかく私が景色を撮ろうとカメラを構えるとその前に入り込んでくるので一切景色が撮れない。まぁ面白かったからいいんだけど笑。

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ちなみに左から2番目の女の子が持ってるのはコーラの空き瓶。
日本であまり見なくなった瓶入りジュースはアフリカでは普通にある(ペットボトルや缶もあるけど)のだけど、こういう1Lの大きな瓶は珍しい。空になった瓶をお店に返すとお金が戻ってくるので、このコはお店に行く途中だったのかもしれない。そういや私の子供時代もそうだったなぁ~(*´ω`*)

グラビアポーズ?

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えっ懐かしの「オッパッピ~」!?

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「バイバ~イ!!」

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私が遠くなるまで何度も「バイバ~イ!」と叫んでくれてすごく嬉しかった。金金攻撃も無かったし、スレてない子達で良かったなぁー(ノ´∀`*)

ロマでは子供達と触れ合った以外何もしていないーw

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マセルからタバ・ボシウへの行き方

マセル(Maseru)10:50発~タバ・ボシウ(Thaba Bosiu)11:50着
ミニバス 約1時間 M18
※8時半から約2時間20分待つ。マセルからロマ行きのバスの方が多分多く出ているので、分岐点の「Makhalanyane」で降ろしてもらうように言い、そこから違うバスに乗り換えるかタクシーかヒッチで行った方が早いかもしれない。

●タバ・ボシウ入場料M40 ※ガイドツアー代込み。

●ガイドツアーのスタート時間帯
月~金 8:30、10:30、14:30
土 9:00、11:00、14:30
日 9:00、11:00
祝 9:00、11:00、14:00



タバ・ボシウからロマへの行き方

①タバ・ボシウ 14:20発~Makhalanyane 14:35着
ミニバス 約15分 M6

②Makhalanyane 14:40発~ロマ中心部(Roma)14:50
ミニバス 約10分 M6

③ロマ中心~宿
シェアタクシー 数分 M6

※タバ・ボシウ~ロマ間のミニバスは多いとまではいかなくてもまぁまぁあるよう。(要乗り換え)



ロマの安宿・キャンプサイト


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「Roma Trading Post Lodge」
キャンプサイト:M100(飛び込み)
ドミトリー:M200
WIFI:あり(容量制限あり。受付前で使用可能)
設備:ホットシャワー、キッチン、キャンプサイトにコンセント有り。食事は予約制。
行き方:ロマ行きのバスで宿近くで降ろして欲しいと伝えておけば通常は大丈夫なはず。宿から中心部まではシェアタクシーで数分、6ロチ。
その他:キャンプサイトのコンセントは使えない場所もあるので、テント設置前に確認した方がいい。スタッフは非常に親切。ロケーションもいい。キャンプサイトでの夜はかなり寒いけどお願いする前に毛布を貸してくれた!何て親切な!
宿泊日:2017.9.26~1泊

ロマ宿

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