旅女 Tabijo~義眼のバックパッカー編~のメイン画像

タズカ遺跡(ガゼルの岩絵)とアディ村

Category: モロッコ
タフロウトはガイドブックにある通り「歩いて回るのに1時間もあれば充分」な小さな町。町の中心から3方向に大きな道があり、それぞれ進んで行くと途中から建物が無くなって町が終わるので分かりやすい。

ただ、住民は普通に多くて、町自体も「絶賛開拓中!」という雰囲気で、枯れた川を埋め立てたり、建物や新しい道路を作ったりと工事中の場所が非常に多かった。

私が行った時は外国人観光客は少なく、町も小さいので「あ、またあの外国人家族に会った」と分かるほどだったけれど、お土産屋も普通にあったりガイドに声をかけられたりもしたので、観光客も増えているのかもしれない。後数年したらまたもっと変わってるだろうなぁー。



学校。

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モロッコでは大きい施設にはよくこういう門があってかっこいい。



学校近くの広場。

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これは昼に撮った写真なので誰もいないけれど、夕方日が暮れて涼しくなる頃には子供達や家族連れで賑わう。屋台などは無いけど、子供は遊びに、女性達はお喋りに、何とものどか。



別の広場にあったモニュメント。

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恐らくイスラム教のシンボルなんだろうけど、ちょっとエヴァの使徒にいそうなフォルム。



左の塔はモスクのミナレット。

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道路はきれいだけど車通りは少ない。



郵便局。

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以前「切手が丸い」という写真をUPしたけれど、ここでは丸い切手が在庫切れだったようで、2枚目は小さなサメの切手をくれた。

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なぜサメ・・・。



町唯一のゲームセンター。

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若者もいるけどおじさんもいて、夕方には大繁盛。
「日本vs韓国」のサッカーゲームを見つけたので、「写真を撮らせて」と中に入ると、他のゲームをしていたおじさんがお金を入れて、突然「私vsおじさん」の国際交流試合が開幕!!

自慢では無いが私の動体視力は0に等しい。
温泉でいきなり卓球しようぜ!という人に怒りを覚えるくらい。誰でも卓球が出来るなんて思わないで欲しい。マリオは1面で死ぬ。誰でもマリオが出来るなんて思わないで欲しい。あ、これは片目が見えないからとかではなく昔からw

とにかく「さぁ!さぁ!」とやったこともないサッカーゲームを強要されているので仕方無くやるものの、おじさん強すぎるわ、うちは何回もオウンゴールしそうになるわで見かねたおじさんが助太刀に入り2対2で再開したものの、味方のシュートを華麗にブロックするわ、敵にパスするわで1点も入れられず( ;∀;)
う~もっとゲーム上手かったらおじさんも楽しめただろうに~ごめんなさい~ありがと~!・・・チャリリ~ン・・・って!またコイン入れて始まってる!!えー何でこんなに下手なのにコンテニューしたがるん~勘弁して~;

結局2試合して1点も入れられずに終了。むしろあれだけボールあって1点も入らんって凄いな!( ;∀;)



気を取り直してモロッコヨーグルト。

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お店の人のお手製ヨーグルト。乳製品屋さんには必ずあるけど、サンドイッチ屋さんや普通の商店なんかにもあったりして見つければ必ず食べている。どの町で食べてもなぜか3ディルハム(33円)。味はお店によりけりだけどサッパリめで悪くない。

以前エッサウィラでは「ヨーグルト」と言っていたのに「水でかなり薄めた甘くない牛乳プリン」で、完全に見た目に騙されたこともあるけど。



豆のスープ。

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意外と美味しい。セットのパンはモロッコで一番ポピュラーな形のパン。どこに行ってもあって、焼きたてはふわふわで美味しいんだけど、翌日にもなるとパッサパサになる;もう飽きた・・・このパン。



路上で声をかけてきたガイドが「タズカはもぅ行った?行ってないならガイドするよ!」と言って来たので、場所を調べて自分で行くことに。ごめん。中心部からは徒歩約25分と、そんなに遠くないし、行き方もMAPS.MEにお任せコースで簡単に行ける。(ちなみにレンタサイクル屋さんもあるので自転車でもOK。その場合舗装路から行った方が無難。)

途中の道↓

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これはトレッキングルートだけど、舗装された道路からも途中で曲がれば行ける。MAPS.MEでは町の南西に「la gazelle」と表示されている。



「タズカ遺跡(ガゼルの岩絵)」

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古代ローマ時代、紀元前10年頃の壁画。
このガゼルの絵は2000年前のものと言われている。


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左の白い鳥の糞、邪魔だなぁ~と思ったけどもしかしてこれペンキ?;

この手前にもぅ1つガゼルの岩絵があり、そちらの方が古い、と知ったのは宿に帰ってからだった。完全に見落としてた~;



地図上で岩絵の先に村を発見したので、ついでにそこへ向かうことに。

えっ!

サボテンダーがあらわれた!!!

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わぁー針千本くらわされるー


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シホは逃げ出した!!!

タタタッε=ε=(((((((( *・`ω・)っ


↓FFの本物。

サボテンダー

いや、ある意味うちが見たのが本物か。



村到着。

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これまた後で知ったけれど、ここは「アディ村」というベルベル家屋がある小さな村。
集落は小さく人も少ないけれど意外と新しい家も沢山あった。


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家屋は全てピンク色、、、と言ってもちょっとくすんだスモーキーピンク。

扉がかわいい。

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モロッコの家は塀や屋上にこういう凸型の飾り?がよくある。このお家は星マークの飾りもついていてオシャレ。

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玄関先のモザイクタイルと3色のブーゲンビリアがすごくマッチしているお家。

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オレンジ色のブーゲンビリアは初めて見た。

あっ!

サボテンダーが沢山あらわれた!!

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シホは逃げ出した!!!

タタタッε=ε=(((((((( *・`ω・)っ

周りを取り囲まれた!

逃げられない!


全滅



・・・久々にブログで遊んだな。



アディ村のモスク。

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ピンクな路地。

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岩の上に建つ家。

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高台からの眺め。

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ちょうどここでモスクからアザーンが流れてきた。
アザーンを聴きながらぼ~っとこの景色を見る。高台から聴くアザーン好きだなー。


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イスラム教徒のお祈りは1日5回あり、その度に大音量でアザーンが流される。タフロウトの町にも当然モスクがあり、高い建物が無いこの町ではアザーンがこれまたよく響き、初日こそ朝5時だか6時だかにアザーンで起こされたけれど、2日目からは流れたことにも気づかなかった。慣れるもんだ。

タフロウトを後に、次回はティズニットへ。
モロッコ編、あとちょっとー。



【タフロウトの町について補足】
●見所・・・ナポレオンロック、アメルン渓谷、タズカ遺跡(ガゼル)、アディ村、等。その他にも村やトレッキングルートがあり、宿の人に言えばガイドも紹介してくれる。
●レンタサイクルあり。見所はレンタサイクルで朝から回れば1日で行けると思う。
●町には銀行や商店もあり、生活に必要なものは大体揃う。
●はちみつが名産品のようで安く売っている。町を出てから買えば良かったと後悔;
●私は怠惰な人間なので見ていないけれど朝日と夕陽もきれいらしい。

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ローマ遺跡が沈む温泉とラム子の食堂(パムッカレ)

Category: トルコ
トルコ編もあと数記事かなー。
その前にトルコの治安情報を少し。

現在私はトルコを出てバルカン半島をうろちょろしているのですが、11月4日に外務省から以下のメールを受け取りました。

~11月3日、イスラム過激派組織ISILの指導者のものとされる音声メッセージが公開され、その中でISIL戦闘員やその同調者に対して、トルコ及びサウジアラビアにおけるテロを呼びかけました。

うぅ・・・トルコの地図がどんどん黄色くなっていく・・・。
外務省海外安全HPでは、危険地帯は地図に色がついていきます。)
それでも行きたいという方(いれば)、どうぞお気をつけを。たびレジの登録を強くおすすめします!こちらの記事も合わせてお読み下さい。→トルコの今~テロと治安~

もし私が今からトルコに入国するなら、絶対イスタンブールとアンカラは避けますね・・・。ヨーロッパ辺りから空路で南キプロスに入り、そこからトルコに入国、カッパドキア・パムッカレ辺りを見てギリシャの島に抜ける、というルートなら比較的安全でしょうか。(注意:キプロスは南→北→第3国は可能だけど、北→南→第3国は禁止されている(いた?)。が、第3国の出国航空券もあれば可能だったというブログも読んだ。)



それでは本題へ。
イスタンブール観光ハイライトの1つ「パムカッレ」という町(村?)へ。

バスの乗り換え地点「デニズリ」というところで宿の客引きにあう。私はトルコでは宿は予約せずに飛び込みで行っている。観光客の少ない今の時期、飛び込みで交渉した方が安くなる場合が多い。

一応目星をつけた安宿はあったけど、とりあえず客引きに「見てから決める」と言い、見てから決めた結果。

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まさかのプール付き。まぁプールに入りたいほどの暑さではないけど。
ドミトリー朝食付で30リラと言うのを、他の宿が24リラ(840円)だからそっちに行くと言ったらアッサリ下がった。しかもドミと言われたけど当然のように他の宿泊客はいないので、普通にシングルルーム(シャワー付き)として使えてかなり得した気分。



更にその客引きがこの日私が行こうとしていた「カラハユット村」まで車で乗せて行ってくれた。

ここには「レッドスプリングス」と呼ばれる温泉がある。

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温泉は翌日別の場所で行く予定だったので、外にある無料の足湯だけつかる。


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そんなに熱くないので、冬場はぬるいと感じるかも。

ただ、源泉は「熱湯」と言えるくらい熱い。

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そして飲める。
トルコ人もその場でごくごく飲んだり、ペットボトルに入れて持って帰ったり。どういう効能があるのか分からないけど「体にいい」らしい。

みんなおしゃべりなんかしながらまったりつかっていて、のどかでいいな~と思った。

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上から見たところ。

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左の青いきれいな温泉は石灰でできた「石灰棚」。翌日はこの親玉みたいなところへ行くのです!
(※ちなみにこの客引きは途中でしれっと手を繋ごうとしてきた。そうだ、痴漢にあわないから忘れてたけどここはイスラム圏。気をつけなければ!)



そして翌日、メインイベント「石灰棚とヒエラポリス」へ。
入場料:35リラ

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正面に見えるのが石灰で出来た丘なんだけど、その規模は半端無く大きい!丘まるまる全部真っ白!


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ゲレンデみたい・・・。
保護のために途中から靴を脱いで裸足で歩かないといけないんだけど、やっぱり雪とは違ってゴツゴツでカッチカチに固い。転んだら痛そう。そして冷たい!温泉が湧いているので、ところどころ張っている水はほんのり温かい。


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丘陵地帯の石灰棚が弱酸性の雨によって溶け、地熱によって温泉となり沈殿した石灰が固まり、このような光景が出来たそう。

しかし・・・。

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ウワサには聞いていた通り水が枯れている・・・(;´Д`)
観光客の増加と、ホテルの建設ラッシュでそっちに温泉の水をひいてしまったため、水が枯れてしまったらしい。後で聞くと、今は水を流す量や、流す場所をコントロールして維持しているとのこと。

↓しっかり水があったのはこの部分だけだった。

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石灰棚の丘を越えると、そこには古代ローマ遺跡が出現する。

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この石灰棚と遺跡がある一帯は「ヒエラポリス-パムッカレ」として1つの世界遺産に登録されている。世界遺産は遺跡や建造物などの場合「文化遺産」、自然的価値のある場合「自然遺産」、そしてその両面の価値を持つ場合は「複合遺産」として登録される。
現在1052件ある世界遺産のうち、複合遺産は35件。トルコではカッパドキアとここヒエラポリス-パムッカレが複合遺産として登録されている。他に有名なのはオーストラリアのエアーズロックやペルーのマチュピチュ、ギリシャのメテオラ等。残念ながら日本ではまだ無い。(ちなみに富士山は文化遺産での登録。)

ここにはかつてローマ帝国の温泉保養地として栄えた「ヒエラポリス」という都市があった。

↓町の目抜き通りに建設された門。

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↓ネクロポリス(墓地)

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ここは辺り一面に棺があった。墓地の様式も様々で長い間利用されていたらしい。



↓アポロ神殿跡

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↓円形劇場

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紀元前2世紀に造られたローマ劇場。
規模の大きさに思わずおぉ~と言ってしまう。石灰棚は水が無かったけど遺跡もいいじゃあないの。


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そしてここには「底に遺跡が沈んでいる温泉プール」があるのだ!
入口になぜかにわとり?

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おぉ~!!

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外から見るぶんには無料。
中に入るのは32リラ。約1120円。高っ!
日本の温泉より高いっ!Σ(゚д゚;)
写真は外からでも撮れるしどうしようかな~・・・としばらく悩んだけど。


入った♪

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防水カメラが役に立つ時がー。温泉の底に沈む遺跡。

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遺跡に座って温泉につかるなんて初めてなので何か面白かった。
温度はぬるめで「温水プール」という感じ。浮いているコケは見ないフリをしましょう。



朝は全然人がいなかった石灰棚は、帰り(昼過ぎ)には観光客でいっぱい!

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狭い水路の水をせき止めて楽しんでいるトルコ人・・・。いいね、楽しそうでw

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食事はもちろん「ラム子の食堂(ロカンタ)」!

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トルコ人とご結婚された日本人女性のラム子さん(仮)が日本食を振舞っている、日本食レストランなのです!!
※「ラム子」というのは昔飼っていた羊の名前だそう。食堂をブログに書くことは了承を得てますが、本名は許可を取っていないので以下「ラム子さん」と書かせて頂きます。


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観光地のパムッカレはレストランも結構高く、ここの日本食とそれほど値段も変わらないので、「同じ値段なら日本食でしょう」と思う私はいつの間にか日本を出て1年が経っていた。

悩みに悩んで注文したのは親子丼。15リラ(525円)。
そしてラム子さんがサービスで出してくれたのが、、、「麦茶」。

こ、これはヤバい。
「日本食」を食べられる場所はあっても、「麦茶」はまず無い。
知っていますか、「お茶」の力の凄さを。
しかもね、「緑茶」って海外ではティーバッグなんかで売っていて意外と飲めるんですよ。(美味しくないけど)けどね、「ほうじ茶」と「麦茶」はなかなか無い。(日本に近いアジア圏ではあったかな。)
以前、紅茶の産地スリランカ・ヌワラエリヤで伊藤園の粉末ほうじ茶を飲んで「結局日本人は紅茶よりほうじ茶だ」ということを実感してしまった私。(記事)

目の前に置かれたグラスに波々と入った麦茶を見る。

グラスに鼻を近づけ、ワインでそうするかのようににおいをかぐ。

あぁ・・・麦茶である!!!

ひとくち、ゆっくりと、口に含む。

あぁ・・・麦茶である!!!

めりめりと体で、血で、麦茶を吸収しているのが分かる。
そりゃあ30ウン年飲んでるんだから、体や血の中に日本のお茶の成分も染みこんでるんだろうなぁ・・・。

そして親子どーーーんっヽ(*´∀`*)ノ

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あぁ・・・

これは完全に・・・親子丼である!!!

あぁ・・・おいしい。
私の体の一部は親子丼で作られているのかもしれない。
しかも七味まであるよ・・・。
七味もね、海外であるのは日本食レストランくらい。チリパウダーとかはあるけど、やっぱ七つの味のやつは無いし、全然違うんですよね。七味考えた人ってすごい。

トルコの宿はキッチンが無い場所がほとんどなので、自炊も出来ない。上に、米が食べられるロカンタ(食堂)は、おかず数品を注文するとケバブの倍くらいの値段になるのでそう毎日も食べられない。あぁ、やっぱり日本人は米なんだよなぁ~。



世界遺産だけじゃなく、パムッカレの村自体ものどかで結構好き。
観光地だけどすごく田舎だからか、子供達がハロ~ハロ~と声をかけてくれる。

ざくろが旬で路上や、一般家庭の庭でも赤い実がたくさんなっていた。

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レストラン近くの噴水ではカモやアヒルだかガチョウだか何かいっぱい泳いでいる。

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夜、宿の人が「バイクですぐだから夜景の写真撮りに行く?」と連れていってくれた。

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う~ん、今のカメラじゃゲレンデのナイターにしか見えん;


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翌日、次の町へ移動するバスは夜行だったので、またラム子のロカンタでご飯食べてから行こ~と、行く前に何気なくネットで「ラム子のロカンタ」を検索するとラム子さんのブログを発見。しかし、そこには数週間前にご主人が亡くなったとの報告が書かれていた。
ものすごく胸が締め付けられた。私の場合は身内では無いけれど、多分ラム子さんの100分の1くらいは気持ちは分かる。しかも、海外でって、、、。昨日のラム子さんはそんな素振りも見せず至って普通に見えた。

何か私にできることはないかと思ったけど、それは単純に食堂に行ってご飯を食べることだと思った。

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ラム子さんは今日も麦茶をつけてくれた。

「ご飯が足りなかったり、味が薄かったりしたら言って下さいね」

ホスピタリティーあふれる言葉。

ご飯はもちろん美味しかった。
何か声をかけたいけど、知らないふりをした方がいいかもしれない、でも海外で周りにトルコ人しかいない今、少なからず心細さは感じてるんじゃ・・・しかし何と声をかけたらいいのか分からず、そうこう迷っている内にお客さんがどんどん増えてしまった。
時間はあるのでココアを注文し、店にあった「スケバン刑事」1巻を読む。ドラマのイメージしかないけど、漫画はこんな感じだったのか。続きが気になる。

帰ろうとする頃には店内も落ち着いていたので会計を済ませ、「ブログ見ました。大変だと思いますが、体に気をつけて下さい」と、結局そんなありきたりな言葉を言うので精一杯だった。そう言うだけでも涙が出そうだった。

ラム子さんは「ありがとうございます」と微笑んだような、悲しそうな顔をした。
日本人観光客が減っているしお店は今後どうするんだろうと思って聞いてみると、観光客は減ったと言えどお客さんは毎日来るし、ワンコさんもいるし、暫くはこのまま続けるとのこと。確かに私が食べに行った時も日本人はいなくても、韓国人や欧米人のお客さんがちゃんといたので少し安心した。海外で美味しい日本食が食べられる場所というのは少ないので、出来れば続けてほしいなぁ・・・と思う。

帰り際、「あっこんなのしかないけど!」とミネラルウォーターを1本手渡してくれた。いやいや、貴重な麦茶も頂いている上にありがたい。

何とか早く、トルコ情勢が落ち着いて、観光客が戻って欲しいなぁと心の底から思った。

※ラム子の食堂の場所は中心部からすぐ。パムッカレ社(バス会社)の隣り。小さな村なので誰かに聞くとすぐ分かります。

次回はいよいよトルコ最終目的地、イスタンブール。



マルマリスからパムッカレへの行き方


①マルマリス 9:30発~デニズリ 13:00着
バス(パムッカレ社) 3時間半 40リラ
※メトロ社の方が30リラと安かったけれど、朝の便が満席だったので。ただパムッカレ社はバスもきれいで、電源、WIFIも使えた。

②デニズリ 13:15発~パムッカレ 13:35着
バス 約20分 3.5リラ
※乗り場はエスカレーターを降りて地下(?)に行ったところ。パムッカレには中心部のメトロ社オフィス近くに着いた。




パムッカレの安宿


「HOTEL DORT MEVISIM(ドルト メヴシム)」

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ドミトリー?:朝食付24リラ(←30リラから交渉)
WIFI:あり(部屋可)
設備:ホットシャワー、ファン、レストラン、プール
行き方:バス停から徒歩10分。
その他:Booking.comで予約可能。2つ星ホテル。奥さんにはまぁまぁ英語が通じる。周辺は何もない。
宿泊日:2016.10.4~2泊

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白い町・青い海「リンドス」

Category: ギリシャ
ロドス島2日目はオールドタウンからバスで1時間半の場所にある「リンドス」という町へ。とにかくインフォの人も宿の人もここを勧めるので。

ねこさん行ってきま~す。

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ねこさん行ってきま~す。

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あわわ、バスに遅れる遅れる。

途中でコーヒーとパンを買って、バスの中で食べようと思ったら運転手さんに「車内は飲食禁止だからね!」と言われた。うっわー!!!ヨーロッパだぁー!!!ヽ(*´∀`*)ノ←注意されたのに喜ぶ私。
アジア圏で車内飲食禁止なんて日本とシンガポールくらいなんじゃ?インドで禁止したら暴動が起きそうw



リンドス到着。

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町が白い!
そして丘の上にあるのは「アクロポリス」。
アクロポリスとはギリシャ語で「高いところ、城市」を意味し、古代ギリシャの町のシンボルとなっていた場所のこと。一般的に丘など高い場所に神殿や砦が築かれている。


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ひょろっとした背の高い白い草花が沢山生えていた。

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そして海が青い!!

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リンドスにはきれいなビーチが沢山ある。
私が行った時は泳ぐのには若干寒いかも・・・という感じだったけど、やはり欧米人は普通に泳いでいた。体感温度の差は時々羨ましく思う。



細い路地に白い壁。

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町中にそびえ立つ教会の鐘楼。

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写真撮ったあとに「写真撮影禁止」って怒られた;
「そんなん書いてなかったけど・・・」と思っていたら鐘楼の下のベンチのところに表示されていた。(観光客が座っていたので完全に隠れていた)なぜベンチの所に。
ただこの教会のイコン画は素晴らしいので一見の価値あり。一般公開は9時~15時。



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お土産屋さんも沢山ある。まぁ大体オールドタウンで売ってるのと同じだけど。

マルタ騎士団マグネット。

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???マグネット?

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え?何これ!?
船の大きさに対してこの銅像かなりデカくない!?と思って、店の人に「これどこで見れるの!?」と聞くと「Hahaha~!!!」と笑われて終了。何?どゆこと?!;

帰って宿の人に聞いたら「見れない」と一言。
ネットで調べると、これは紀元前3世紀頃に建設された太陽神ヘーリオスをかたどった彫像らしい。「ロドス島の巨像」と言われ、「世界の七不思議」の1つ。
建設から58年後に地震によって崩れてしまい、その残骸も偶像崇拝を良しとしないイスラム教徒の商人がスクラップにして持ち帰ってしまったため、7世紀以降の人間はその彫像の姿を想像でしか知ることしかできなくなった。

↓ロドス島の巨像の想像図(Wikiより)
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今もあったらすごい観光名所になっただろうなぁー。見たかった。



ショップの招き猫。

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白ねこさん・・・。
私の中で「毛色が濃い猫ほど懐っこい」という定義があって、真っ白な猫さんはちょっとツンツンしているイメージ、、、(逆に黒猫は懐っこい)この猫さんも定義にハマって撫でようとすると「何よ!?」と言わんばかりに嫌そうにされてしまった。



オールドタウンにあったショップと同じような、地元のシルバーアーティストさんが作っている手作りアクセサリーショップを発見!
猫好き、ヤバス!!

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見た瞬間、「ルナとアルテミスや~ん!!」ってなるあたりアレやな;

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セーラームーン

ここでもまた「いや、これつけれる歳でもないし、キャラでもないし、いやでもそんな他人の目を気にすることもないか、シルバーとゴールドやし本物という意味ではつけてもいい歳なんじゃ・・・」などなど散々悩んだ挙句買わず(;´∀`)
猫モチーフ以外も可愛かったー。



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そんなこんなでようやくアクロポリスへの坂を登る。

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途中きれいな刺繍の入ったテキスタイルがあり、売ってるおばちゃん達が「ハンドメイド~!」と言っていたので「いやいや嘘やろ」と思っていたらリアルにその場で刺繍をしているおばあちゃんがいたのでびびった。本当に細かくて目も揃ったきれいな刺繍。買わんけど;



「リンドスのアクロポリス」
入場料:12ユーロ(高っ!!)
開館時間:毎日8時~18時(10月に行った時)

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階段下にあるのはガレー船のレリーフ。

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海が青いよ・・・。

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ザ・ヨーロッパの遺跡。

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柱が何本も建っている程度なんだけど、景色と相まってそう悪くもない。

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町並みも見渡せるけど逆光だった;

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海賊船が隠れそうな入江。

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そしてこの透明度よ・・・白飛びしてるけど加工無し。

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先人の足あと・・・らしい。
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ほんまかいな。

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リンドスの町も良かったけど、猫さんがあんまりいないのよね~。
町が少し港と離れてるからかな?
ちなみにリンドスの白い町を遠くから撮る撮影ポイントは、バスが来た道を戻る(坂を登る)ところにありました。(帰りのバスで知った;)



ただいま~!猫さん!

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えぇ~っ!?

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はわわわわわ!!! ((゚゚дд゚゚ ))


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大量の白黒ハチワレさんがぁ~っっっ


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ハチワレストリートと名付けよう・・・。



本日の晩ごはん。

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トルコにはない豚肉! 6.9ユーロ(高い!)
イスラム教は豚肉禁止なので久々の豚肉~。うまい~。
でもこれ、肉が違うだけで内容は結局ケバブやんね・・・。



【オールドタウン(ロドスタウン)からリンドスへの行き方】
バス 約1時間半 5.5ユーロ
※バスの乗り場は城壁内から「Eleftherias gate」を出て左(西)に進み、インフォメーションセンターを過ぎた右手辺り。時刻表も貼ってある。1時間に1、2本。

↓時刻表(10月に行った時)
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マルタ騎士団を追って~猫だらけロドス島~

Category: ギリシャ
ロドス島(ロードス島)。
あぁ、「ロードス島戦記」の?という人も多いかも。

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まぁ私は読んだことないのですが・・・。

エーゲ海南部に浮かぶギリシャの島の1つだけど、もはやトルコから行く方が近い島。




私がこの島に行こうと思ったのはまず名前がロープレっぽくていいこととw、かつてこの地は「マルタ騎士団」の本拠地だったことから。

マルタ騎士団とは、正式名称「ロドス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会」。長いわ!(;´Д`)
細かく説明すると長くなるので簡単に言うと、十字軍時代に聖地エルサレムの防衛とキリスト教巡礼者の保護・支援を目的として創設された中世ローマ・カトリック修道会の1つ。国連総会でオブサーバー(国連加盟国ではないが発言出来る権利を持つ)として参加出来ることから、「領土なき国家」とも言われている。←そもそもこれが一番私の興味を惹いた理由。国家じゃないけど未承認国家的な?かつては領土を持っていたため「主権実体」として承認し、外交関係をも持っている国もある。

現在マルタ騎士団の本部はイタリア・ローマにあることから「そこは絶対行かないと!」と思っている私だけど、その前にゆかりの地であるロドス島くらいには行っておきたい、とこの島を訪れたのだ。



トルコからロドス島まではフェリーで約1時間。
が、ここからイミグレを通過して港を出るまでにも1時間もかかった。なんじゃそりゃ;(乗客は多いのにイミグレの職員の数が少ない;)

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港を出るとすぐ高い城壁が見える。
城壁の中に旧市街があり、安宿もその中にある。そこまでは歩いて行けるので、北キプロスの時のようにもめることも無かった。城壁内は「ロドスの中世都市」として世界遺産にも登録されている。


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城壁内に入った瞬間。

これがヨーロッパか!!!(゚Д゚)

何ていいところなんだ!と一気にテンションが上がる。

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みんなこのブーツ型のデカいジョッキに入ったビールをぐびぐび飲んでいる。(トルコは飲酒を良しとしないイスラム圏なので、これほど大っぴらには飲めない。普通に売ってるけど。)


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石畳の路地に石造りの茶色い家。

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停まっているのはベスパだよ・・・。
あぁ・・・。
ヨーロッパだ・・・。
足かけ、、、何年?
(まぁまたトルコ戻るんだけど;)



そして島×港町と言えば、お決まりの!

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何ニャ?

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猫さんも多いのでーす!!ヽ(*´∀`*)ノ



宿にチェックインして軽く朝?昼ご飯。

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ドーナツとコーヒーって!
もぅこのセットを食べてる自分に酔いしれるね。まぁまだ「本格的」なヨーロッパでないからか、どっちもそんなに美味しくなかったんだけど笑。またミルクとコーヒーが混ざらんタイプ・・・。大人しくエスプレッソにすれば良かった。トルコでは「トルキッシュコーヒー」と呼ばれる沈殿式コーヒー(←名称が分からないので私は勝手にこう呼んでいる)しかないんだけど、久々のエスプレッソ!やっぱ個人的にこっちの方が好きだなぁー。ミルク混ざらんけど。



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あぁ・・・ステキな町・・・。
こういう細い路地にお土産屋さんやレストラン。北キプロスのギルネと違うのは町が全部茶色い石造りになってることかな。

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この猫さんがかわいすぎてアホほど写真撮ってた;

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軒先で編み物をしているおばあちゃんもすごく絵になるなぁ~。

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プスプスプス!(←猫への呼びかけ)

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いかん、、、またこれ観光が進まんぶんや、、、。

しかもこの町!さすがヨーロッパ?ということあって今までとは違うものも多く、ウィンドウショッピングが止まらない!!

↓おすすめのアクセサリーショップ「La Magia」。

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大体スワロフスキーを使ったアクセサリー屋さんや、ジュエリーショップが多いんだけど、このショップはギリシャとトルコのアーティストさんが手作りした1点モノを売っている。かなり日本人好みのかわいさで、センスがいい上に猫モチーフアクセも沢山あってもぅ最終日まで買おうかず~っと悩んでいた(;´Д`)
もんのすごく可愛いんだけど、30過ぎて猫モチーフってどうなんだろ?いや、ちゃんとシルバーやゴールドだし、本物という意味ではアリなのか、いやでもかわいすぎるか・・・などなどアラサー特有の悩みを抱え相談出来る人もいなく結局買わなかったけどやっぱ買えば良かったかもとも思う。
シルバー、ゴールドを使っているので値段も日本で買うのと同じくらい。使っている量によるけどネックレスで1万円前後くらい。
場所はオミール通りを西へまっすぐ、突き当りを道なりに左に曲がったところあたり。

同じ感じのショップが翌日行った「リンドス」という町にもあって、ここでも相当悩んだけど結局買わず。でもどっちも本当にかわいかったな~。



ダサかわいい?トートバック。

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あぁ・・・猫さん、私を先に進ませて下さい・・・。

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ぼけ~。

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武器屋?

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味があるなぁ~。でも店の人誰もいないんですけど;

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「イポトンストリート(騎士団通り)」

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中世の騎士団の館が立ち並んでいてイタリア、フランス、イギリスなどから来た騎士たちが住んでいたそう。



車1台に猫1匹。

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城壁のいたるところにある紋章がかっこいい。

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丸い石は昔の大砲の砲弾。
城壁の中にはいたるところに砲弾がゴロゴロとある。
良かった・・・まだ死亡フラグは立っていないィッッッ!

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猫さんに邪魔されつつも何とか閉館前に到着。

「マルタ騎士団長の宮殿(Grand Masters Palace)」
入場料:6ユーロ

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マルタ騎士団の団長の宮殿。宮殿というかもはや城塞。英語で「グランドマスター」って・・・何かその響きだけでかっこいい。

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広場の一角にあったこれは・・・何だろう?う~ん、勉強不足;

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1階部分は騎士団とはあまり関係無い博物館のようになっていて、「えっ!?これだけ!?」と焦ったんだけど、2階部分がちゃんとした展示室になっていてホッとした。

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どの部屋も天井が高く広い。

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壁は色の違う石(レンガ?)で造られていてかなり凝っている。

各部屋の床には細かいモザイク画が。

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ただこの宮殿は1856年の火薬庫爆発によって一度崩壊したので、まぁこのほとんどが再建されたものなんだろうけど。(なので宮殿内も比較的新しい感じ)

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当時のコンパス(方位磁針)。

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何か「マルタ騎士団」っぽいのないかな~と思ってたら、当時の医療器具の展示もあった。

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正直マルタ騎士団について何も知らないけど、病院から派生した修道会だから軍の医療部隊とかもしていたらしい。

というか、当時の団長の写真とか無いんだろうか~?と思っていたら。

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おぉーこの人か!なかなかのイケメン。と写真を撮って帰ったのだけど、後で調べると彼の名は「ホレーショ・ネルソン」。団長ではなくイギリス海軍提督だった。

海軍提督ってワンピースの世界に出てきそうだな~と思って「ワンピース,ネルソン」で画像検索したら、、、いたよ。。。

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ひどい!!
ひどすぎる!!。゚(゚´Д`゚)゚。
アニメのオリジナルストーリーで彼の名は「ロイヤル・ネルソン」なので、まぁネルソンなんてありそうな名前だしと思ったら、「艦隊による海戦の采配は優れている」って、製作者ちゃんと知ってて使ったんだろなぁー。

展示室には敵艦何隻撃墜し、こちらは何隻撃墜された、などというネルソン氏はこんなに凄いんですよ~という当時の戦歴が解説されている。それを見ると何十隻も撃墜したのに味方側はゼロだったり確かに凄い。

提督の部屋(イメージ)

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「トラファルガー海戦」とやらで戦死したらしい。またワンピースネタ!

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トラファルガーって地名だったのか。。。



マルタ騎士団の紋章が入った盾。かっこいい~(´∀`)

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宮殿を後に、城壁の外へ。

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香箱~。

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あっ何か木に絵が描かれてるー。

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いやいや、怖い!!

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おこぼれを狙う猫さん。

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ロドス島、好きなんだけど何が困るってご飯。
キッチン付きの宿が無いから自炊できないし、外食は観光地×ヨーロッパが相まって高い。城壁内のレストランの値段を見てしっぽを巻いて逃げた私は城壁外をうろうろ。ケバブ系はやっぱ安いんだけど1日2食ケバブはしんどい。

比較的安めの食堂で「4種のチーズのパスタ」というのを頼んだのだけど。

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4種のチーズのパスタ 6ユーロ(約700円)

チーズしか無い。具が無い。

まぁ・・・間違ってはいないけど、せめて玉ねぎくらい入れてくれてもいいんじゃ、、、と思ってしまう。経営者トルコ人かなぁ~。(←ちなみにトルコでパスタを頼むとめちゃくちゃまずいwゆですぎor固すぎ+ケチャップかけただけorレトルトソース。慣れないものはメニューに出さないでほしい。)



出た!

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Superdry. 極度乾燥(しなさい)

これ、海外でよく見る日本のじゃないファッションブランド。日本語の入った服が売ってるんだけど、どれも日本人から見るとちょっとおかしい。でも海外の人達は日本のブランドだと思っていて、以前これを着ている人に「日本のじゃないよ」と言うと非常にショックを受けていた;



このポスト欲しい。

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このマンホールもオシャレ。

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宿近くの路地で猫だまりを発見!(;゚∀゚)=3

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猫さんが多い町はそれだけで楽しいな~♪




トルコ(マルマリス)からギリシャ(ロドス島)への行き方


こちらの記事もご参照下さい。

マルマリス 9:15発~ロドス島 10:30着
フェリー 約1時間15分 往復62ユーロ
※イミグレが混んでいて港を出るのにプラス1時間かかった。

【ロドス島行きフェリーについて】
・朝発、夕方戻る便がある日は日帰りも可能。通常の往復チケットよりも安い。
・通常の往復チケットはオープンチケットなので、戻りの日程が決まったらロドス島側で購入する。(既に日程が決まっている場合は、その場で予約できるのかも?決まっていない場合はロドス島港にあるチケット会社で事前に予約。日曜日は休みだった。)
・ロドス島行きのフェリーは日によって運行時間が違う。(特にオフシーズンの冬・9月10月以降が少なくなるよう)以下ホームページでスケジュールも確認出来る。ネット予約が無難。



ロドス島(オールドタウン)の安宿


「Hotel Stathis」

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住所:Omirou60
シングル:15ユーロ(Booking.comで予約)
WIFI:あり(遅い。部屋はほぼ使えない)
設備:共同ホットシャワー。冷蔵庫はあるがキッチン無し。カップや食器類はある。
その他:歴史ある「オミール通り」にあり観光地ど真ん中。中庭がいい。家族経営で親切。安いスーパーと八百屋情報が助かった!水やジュースなんかは旧市街近くで買う半値くらいでびびった。
宿泊日:2016.10.1~2泊
行き方:港から徒歩20分。「St.Catherine's Gate」から入り左へ、「Pythagora St.」を南へ。オミール通りにある小さなカフェを過ぎ左にある細い路地に入った突き当り。

↓地図の位置から北へ細い路地に入る。


関連記事






ネコが多い場所は観光に支障をきたす(ガズィマウサ)

Category: キプロス
重要なこと書き忘れてた!
北キプロスはギリシャと仲がよろしくないので、入国実績があるとギリシャ入国の際に問題になることがあるようです。北キプロスでは出入国ともパスポートではなく別紙にスタンプを押してもらいましょう。

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その他の注意点も前回の記事に補足しておきましたー。
でもギリシャ入国の時にそこまで見るのかなぁ~。南北の行き来もゆるくなっているので、もしかしたらもうそろそろ大丈夫なんじゃ・・・という気もします。



では本題に。
初日、しかも午前中の内に既にかなり嫌な気分になってしまった北キプロス。
ただね。町は嫌いじゃない。
私が宿をとった所は「ギルネ」というかつて商業港として栄えた港町。港湾に沿ってオシャレなカフェやホテルが並び、町の中心に向かって入り組んだ路地にあるホテルや家は白い壁や石造りの壁で結構いい雰囲気。

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そして港町といえば。

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猫さんがいるのは必然ッッッ!!!

おしりはいやん。

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カメラ好きな人も観光するのに時間がかかると思うけど、猫好きってその倍くらいかかる気がする。なぜなら「写真を撮る→猫と戯れる→写真を撮って去ろうとする→名残惜しくてまた戯れてしまう」というエンドレスワルツ。
まだつれない猫さんなら去りやすいのだけど、嬉しいことに懐っこい猫さんだともぅ完全にタイミングを見失う。たまに同じような猫好きさんが通りかかってようやく「あ、次はこの人になでてもらえるね」とその場を離れることができるのである。
キプロスの猫さん達は懐っこいコが多かったので、困るぅ~(*´∀`*)

↓目つきは悪いけどこのコも懐っこい。

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のび~ん。

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あらアナタ、舌をしまい忘れてますわよ(*´∀`*)

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しかしギルネはリゾート地というだけあってどこのレストランも高い。ケバブ系は安いけど、もうケバブにはうんざりしている私。若干食堂難民になりつつ、ようやくカバブ以外の安めのものがあるロカンタを発見。

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メネメン 10リラ(約350円)
※バケット食べ放題、チャイ1杯付き

まぁこれでも高いんだけど;イランでも食べて「ウマい!」ってなったトマトと卵の半熟スクランブルエッグ。大した味付けもしていなさそうなんだけど肉(ケバブ)に飽き飽きしている人間にはかなり新鮮。塩コショウで自分で味を調整できるし、ケチャップをかけるのもあり。

しかもここのロカンタのお兄さんの接客がフレンドリーでありながらも丁寧で、入国早々すさんだ心も、猫とこのお兄さんによってかなり癒やされた。



さらっとギルネを歩いた後、この日はバスで1時間の場所にある「ガズィマウサ」という町へ。これはトルコ語で、英語では「Famagusta ファマグスタ」というらしい。

城塞の中に宮殿跡や教会がある、ここもまた港町。

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城壁に入ってすぐ左手にあるインフォメンションセンターで地図がもらえる。

早々猫さんに足止めされる。

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いっぱい!!

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しかもちゃんとキャットフードを与えられている。
アジア圏の猫は基本的に残飯を与えられていたけれど、トルコあたりからキャットフードを食べてる野良猫さんを見かけるようになった。さすがイスラム圏、と思ったけどそういや同じイスラム圏であるイランではそんなに猫見なかったな~。海沿いに行ってないからかな。



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城壁内の町は観光地化されているものの、ギルネより小さく人も少ない。静かでこれはこれでいい。

そんな所に隠れても見つけますよ~(゚∀゚)

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お土産屋さんにあったトートバッグ。

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ちょっと買おうか10秒だけ悩んでやめたw

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ようやく観光場所に到着。

●聖ペテロ&パウロ大聖堂

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中には入れなかったけど、入り口の細かいレリーフが繊細できれいだった。


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ガズィマウサで一番メインの観光ポイント。

●St. Nicolas Cathedral

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14世紀に建造されたゴシック様式の大聖堂。思っていた以上に大きく、レリーフも美しい。


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1571年、オスマン朝の手に落ちた後はイスラム教の礼拝堂として改装された。ので、外観は完全にキリスト教会だけど、中は何も無いモスクそのもの。


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●St. Francis Church

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こういう感じのかなり朽ち果てた教会が沢山ある。これはこれでいい。


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高台から。

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こう見るとさっきの大聖堂(モスク)、やっぱり大きいな~。

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●オセロ塔
入場料:9リラ

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シェイクスピアの戯曲「オセロ」の舞台となった場所として有名。・・・と言われても内容知らん。

~「オセロ」内容~
軍人である「オセロ」が妻の貞操を疑って殺してしまう。その後真実を知ったオセロは自殺してしまう、という話らしい。(Wikiより)本当にこんな数行で解説してしまっていい内容なんだろうか。一度オペラとかで見てみたいな~。



門の上のライオンのレリーフ。

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特に何も無い。

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中は展示室になっている。

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ん?門の上にあったレリーフと同じ?

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オセロ塔をあとに再び町をぶらぶら。

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●聖ジョージ教会(Latins)

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●聖ジョージ教会(Greeks)

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朽ち果て具合がいいなぁー。

ギルネに帰るバスは3時間後のを予約していたけど、時間的にはまぁまぁ充分だったかな。城壁内の半分くらいしか見てないけど;猫さんのせい~。



【ギルネからガズィマウサ(ファマグスタ)への行き方】
バス 約1時間 10リラ
※バスは多いと聞いていたけれど予約制ですぐの便は満席だった。オフシーズンだから便数が少ないのかもだけど、事前に予約した方がいい。ガズィマウサに着いたら同じバス会社で帰りの便も予約。私は滞在時間3時間後にしたけど、食事をしたりカフェでまったりしたい人は4時間後くらいでもいいかも。ガズィマウサには宿もある。

ギルネからのバス乗り場は、下地図の噴水・ロータリーの西側。そこにあるバス会社でチケットを予約。

北キプロスギルネ



【ギルネおすすめロカンタ(食堂)】
ケバブ系はロータリー付近が安かった。ケバブ以外のものが食べたいならこのロカンタの「メネメン」がおすすめ。チーズ入りもあり。

●TADIM RESTAURANT

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ギルネロカンタ


場所は上地図参照。北(海方面)へ行き、↓ここを右に入ったところ。

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