旅女 Tabijo~義眼のバックパッカー編~のメイン画像

スワジランドからいざヨハネスブルグへ!おすすめ宿も。

Category: 南アフリカ
はいどうも。
昨日カイジのバラエティー番組を見たせいで漫画のカイジを読み返している私です。


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原作である漫画「カイジ」は借金苦を抱えた人達を集めゲームをし、それに勝つと何百、何億円の賞金が貰えるのだけど、それに負けると体の一部や、命までも落としてしまうというハイリスク・ハイリターンのギャンブル漫画。
今回のバラエティー番組では実際借金を抱えている一般人・芸人を集め、同じようにゲームの勝者にお金が貰えるという内容だったのだけどその人達の借金額が、50万と無い「そのくらい働いて返せよ!」という人もいれば 8億 という「番組出る前に自己破産した方がいいんじゃ・・・?」という人まで。いや、この番組勝ったところでカイジじゃあるまいし、8億なんてくれないからね・・・(;´∀`) まぁもちろんゲームに負けたところで命が取られるわけもなく、むしろ罰ゲームすら無いノーリスク・ハイリターン。羨ましい。なので参加者もそんなに必死ではないというか;まぁ正直言って面白くなかったわけで(コラ)。

原作ファンとしては突っ込みどころありすぎ!ラストステージで双六?とか、わざわざ地下ステージ作ったのにチンチロは無いんや・・・でもビールが冷えてるとか無駄に原作に忠実でウケるwとか。
しかし勝者の人、ハローワークにわざわざ着替えてスーツで行く人おらんやろ。演出?w
反響良ければ次もある的な雰囲気だったけど、無理だろなぁ。



さて先週、収録が無いにも関わらずラジオ局に行って結局参戦してしまった私ですが(記事)、ケガの巧妙で明日も出まーす笑(本来の収録日は今週だった)

RNCラジオ西日本放送
チャンネル:AM 1449
時間:15時10分くらいから10分~20分くらい
番組:「波のりラジオ」の「波のりTea Time」コーナー

スマホでラジオが聴ける無料アプリ「ラジコ(radico)」にも対応しています。
「タイムフリー」機能は過去1週間分の放送が聴けるので、聴き逃した後でも視聴可能!



~それでは旅記事の続き~

スワジランドからはまた南アフリカに戻り、首都の1つでもある「プレトリア」へ。
「首都の1つ」って首都は1つでしょ!?
いいえ。この国には首都が3つあるのです・・・笑

・ケープタウン
・ブルームフォンテーン
・プレトリア

プレトリアにはそれほど観光するような場所がないのだけど、その近くにある皆様ご存知「ヨハネスブルグ」へ行くためなのです。まぁヨハネスブルグは「世界最恐都市」と言われるほど治安があまりよろしくないので、一応以前にも書いた内容をもう一度書いておきます。

治安は悪いですが、、、今から南アフリカへ行く人に私は声を大にして言いたい。

ヨハネスブルグは絶対行くべき!

治安の問題からバックパッカーの多くはパスするのですが、「ヨハネスブルグ 治安」で検索して出てくるまとめ記事や、有名な「ヨハネスブルグのガイドライン」は若干誇張しすぎ、又は歳月によりそれらの記事が書かれた時期より治安は若干良くなっているのかもしれません。
そういったネット情報のせいか、私の泊まっている宿では欧米人はわんさかいるのに、滞在5日間中アジア人には1人も会いませんでした。

ヨハネスブルグのアパルトヘイトミュージアムは見るべき場所だし、アパルトヘイト政策の際に黒人が強制移動させられ、現在も南アフリカ最大のスラム街となっている「ソウェト(SOWETO)」に行くツアーも非常に勉強になります。何よりも「ヨハネスブルグの街を歩く」だけで色んなものが見えるのです。

「昼間でも歩けない」というのは実際そうなのですが、場所によります。
私が泊まった安宿は市内中心部、外務省で「危険レベル1」とされる所謂ダウンタウンにあるのですが、宿のある通りには外国人向けのオシャレなカフェやレストランがあり、ほぼコーナーごとにセキュリティーポリスが立っていて、夕方くらいまでなら女性1人でも普通に歩けます。

観光する場合は宿からツアーも出ているし、安全な観光バスや無料の市内ウォーキングツアーもあったりと、特に困ることもありません。
もちろん危ない場所はありますが、「安全に観光する方法」はいくらでもあります。

ただ、この記事を読んで行って、犯罪被害に巻き込まれても私のせいにはしないで下さいねw(゚∀゚) ネットの情報が大袈裟すぎるというだけであって、治安が悪いのは確かなので。
私がアフリカ南部に入ってから実際「ヨハネスで最近強盗にあった」という話を数人から聞いたので、南アの他の都市よりも危険であることは間違いありません。
一番最近バックパッカーから聞いたのは、その方と同じ宿に泊まっていた韓国人女性が宿に戻る直前でいきなり刺され、金品を奪われた、という事件。女性に命の別状は無かったようですが、女性は旅を中断して帰国。女性と言っても背も高く柔道でもやってそうなかなりガタイのいい女性だったそうです・・・。
もし行かれる方は、宿の選択さえ間違えなければそこそこ安全に過ごせるでしょうが、どこにいようと常に周辺を気にして、絶対に気を抜かないようにして下さい。

私は運良く何も無かったけれど、だからと言って他の人も大丈夫という保障は一切無いので。(ちなみに私は強盗対策として、カメラを持ち歩く場合、背負っているリュックには催涙スプレーの代わりに虫よけスプレーを入れ、手持ちのスーパーの袋を二重にしてその中にカメラやスマホを入れてました。持ち歩くお金も使う分だけ。歩く時は早歩きで頻繁に後ろを振り返る等一応気をつけてました。)

南アフリカ、特にヨハネスブルクへ行く前にはタクシー配信アプリ「Uber(ウーバー)」のインストールをお勧めします。Uberは南アフリカに限らず全世界で使えるタクシー配車サービス。行き先を入力すると、GPSで自分の現在地から一番近い場所にいるタクシーが迎えに来てくれます。タクシー会社ではなく、サイトに登録している一般の人が来るので安全なの?と思うけど、ドライバー登録は運転免許証とナンバープレートを登録しなければならないので、そこそこ信頼できます。

特に南アフリカのような治安の悪い国では、流しのタクシーより遥かに安全で、更にタクシーよりも安いので、もはやこの国を旅行するバックパッカーはUberしか使ってないんじゃという浸透具合で、そのせいもあり南アではここ最近経営難に陥ったタクシー業界による抗議活動(デモ)が頻繁に起こっています。
タクシーもメーター付きで明瞭会計ならまだしも、流しは大体メーター無いから交渉だし、絶対ぼってくるし、車もボコボコなのとかあって怖いからなぁ。もっと改善すればいいのに。

私は一人歩きが危険なヨハネスブルグでは宿でタクシーを呼んでもらっていたのでUberは知り合った人と一緒に便乗しただけなのだけど、使い方も簡単で後々「やっぱ登録しておけば良かった」と思ったんですよねー。同じ宿に泊まっていた外国人はみんなUber使ってました;
「白タク規制」にはひっかかっていないらしく日本でも使えるのけど、私の実家周辺でドライバー登録してる人って絶対いないだろうなぁ・・・(田舎なので)。東京では結構使えるらしいですね。いいなぁー。



さてさて、前置きが長くなったけどそんなヨハネスブルグ。
私もヨハネスブルグは今回の旅で一番びびっていた場所なので、一人はちょっと怖いな~と思っていたのですが、運良く仲間をGET!!

キルギスの有名日本人宿「南旅館」で知り合ったキムさん(日本人女性)♪

キムさんのブログ↓


マダガスカルで1ヶ月以上更新が止まっているのでちょっと心配;マダガスカルから東アフリカ北上したのかな?
キムさんはWebデザイナーで、私のブログも以前使いやすいようにいじってもらいました。お金が尽きてくるとそのままノマド沈没をしてまた旅を再開する、というなかなかの長期旅行者です笑。手に職って素晴らしい(;´∀`)

西アフリカに入ったキムさんが、もぅアフリカ飽きた!面倒臭いからこっから南アに飛ぶ!ということでこの度プレトリアで集合し、その後一緒にヨハネスに行くことに。やったー!!

プレトリアで落ち合う宿に着いた瞬間、

キム「しほさんお久しぶりです!いきなりなんですが、何か部屋の予約取れてないみたいで!泣」

キムさんの到着日が直前まで定かではなかったので、別々で宿を予約したんだけど、キムさんが予約したBooking.comではできてるのに、宿側では予約できてないというバグが発生。
私はテントを持ってたので、初めはキャンプサイトを予約していたのだけど、ちょうど数日前にテントが壊れてしまったため、急遽「二人用の宿の常設テント」を予約していたという偶然の奇跡。良かったー!

↓宿にある備え付けのテント。

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ここへ来て初めて「宿にあるテント」で寝るのだけど、思っていた以上にテントの中が広くてびっくり!

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2人どころか3人縦に寝れそう。
身長169cmの私が立っても天井に頭がつかない。
何ならここでダンシング・ヒーローも踊れる。
布も分厚いしスゲー!

プレトリアも観光できる日は丸1日あったのだけど、残念ながら雨だったので、宿とスーパーとの往復だけで終わってしまった。

ということで、早速2人でヨハネスブルグへと電車で移動。

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ヨハネスブルグ周辺では「Gautrain(ハウトレイン)」という「安全な電車」が走ってる。「安全な電車」って;まぁ、それ以外の電車は安全では無いということ笑。私はハウトレイン以外の電車はケープタウンからステレンボッシュまで行った時にしか使っていないのだけど、まぁあの電車が危険とまでは言わないにしろスリ程度は普通にいるだろうなという感じ。車内検札があった時、何人も切符持ってなくて降りて行ったからね( ̄ー ̄;)

その点ハウトレインは駅には必ず警備員がいるし、自動改札機があるので無賃乗車は絶対に出来ないし、その上料金も高いので乗客は観光客か現地の富裕層しかいない。

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写真:Wikipedia



駅も電車も車内もきれい!

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日本の新幹線みたいな感じ。
乗客も少ないので、ゆったり座れる。



↓チャージ式のハウトレインのカード。

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最初にカードを購入(16ランド)、その後金額分チャージも出来るし、目的地までの乗車料金分だけのチャージも出来るので、私は毎回乗るごとにチャージしてました。



車窓から。

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あれ何だろう・・・廃墟っぽくて気になる。

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緑も多い。

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さてヨハネスブルグの中心、ダウンタウンにある「Park Station(パークステーション)」に到着。
事前情報では「ヨハネスブルグで一番治安の悪い場所」。駅を1歩出ると必ず強盗に遭うという噂から、みんな駅を出ずに他の町へと移動します・・・(鉄道駅とバスターミナルが連結しているので)。

スリランカで会ったヨハネスの日本企業で働いている日本人男性は、「パークステーションはおろかダウンタウンにも近づかない」と言ってたし、昔プレトリアの日本大使館で働いていたという大使館職員も「ヨハネスでバスを降りた瞬間強盗にあう人が多かった」と言っていたし、、、。

なので、予約した宿に駅からの送迎を頼んでいたのだけど、プレトリアの宿を出る直前に「◯時の電車に乗るので」と電話していたにも関わらず、、、

迎えが来ない。

いやね、「宿の迎えが来ない」という人のブログはいくつも読んだので、若干予想はしていたのだけど、、、出る直前に電話したのに(TдT ) しかも、プレトリアの宿の人がかけてくれたので英語が伝わっていないはずもない。
もしかしてバスターミナルの方にいるのかも?と鉄道駅とバスターミナルをうろうろするも、それらしき人はいない。

パークステーションから私達の宿のある場所まではここからメトロで2駅なのだけど、危険だと言われるヨハネスのメトロにフル装備で乗るほどの度胸は持ちあわせていない。

メトロよりタクシーの方がまだ安全かなぁ、、、ということで恐る恐る駅を出ると、一応タクシーが数台停まっていて、「どこへ行くんだ?」と聞いてくる。完全に怯えている私達は出口近くにいた警備員に「あのタクシーって安全?」と聞くと「あぁ大丈夫だよ!」と言うので、とりあえずドライバーに付いて行くと、「これに乗れ!」と案内された場所にあったのは、とんでもなくボッコボコに変形した明らかな事故車。

私達「・・・別の車がいい。」

↓別の車。全く信用していないので一応写真を撮らせてもらった。

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料金は2人で90ランドと言われたので交渉するも、結局80ランド(約730円)までしか下がらなかった。
ちゃんと目的地へ連れてってくれるのか2人でドキドキしてたけど、何事も無く無事宿に到着。良かった~!ε-(´∀`;)ホッ

ヨハネスブルグに限らず南アは安宿が少ないので予約必須。
今回もダウンタウンではなく、白人地区で治安のいい「Rosebank(ローズバンク)」か「Santon(サントン)」の宿に泊まりたかったものの、3日後に予約しようとした時は既に予約がいっぱいだった。
他の国では大体安い宿から満室になるけど、南アでは治安のいい場所から満室になる笑。

なので、中心部近くの「Jeppe(ジェッペ)」という地区にある宿を予約。予約サイトのレビューが良かったものの、治安が心配だったのだけど、結果的には治安面でもそれほど心配は無かった。

「Curiocity Joburg(キュリオシティージョバーグ)」

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ダーバンで飛び込みで行って泊まれなかった宿の系列店。
ジョバーグとはヨハネスブルグのこと。現地の人は結構ジョバーグと言う。
宿のある通りは白人街といった感じで高いレストランやバー、オシャレなカフェもあり、店の前には必ず警備員もいるので、宿の人もこの通りの治安は全く心配無しとのこと。実際私達が歩いてみて、女性一人でもこの通りなら全然歩けるし、近くに商店や安食堂もあるので思った以上にいい宿でした♪ ヨハネスブルグおすすめ宿です。
(詳しい宿情報は記事最後に)

言うなれば、ハウトレインの駅が近くに無いので、パークステーションからの移動手段はタクシーかウーバーかメトロ。メトロは「Jeppe」駅から徒歩数分なんだけど、治安上ヨハネスのメトロに乗る外国人はまずいません。私は何度か利用しましたが。
なので、数日滞在して観光する場合はウーバーに登録していないとタクシー代が結構かかります。ヨハネスブルグはドラッグの売人がいたりと危険な通りもあるので、絶対に徒歩では行かないように。
あと、1階がバーになっているのでそこそこなパーティー宿です。パリピには最高だけど、私はまぁ「ウェーイ!!」って柄でも無いので・・・( ̄ー ̄;)

↓宿のキッチン。

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広くて結構使いやすい。私達が泊まっていた時はがっつり料理をする人もいなかったので使い放題でしたが、安飯屋が近くにあったのでそれほど料理もしなかったかな。


通りを眺められるベランダがまたいい!

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ドミ部屋はこんな感じ。

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部屋もシーツもきれいで、特に不満なし。



宿のある通り「Fox Street」には壁に描かれたグラフィックがたくさん。

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キムさんと2人で「え、、、ヨハネスのイメージが違いすぎる、、、」としばし愕然としてしまった。(まぁこういうおしゃれなエリアは一部だけなんだけど)

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次回、いよいよ私が一番行きたかった場所、南アフリカ最大のスラム街「Sowet(ソウェト)」です!



スワジランド(エズルウィニ・ムババーネ)から南アフリカ(プレトリア)への行き方


①エズルウェニ渓谷(ロバンバ)7:15発~ムババーネ(Mbabane)7:45着
ミニバス(コンビ) 約25分 E10
※Shoprite前のバス停から。ミニバスは朝7時代でも頻発している。

②ムババーネ 9:35発~プレトリア(Pretoria)14:15着
ミニバス E210 約4時間40分
※ムババーネのバスターミナルにいるドライバーにマンジーニから来るバスを電話で予約してもらう。先払い。7:50から待ち、約1時間45分後に1席分だけ開いたバスが到着、乗り込み次第すぐ出発。
★「Pumbas Backpackers」に泊まる場合はバスターミナルまで行かず、大通りのショッピングモール(マクドナルド)で降りると便利。(そこを過ぎると車を停車できそうな場所が無いので難しいかも)どうやってドライバーに伝えたのか忘れたけど、「マクドナルド、KFC」とか近隣の飲食店を言って伝わったと思う。

↓私が降りた場所。(車の進行方向は東から西へ。)

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プレトリアからヨハネスブルグへの行き方


ハウトレイン(Gauutrain)が10分間隔で頻発。
宿近くの「Hatfield」駅からは約40分、R81。(+カード代E16)




プレトリアのおすすめ安宿・キャンプサイト


「Pumbas Backpackers(パンバスバックパッカーズ)」

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MIX、女性ドミトリー:R180
Permanent Tent(宿常設テント):1人R150(2人まで可)
キャンプサイト:R100
WIFI:あり
設備:キッチン、プール
その他:スタッフのホスピタリティーがすごい。次の宿に予約の電話を入れてくれるのはもちろん、雨だったので洗濯が乾かず、乾燥機が無いか聞くと無料で乾燥機にかけてくれ、洗濯物も全てたたまれて返ってきた!
行き方:スワジランドから行く場合は上地図参照。KFCで降りてそこから徒歩約20分。途中の駅は通りぬけできないので、駅の右にある高架を渡り、渡りきったところで左に曲がる。ヨハネスブルグやプレトリア駅からハウトレインを使って行く場合は「Hatfield」駅下車、そこから徒歩約10分。
宿泊日:2017.10.4~2泊




ヨハネスブルグのおすすめ安宿

ヨハネスブルグはこの宿がおすすめだけど、他の場所に泊まる場合は、ハウトレインの駅近くだと一番いい。中でも治安がいいと言われるのは「Rosebank(ローズバンク)」か「Santon(サントン)」地区だけど、駅から遠いと結局タクシーを使わないといけなくなるので宿選びは慎重に。安全だと言われる場所でも歩く場合はなるべく貴重品を持ち歩かない方がいい。

「Curiocity Joburg(キュリオシティージョバーグ)」

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10人ドミトリー:R210(前後?)
設備:各ベッドにコンセント、貴重品BOX、キッチン、バー、ツアーデスク
WIFI:あり
その他:Booking.comのGenius会員割引で女性ドミが1泊E162だった。周辺の治安は割といい。パーティー宿。レビューがいいだけあってスタッフがめちゃくちゃフレンドリー。ツアーの種類も充実しているので、この宿にさえ辿り着けば安全に観光できる。
行き方:パークステーションからタクシーで1台R80~R70。ウーバーを使った場合1台R30前後。一応メトロで「Jeppe」駅下車で来れるがお勧めはしない。
宿泊日:2017.10.6~5泊

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450円のウォーキングサファリ「ムリルワネ野生保護区」

Category: スワジランド王国
メリークリスマス!

そして

ごめんなさい!。゚(゚´Д`゚)゚。

遅刻してしまいました・・・。

何にって、昨日のラジオに;


マンモス西
あしたのジョー


もしかして聴いてて気づかれた方もいらっしゃるかも?
まぁ私の出番を本気で待ってる人は身内くらいだと思うのですが、一応ここで謝罪をば;

ごめんにゃさい!!

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はなちゃんも反省してくれているので許して下さい。
いや、祝日の土曜、しかもイブイブということもあっていつもより早く出たにも関わらず、遅れてしまいました。放送局まであと一歩という場所で完全に車が停まり、、、祝日ナメてた~;
はい、言い訳はここまでにしまして。


それよりも「昨日本当は私の収録は無かった」ということの方が驚きでしたけどね! (゚∀゚;)
本日24日に行われるRNCラジオのイベント「チャリティーミュージックソン」の前日ということもあり、番組編成がありまして。

で、私がそれを知ったのはいつもの収録予定時間の30分前です。


ディレクターッ!!!w


家から放送局までは車で50分ほどかかるので、当然家を出ていた私は車の中でその知らせを受けたのだけど、既に向かっているなら来てほしいということで、まぁ私もここまで来たら出れるもんには出ておこうということで出たのですが、、、結局遅刻したこともあって若干テンパり気味で到着後数秒で収録に入ったものだからもう、ね。

原さんの「5分で何か面白い話を」というフリに「それがアドリブで出来たらワイは芸人になっとる!」と思いつつ、結局大した話も出来ずにのらりくらりと終わってしまった。

実際はパッといくつか浮かんだ話もあったんですよ。

同性にガチで迫られた話とか、
廊下でいきなり、、、話とか、、、

・・・そんなん土曜のお昼に話せるか~い( ゚∀゚)o彡°
海外を一人旅している女性のハプニングなんて、8割が下ネタですよw 残り1割はネタとして面白く無い話、残り1割はシャレにならない話。

でもいつもと違う、リスナーさんの手紙を聴いて話すのが初めてだったので、これはこれで楽しかったな~♪今更ながら、「おーうちラジオ出てるー」と実感w
「のぼり棒」、あったあった!

しかし後でラジコのタイムフリー機能で聴き返して、この時ばかりは何でこんな機能あるん!?とイラつくほど聴くに耐えかねなかった。原さん石橋さんごめんなさい;どうか皆様聴き返さないで下さい。早く1週間よ過ぎ去れ。



気を取り直して、、、
~本題・アフリカ「スワジランド」編の続きです~

スワジランドの「ムリルワネ野生保護区 (Mlilwane Wildlife Sanctuary)」へ。ここは野生動物を保護している場所で、徒歩でサファリが楽しめることも有名。
※保護区内にホテルやゲストハウスもあり、宿泊してレンタサイクルで回ることもできる。もちろんツアーもあり。

泊まっているエズルウィニの宿からはミニバスで分岐点まで行き、そこからは徒歩で3.7Km歩く。

↓分岐点にある看板。

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畑に沢山いるホロホロ鳥を面白いな~と見ながらてくてく歩き、、、


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まぁ、、、結局はヒッチハイクで行った。



入場ゲート。

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入場料:50リランゲニ

約450円、、、やっす~い。

敷地はかなり広いのだけど、受付横にあった地図を写真に撮ったものと、MAPS.MEを頼りに歩いてみる。

第一動物発見!

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うーん、名前が分からん;


普通にシマウマがうろうろしているのが面白い。

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え、何かすっごい見られてる。。。


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警戒心が強いのかすぐ去って行った。



ここにもきれいに咲いたジャガランダの木が。

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インパラ。

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体の白い線が特徴的な「クドゥ」。

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クドゥ一家。

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オスにしか角が生えないので、ここにいるのは全部メス。



イボイノシシ。

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たくさんいる。
見かけによらず警戒心が強くてすごく遠くを歩いているのにすぐ逃げる。



見たことのない野鳥も沢山いたので、私は動物よりも鳥で楽しめたかな~。

↓ツバメのような尾の鳥。ぷっくりした白いおなかがかわいい。

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↓こんな柄の鳥さんもいるのか~!

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↓ハトみたいな鳥。ハト???

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↓「Bee-eater」=ハチクイドリ。

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その名の通りハチを食べる鳥。ハチ以外の昆虫も食べる。
この保護区で一番目にする鳥なのだけど、体の色が黄色・白・赤・黒・緑・青と、すごくカラフルでかわいい。



かなり道を間違えたりしながら、ようやく目当てのトレッキングトレイルに到着。

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「Hippo(カバ) Trail」と書いてあったので、カバが見られるのかと思ったのだけど、ただ川があるだけでカバはいなかった。敷地内のトレッキングコースは全てこういう風に動物の名前が付けられているのだけど、その動物が見れるということではなく、ただ名前を付けているだけのようなのでご注意を。

なかなか鬱蒼としたトレッキングルート。
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崩れた土の壁部分にある無数の穴。

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一瞬コウモリの巣!?と思ったらさっきのハチクイドリの巣だった。


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天気が悪くて写真映りも今イチだけど、ハチクイドリはカラフルで本当にきれい。
私の意図をくんだかのように巣の前にベンチが置いてあり、そこに座って存分に鳥観察を楽しむことができた。

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よく見るこの花、結構好き。

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ちょっと遠かったけど、この鳥さんもかわいかった~!やっぱ丸々としてるのが好きだなぁ。

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↓フンコロガシ。

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フンコロガシって糞を転がした後どうするんだろう・・・食べるの?



このハシゴもまたトレッキングルート。分からんわい!

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Hippo trailの先の他のルートも少し歩いたのだけど、動物もいないし面白くないので、川に添って別ルートから戻ることに。



↓ワニ。

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↓クドゥ。

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角があるのでオス。
結構大きいのだけど、警戒心が無くかなり近くで見ることができて迫力があった。

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木にぶら下がったクリスマスの丸いオーナメントのようなものは、、、

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鳥さんの巣!


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「Ploceus spekei」=カオグロウロコハタオリ。
「ハタオリドリ科」の一種で、これまた名前の通りで、草などを編んで枝から垂れ下がる袋状の巣をつくる。

この黄色い鳥はアフリカ南部でよく見かけるのだけど、そういやこの巣を形どったお土産品をインドで見たことを思い出し、調べると東アジアにも生息しているらしい。

巣へは下から入る。

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逆さになって巣作りするの大変そうだなぁー。

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更に進むと遠くの木に無数の大きな白い鳥が。
 
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結構大きい。白鳥くらい?

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すごく特徴的なんだけど、これまた何というのか分からず。
(名前の分からない鳥はここの受付や宿で聞いたのだけど、現地の人も知らなかった。というか、鳥の名前なんてみんな気にしないんだろうなぁ;)
黒い長い嘴が一見怖そうに見えるのだけど、羽を広げると赤いラインが入っててきれい。

よく見ると首の長いグレーっぽい違う鳥も混じっていてちょっと面白かった。

「あれ・・・?ちょっと僕だけ毛色が違うなぁ・・・」
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保護区内のゲストハウスに到着し、ここを通り抜けて最初のゲートまで戻ることに。
サル発見。あれ?このサル歩きスマホしているように見えるのは私だけ?

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スマホ入れた合成写真作りたいw

ゲストハウスの敷地内にも普通に野生動物がいる。

クドゥ。

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敷地内に沢山いて触れる距離で見れるので、もはや奈良の鹿状態で珍しさも無くなってくる。鹿に見えなくもない。


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アフリカ名物「カラフルトカゲ」。←正式名称ではありません。

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アフリカにはカラフルなトカゲが沢山いて、赤やオレンジ、黄色や緑など国(場所)によって色が違うので面白い。


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ゲストハウスを出たところ。

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さすがにキリンや象はいないものの、日本では見られない動物が普通にウロウロしているので新鮮。これがジャングルとかサバンナではなく、「何か普通の草原や畑」にいるから尚更面白いのかも。


ウシ科の動物「トピ」。

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何か知らんけどまためっちゃ見られてる;


あ!ヤックル!

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・・・ではなく、「ウォーターバック」。角がかっこいいなぁ。


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この子だけ柵で隔離されていたのだけど病気中とかなのかな?
それともサファリツアーに来た人が動物見れなかったらアレだからその時だけに解き放つ用なのかな?(冗談です)



この子はオリックス(ゲムズボック)っぽいけど角が短くてお腹の黒いラインが無い。

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同じ品種で違う名前なのかなー。



朝9時に到着し、14時半頃にゲートに戻ってきた。
入場料450円にも関わらずかなり楽しめた。
キリンや象やライオンなどはいないので、「めっちゃ動物見たい!」という人には物足りないだろうけど、「歩いて野生動物を見れる」ということに関しては楽しめる。鳥が好きな人はより楽しめるけど、その場合はなるべく朝早めに行った方がいいかな。(私が行った10時くらいでも一応見れる)

ゲートを出て、分岐点まで歩く。

途中あった小学校。

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壁には今見てきた動物が描かれている。

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ここから3.7kmかぁ、、、。



停まってくれた車は南アフリカ人女性3人組。
皆様同じものを食べているのかと思うくらい3人ともふくよかな方だったので、姉妹かなと思ったら同僚友達とのこと。休みでスワジランド旅行に来たらしい。分岐点までで良かったのだけど、このままエズルウィニを通ってムババーネまで行くとのことだったので、エズルウィニで降ろしてもらえないか聞いてみると、他にも観光したい場所があるから、そこに寄ってからならいいとのことで、願ったり叶ったり!一緒に他の観光地も立ち寄って宿のあるエズルウィニまで戻ることに。

まず行ったのが博物館。

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しかし入場料が80リランゲニ(約720円)と、さっきの野生保護区よりも高い。
しかも大した展示も無さそうなので、私は値段を聞くなり即座に「入りません。待ってます。」と告げると、女性達も結局入らず。私に気をつかって入らなかったなら悪かったな~と思ったのだけど、車に乗り込むなり3人とも「高すぎる!」「大したものも無いのに!」と大笑い。良かったー(;´∀`)



次に向かったのが何かスタジアム。

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ここも外から見ただけで結局入らず。まぁ外から見ても「入ったところで?」という感じ。



その後女性たちは「王宮に行く」と言う。
以前の記事にも書いたように「スワジランド王国」なので、現在も王様がいて、王宮が近くにあったのは知っていたのだけど、そんな一般人が行って「はいどうぞ」って入れるものなの!?

王宮はエズルウィニ渓谷の「ロバンバ(Lobamba)」という場所にある。
一度道を間違えた場所で、車をバックさせた時に「バンッ!」と後ろのポールのようなものにぶつかって車がヘコんでしまったのだけど、「あ、動くわ良かった良かった」と何事かも無かったかのように出発するというハプニングもありつつ王宮へと向かう。

周辺は結構な田舎で、王宮以外に何も無い。王宮へと続く道へ進むと、敷地内手前にゲートがあり、まぁ当然そこで止められる。

女性達は警備員とアフリカーンスで何やら話し、結局入ることは出来なかった。そりゃそうだろ。

私「警備員は何て言ってたの?」

女性「スカートじゃないし、ドレスコードしないと入れないって。」

・・・え?逆にドレスコードしてたら一般人でも入れるってこと?それはそれで凄いんですけど。

そんなこんなで宿近くのショッピングセンターでお別れ。ありがとう!



~首都ムババーネ~
次の目的地・ヨハネスブルグ行きのバスを確認するために、ムババーネにも日帰りで行ってみたのだけど、ちょっと都会というだけでまぁ面白いものは特に無かった。

【エズルウィニからムババーネへの行き方】
ショップライト前のバス停からミニバス(コンビ)で片道約20分。E10。

バスターミナルに併設して巨大なショッピングモールがあり、賑わっている。

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お土産屋さん。

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スワジランド国王がプリントされた布も売っている。
この布は服や腰巻きとして使われるものなのだけど、一度ガチでこの国王プリント布を腰に巻いている女性を見かけた。



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なぜか救急車デザインの郵便切手。

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旅行者に「まずい」と評判のイギリス料理。
・・・に、並ぶ行列。

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本当にすごく並んでいて、まぁ魚のフライとフライドポテトだし、ここのはもしかして美味しいのかも・・・?

と思って買ってしまった自分を叱りたい。なぜ学習しない!!

まぁ不味くはないけど、美味しくもない。
周りをよく見ると王道のフィッシュ&チップスを買っている人はほとんどいなく、みんな丸いドーナツとポテトを買っていた。ポテトをおかずに、ドーナツ食べてるって感じ。(アフリカのドーナツは素朴な甘みなのでおやつというより主食として食べられることもある。)



車のナンバープレートがスワジデザイン!田舎ちっくでかわいい。

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ムババーネ限定ご当地ナンバープレートとのこと。



日本にもご当地ナンバープレートあるよね!

ご当地ナンバープレート



私がいいなぁ~と思うのはこちら。

愛媛県、道後・松山市の雲型プレート!

愛媛ナンバープレート



あとこっちもねこ好きとしては羨ましい!
青森県、水戸町の11ぴきのねこプレート!かわいい!

青森水戸町

地元香川県・高松市でもご当地プレートができるようですが、今のところ結構真面目なデザインで面白味は無いなぁー。
ただ日本のご当地プレートは原付きのみなので、スワジランドみたいに車OKのプレートも作ってほしい!

話は反れましたが、次回は再び南アフリカに戻って最後のアフリカ編です♪



ムリルワネ野生保護区(Milwane Wildlife Sanctuary)

入場料:E50
営業時間:6時or7時~
11月~4月→18時クローズ
3月~10月→17時クローズ
エズルウィニ渓谷からの行き方:ショップリスト前のバス停から分岐点までE5。バスを降りて入り口まで徒歩3.7km。

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スワジランド「スワジ文化村」(エズルウェニ渓谷)

Category: スワジランド王国
レソトから南アフリカに戻り、ダーバンで数日過ごそうと思ったものの宿がとれず、結局1泊だけして移動・・・

次なる目的地は「スワジランド王国」。

場所はここ。

スワジランド



「王国」という名の通り、レソト同様「王様」がいるのだけど、レソトと違うのは憲法で国王の権限が保障されていて、未だ国王が権力が持っていること。政府の重役も王家が多く占めているので、ほぼ独裁政権に近い。

更にこの国、調べるとすぐ出てくるのが「世界で一番エイズ感染率が高い」国・・・;そのせいでエイズでの死者率も高く、平均寿命は48歳(2015年)。
でもまぁ周辺のボツワナやレソトなんかも似たようなもの。南アフリカも感染率は高いものの、平均寿命は57歳とスワジランドと10歳近く長寿。・・・日本の平均寿命と比べると長寿と言える年齢でもないのだけれど( ̄ー ̄;)エイズが蔓延しているのはコンドームが普及していないことと、一夫多妻制というのも要因なのかも。

毎年8月~9月に首都ムババーネ近郊で行われる「リードダンス(Reed Dance)」は処女のみが踊る伝統行事で、そこで国王が嫁を選んだりもするんだけど、え?国王何歳?;
時期があえば見たかったなぁ~。



さぁ、そんなあんまりいい情報の無い「スワジランド」。一体どんな国なのか!?

↓南アフリカ(ダーバン)からスワジランド(マンジーニ)行きのバス。

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良かった!ちゃんとバスの後ろに荷物を乗せれる牽引車?がある!

待ってる間に買ったマフィンもどき。

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プレーンとチョコ味。形はマフィンだけど、味は蒸しパン。まずくはないけど、小学生が初めて家庭科の実習で作ったお菓子のような味。



国境も特にこれといったこともなく無事スワジランドに入国。
マンジーニでバスを乗り継ぎ、最終目的地の「エズルウェニ渓谷」に到着。スワジランドの首都は「ムババーネ」なんだけど、ゲストハウスも無いし、特に観光するような場所も無さそうなので、首都から少し離れたこの町で数泊することに。

まず向かったのは「スワジカルチャーセンター(文化村)」。

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入場料100エマランゲニ。約800円。なかなか高い。
しかし「エマランゲニ(リランゲニ)」って言いづらい・・・。面倒臭いから南ア通貨の「ランド」って言ってしまうけど結局等価なので普通に通じる。



スワジランドの昔の住居などを再現し、伝統的な暮らしなどを紹介している設備。
ここの入場料にはガイド代も含まれる。

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スワジランドは昔から(現在も)一夫多妻制の国。
かつての王様は75人の妻に、250人の子供がいたらしい!



女人禁制の調理場。

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ここで男性が動物(主にヤギ)を捌くのだけど、男性が動物の頭と足を捌き、その他の部位は女性が捌いていたとのこと。なぜ部位を分けるかというと、頭を女性に与えると賢くなってしまう、足を女性に与えると男性の元から逃げていってしまう、という信仰から。
ガイドの話を聞いていると、どうやらスワジランドでは昔から男性の地位が高かく、男尊女卑だったのかなという感じ。女性が賢くなることを恐れてたんですね。
現在でもその「足を与えない」という名残のせいか、男性が女性に靴をプレゼントすることは絶対に無いそう。

肉を捌いた後の羊の皮は既婚の女性のみ身に付けることができる。羊の皮をつけているかいないかで、既婚か未婚がすぐ分かるようになっていた。

調理場の近くにはマリファナを吸う場所もあって、男性が狩りに行く前など、怖くなって逃げないようにするために吸っていたらしい。(現在はもちろん違法)



藁と縄で作られた昔の住居。

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ひと家族につきこういう家がいくつかある。一夫多妻制だけど第一夫人用は一番重宝され、第一夫人専用の家もある。

家を建てるには、まず8人の男性が5週間かけて家の骨組みを作り、その後8人の女性が3週間かけて外側の草を取り付けていく。見た目は簡素な気がするけど、計2ヶ月弱と意外に時間かかるんだなぁ~。

移動式住居なので、そのまま他の場所へもすぐ移せる。家は3年ごとに作り変えなければいけないらしい。


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中はこんな感じ。

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夏は涼しく、冬は暖かいつくり。
家に入る場所も男女で分かれていて、ガイドが

「女性は左、男性は右(right)です。なぜなら男性がいつも正しい(right)から!Hahaha~!」

というアフリカンジョークで観光客を沸かす。

まぁこの施設はただこういう家が何個かあるだけなので、これだけだと「これで800円か・・・」とガッカリすること間違いなしなのだけど、一番の目玉は「スワジダンス」!!

このダンス観覧料も入場料に含まれているのだけど、決まった時間にしかやっていないので、その時間に訪れないと多分すご~く損した気分になると思う( ̄ー ̄;)

ダンスは屋外ステージで行われる。週末だからか観光客も多く、結構広い客席は満席御礼。前の方で見た方が迫力があるので、写真を撮りたい人は開始時間より早めに行った方がいいと思う。

最初にスタッフの簡単な説明があったあと、男女15人くらいの民族衣装を着た現地の人が登場し、歌や踊りを踊り始めた。

女性は大きな一枚布を体に巻いたような衣装で、未婚の女性と既婚の女性でまた違う。

↓こちらは未婚の女性。

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↓既婚の女性は頭に黒い帽子のようなものを被り、獣の毛?のようなスカートをはいている。

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男性の民族衣装はいかにも「狩猟民族!」という感じなのだけど、カラフルでもこもこの白い毛皮がちょっとかわいい。

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ただダンスは激しい。

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この人誰かに似てるな~と思ったら竹中直人や。



みんなで1本の長い棒を持って足を高く蹴り上げる。

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このスワジダンスは「足を蹴りあげる」のが特徴で、男性だけでなく女性も同じように踊る。

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一応見えてもいいようにスパッツ的なものを履いているのだけど、蹴りあげた瞬間にみんなちゃんと隠している。まぁそうだろね・・・同じ女性でも何か見てしまうもん;



おぉー

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アキラ100%も真っ青の隠し芸!


アキラ100%

(こら!)



いやでもこの「蹴り上げダンス」、ずーっとやっててほんと凄いんですよ。

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どういう意味があるのか聞くの忘れたけど、何か意味あるのかな?

太鼓のリズムも軽快ですごく楽しかった!
観客もかなり湧いてて、いい感じの合いの手なんかも入っていた。

スタンディング・オベーション!!

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と思ったら急に変なん出てきた・・・。

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ベナンのブードゥー教のお祭りを彷彿させるような、、、これも神様なのかな?



最後は観客も混じえてのダンスタイム。

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ゴスペルのような歌もすごく上手くて聞き惚れてしまった。
「マベレマベレマベレ~♪」というナゾの言葉が頭の中でずっとリフレイン;
チップBOXもあったから、喜んで入れたねコレは。

いやぁ楽しかった!
終わった後、CDだかDVDだかも手売りしていて欧米人に飛ぶように売れていた。スゲー!

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ビーズのネックレスがおしゃれ。

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いや、そんなポーズいらんのやけど;みんなかなり陽気でフレンドリーだった。

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近くに滝もあるというので行ってみたのだけど、まぁこんな感じ。

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滝自体小さい上に、これ以上近づけないので「あ~遠くに滝あるなぁ~」という雰囲気。ここじゃないのかと思って暫くその辺をウロウロしてしまったくらいしょぼい。


さ、帰るか。

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レソトもそうだったけど、スワジランドも自然がいっぱい。


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この辺りに沢山ある「ジャガランダ」という紫の花をつける木。

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宿の庭にもあり、雨が降ったせいもあってこの時期沢山花が落ちていた。春になると咲くので、現地の人にとっても日本の桜みたいな感覚なのかな?



宿の近くはこんな感じ。

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エズルウェニに1軒だけ大きなショッピングモールがあって、他は本当に何も無い。むしろなぜここにショッピングモールがあるのか不思議なくらい。すごい助かるけど。



宿近くのお土産屋さん。

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ここに売られていた作家さんの手作り食器がかわいかった。
日本ではまず無い「アフリカ~ン」な奇抜なデザインで、色も派手なんだけどオシャレ。

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これなんかゼブラ柄っぽい。

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これはヒョウっぽいなー。

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お土産と自分用に買った器。

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中にもデザインが入っているのがかわいい。

値段は物によって違うけど、お皿や器で大体800円~1500円くらいだったと思う。いくつか買うと値引きもしてくれる。オーナーの知り合いが作っているとのことで、ここにしか売ってないと思われるので、気に入ったものがあれば買い逃さないように。
裏に作家さんの名前や「スワジランド」と書かれたものもある。同じデザインでも大きさが微妙に違ったりするのだけど、そこがまた手作り感があっていい。



~~~現在地・日本での余談~~~
ナイジェリア・ラゴスのカウチサーフィンでお世話になったJさんが日本に来たので一緒に岡山を観光しました!


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Jさんはナイジェリアで働いている南アフリカ人なんだけど、最近の変わったこととして「ナイジェリアでガソリン車が廃止になることになったよ」と。そういやトヨタも20年後にガソリン車を廃止にするっていってたな~と思っていると、

「ガソリン車廃止は3年後なんだよ。」って・・・。

え、、、絶対無理やろ(;゚Д゚)

ガソリン車廃止=EV車=高い、というのは常識だけど、ナイジェリアの国民がみんなそれだけの財力があるとは到底思えない;しかも3年後て!笑 誰か3年後にナイジェリア行かれた方は現地の様子を報告お願いします。まぁ、、、多分変わってないだろうけど。

「150ヶ国行った別の日本人の友達も東京から来るよ!」と言っていたのでそれも楽しみにしていたら、来たのはFBの「西アフリカビザ情報」グループで有名なタツキさんでした!

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いやいやほんと、その節はお世話になりました・・・と初めて会うのに言ってしまいますね。西アフリカのビザ情報をまとめてくれてる人なんてほぼいないので、ここ数年アフリカ一周した人はお世話になった人も多いのでは。

タツキさんのブログはこちら↓

アフリカ一周する人はマスト!な情報系ブログです。
まとめが本当に助かります。

更にタツキさんとFBで繋がると共通の友達にベナンでお世話になったH田さんの名前が笑。西アフリカ、行く人少ないからかどこかしらで繋がって面白い。



南アフリカ(ダーバン)からスワジランド(エズルウィニ)への行き方

①宿~スワジ行きバス乗場
タクシー 約10分 R50
※宿でメータータクシーを呼んでもらう。

↓スワジランド(マンジーニ)行きバス乗り場
スワジ行きバス

②ダーバン(Durban)9:10発~マンジーニ15:15着
ミニバス 約6時間 R250
※13時に国境着。

③マンジーニ15:20~エズルウィニ15:50着
ミニバス 約30分 E18



エズルウィニ(ロバンバ)の安宿・キャンプサイト

バックパッカー宿は2軒あるが、夏に行く場合は予約が無難。特に週末(金~日)はどちらの宿も宿泊客でいっぱいだったので、キャンプサイトでも予約しておいた方がいい。

「Lidwala Lodge」

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※部屋の写真撮り忘れた;

キャンプサイト:E120
キャンプサイト(宿のテント):E180
6人ドミトリー:E185(貴重品BOXあり、部屋は狭い)
ドミトリー(シャワー、トイレ付き):E200
WIFI:あり(容量制限無し)
設備:キッチン、フリーコーヒー・紅茶、ホットシャワー
行き方:ムババーネから行く場合はゲイブルズショッピングモールの1つ手前のバス停か宿の近くで停まる。幹線道路に看板も出ているので宿の名前を言っておけば多分通じると思う。
その他:調味料がかなり揃っている。シャワーも温度調節しやすく使いやすい。
宿泊日:2017.9.30~2泊



「Regend Backpackers」

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キャンプサイト:E90(サイトで電気を使う場合は1日+E50)
10人ドミトリー:E175(貴重品BOX無し)
WIFI:あり(1日50MBまで無料、それ以上は有料。)
設備:キッチン、フリーコーヒー、ホットシャワー、バー
行き方:ゲイブルズショッピングモール前バス停で下車。そこから徒歩約10分。ショッピングモールの駐車場を通り抜ければショートカットになる。
その他:森の中にいるようで居心地がいい。ドミ部屋はコンセントが少ない。
宿泊日:2017.10.2~2泊

エズルウィニ宿







【国境】THE・レソトな風景と国境サニパス(南アフリカへ)

Category: レソト王国
タバツェカ、宿での朝。

早朝ノックの音で起こされ、若干無視してみるもノックは続き、仕方無いので寒い中ベッドからもそもそと這い出てドアを開けると、そこにはバケツを持った宿のお姉さんが。

お姉さん「はい、これシャワー用のお湯ね!」

・・・。

いやね昨日浴びたからいらないよって、伝え忘れてた私も悪いかもしれないんだけど。

早朝5時 に誰がシャワー浴びるん!?

お姉さん、私パン屋さんでも羊飼いでもないんですけど。むしろ羊飼いの方がもっと遅起き~!

お湯を放置すると当然冷たくなるので、これまた仕方無く顔を洗ったり歯を磨いたり。
今日私が乗る予定のバス、11時なんだけどなぁ~・・・( ;∀;)



マセルのバスターミナルではタバツェカから先のバスはよく分からないと言われたけれど、ちゃんと国境まで行くバスはあった。ただ結局「モホトロン」経由だったので、先を急ぐ場合はマセルからモホトロン直通バスの方が楽だと思う。

先に私がタバツェカから南アフリカ・ダーバンまで行くまでに通った経路を書くとこういうルート↓

サニパスa 

まずはタバツェカから「モホトロン(Mokhotlong)」へ向かうんだけど、、、

この100Km程度の距離が、1日がかりの移動でした( ;∀;)
ぜ、全然進まんやん;

タバツェカからモホトロンまでの直通バスは無く、「リナカネン(Linakaneng)」という村で乗り換える。

リネカナンのバスターミナル。

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到着後1時間ほど待ち、モホトロン行きのバスも出発。
タバツェカからここまではまたしても膝の上にバックパック約3時間半という地獄の移動だったのだけど、今回は運良く助手席で荷物も下に置けてゆったり座ることができた。
バスの内装が何か懐かしいデザインだな~と思っていると中古の日本車だった。

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タバツェカからモホトロンまではずっとオフロードだった。

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写真があまり撮れなかったけど、景色も良かった!
延々と緑と茶色の山脈が続き、平地を走ることはほとんど無い。
傾斜のある山肌にへばりつくようにして建てられた石造りの民家や、広々とした草原で羊の群れを連れて歩く毛布の民、山肌を馬に乗って物資を運ぶ毛布の民・・・。
「これぞレソト」というような風景は、キツい移動にも関わらずやっぱり来て良かったなぁと思わせてくれた。
ただリネカナンから先は崖っぷちをぐいぐい走るのでちょっと怖かった;


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ぞろぞろ・・・。

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ぞろぞろ・・・。

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タバツェカを出たのが12時、モホトロンに着いたのが19時で既に真っ暗。
ドライバーに「暗くて怖いからバスターミナル手前の宿まで連れて行ってほしい」と言うと嫌な顔一つせず連れて行ってくれた。ありがたい。



翌朝サニパス国境行きバス乗り場へ。

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バスは6時に来ると言われた通り6時ちょうどに来たのだけど、その後町中で人を集めてまた同じ場所に戻ってきて、モホトロンを出たのは結局8時前だった。

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体を毛布ですっぽり包むのがソト族スタイル。
大体みんな既成品の同じデザインの毛布を使っているのだけど。

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あれ!?この男性の毛布は珍しい!
見せて~と言うと広げてくれた。


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既成品の毛布に、彼の奥さんが刺繍をしたもの。レソトのいろいろがデザインしていて、実際これはお土産として売っているとのことで「これ買わない?」と言われたけど、、、何かこの人の匂いついてそうでちょっと嫌笑。



しゅっぱ~つ。

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南ア行きだからか今までのバスよりもちょっと新しめで、更にモホトロンから先は舗装路に戻ったので乗り心地もUP。

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国境でのレソト出国審査も問題無し。
ただ、レソトと南アフリカの国境「サニパス」は標高2800mあるので、車を出た途端非常に寒かった。

南アに入国し、この先が絶景スポットとしても有名な「ドラケンスバーグ(Drakensberg)山脈」。ここは「マロティ=ドラケンスバーグ公園」として世界複合遺産にも登録されている。

のだけど。

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びっくりするくらい天気が悪い。


まぁね、天気ばかりは仕方無い( ;∀;)

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「ドラケンスバーグ」はアフリカーンスで「龍の山々」という意味。確かに山がずーっと奥まで連なってある。今までこういう景色は見たことなく、晴れてたらかなり良かっただろうなー。

それにしても車にぶら下がってるもさもさが気になる。

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まだ緑が少なく、季節的にもちょっと早すぎたかな。


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山を降りきったところでようやく南アの入国審査。
大したこともなく通過した後、バスで更に少し行き、次のバス(アンダーバーグ行き)の乗り換えポイントに。

↓乗り換えポイントにある商店(人がいるところ)

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反対方向から来たバスが人を降ろして、それに私達が乗り、私達が乗って来たバスに今度はその人達が乗る。どうやらここで連結する時間は決まっているみたい。

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更に道がきれいになった。

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この先でもうガラッと景色が変わる。
レソトの丘や山で平地が少なかった景色から一転して、緑の多い高原地帯に。

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それより車にぶら下がってるナゾの生き物が気になる。

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アンダーバーグに到着。

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ここでピーターマリッツバーグ行きに乗り換え、更にそこからダーバンのはずだったのだけど、運良くここからダーバン行きの直通バスに乗ることができた。乗客が私を含め3人しかいなかったので、何かのついでだったのかよく分からない。

そんなこんなで15時前にダーバンに到着。
ダーバンは比較的大きな都市でちゃんとしたバックパッカー向けの安宿もあるので、移動続きで疲れていた私はここで3泊くらいしようと思っていたのだけど、宿を予約していなかったせいで目当ての宿は満室、そこで紹介してもらった宿も1泊しかとれず、結局翌日にまた移動しなければならないはめに・・・。

南アフリカ、宿はちゃんと予約しましょう。特に週末!( ;∀;)



レソト(タバツェカ、モホトロン)から南アフリカ(ダーバン)への行き方

①タバツェカ(Thaba Tseka)12:10発~リナカネン(Linakaneng)15:55着
ミニバス 約3時間45分 M54
※バスは10時~11時の間に来る。

②リナカネン 16:50発~モホトロン 19:10着
ミニバス 約2時間20分 M50

~翌日~
③モホトロン 7:45発~国境~アンダーバーグ行きバス乗り場 11:00着
ミニバス 3時間15分 M110
※6:00発、町で人を拾って20分後に同じ場所に戻って来る。乗り場はバスターミナルの端なので、現地人に必ずどこに来るか確認しておいた方が無難。(場所は下宿地図参照。MAPS.MEの表示とは違う場所)国境に両替所は無いのでモホトロンで変えておくこと。(レソトロチは南アランドと等価なのでバスの運転手などが両替してくれる。)

④乗り場 11:20発~アンダーバーグ(Underberg)11:40
ミニバス 約20分 M39

⑤アンダーバーグ11:55~ダーバン(Durban)14:40着
ミニバス 2時間45分 M170
※ピーターマリッツパーグまではM105、ピーターマリッツバーグからダーバンまではM65。



モホトロンの安宿


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「GROW」
ドミトリー:M150
WIFI:無し
設備:ホットシャワー、キッチンはコンロもあるが使っていいか要確認。レンジとポットは使用可能。
その他:部屋は暖かい。
行き方:バスのドライバーに言えばOK。バスターミナルからはシェアタクシーでM7。
宿泊日:2017年9月28日~1泊

↓メインストリートから丘をちょっと登ったところ。
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ダーバンの安宿

ダーバンは治安が悪い場所もあるので要注意。

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「Happy Hippo」
ドミトリー:R185
スイートドミトリー:R200
WIFI:あり(1日2時間、それ以上使う場合は有料)
設備:キッチン、ホットシャワー、フリーコーヒー・紅茶、バー
その他:宿より北の「Mahatma Gandhi Road」は治安が悪いので歩かないこと。中心部から結構遠い。
宿泊日:2017.9.29~1泊

ダーバン宿

おすすめの宿は満室で泊まれなかった「Curiocity Durban」。中心部にありアクセスもいい。人気宿なので要予約。ドミトリーM215~。
※町中でフル装備のままお金を降ろすのが怖かったので宿のすぐ横のガソスタ併設のATMでお金を降ろしたのだけど、2台とこ手数料が必要だった。どっちがどっちか忘れたけどR50(400円)とR40。







マントソニャネでのソト族とのからみ(レソト)

Category: レソト王国
本編の前に少しだけアフリカ治安情報を。

バックパッカーにとってエチオピア、いやアフリカの観光ハイライトともなっている「ダナキル火山ツアー」。悲しいことに、そのツアー中に外国人観光客が殺害されるという事件が起きました。以下、在エチオピア日本大使館からの速報メールをコピペしておきます。

”2017年12月3日(日)、アファール州のダナキル火山を観光中の外国人が、武装集団に襲われ殺害されたとの情報があります。詳細は確認中ですが、グループ・ツアーで観光中、夜間にキャンプを突如襲われ、銃撃されたと報じられています。
同火山周辺の観光に関しては常に危険と隣り合わせであるため、渡航を判断する際は、事前に情報を十分集め、信頼できる旅行会社やガイドを選定してください。当地の情勢は非常に変わりやすいため、少しでも不安や危険を感じることがあれば、渡航を中止して下さい。”


アフリカを縦断する日本人バックパッカーが必ずと言っていいほど行く人気のツアー。海外ではこちらが気をつけても避けられない事態も充分起こります。現在アフリカを旅行中の皆様、アフリカは「気にしすぎじゃない?」というくらい気をつけるくらいがちょうどいいです。特にアフリカでの強盗被害は本当に多いです。どうかお気をつけて旅を楽しんで下さい。
亡くなった方、、、外国人観光客が被害に遭うケースは本当によく耳にするのですが、同じような旅行者が被害にあうのは何度聞いても本当に悲しいです。ご冥福をお祈りします。



~ここからレソト編の続きです~

レソトで行きたかったマレアレアとタバ・ボシウに行けたので、レソトの観光はこれにて終了。なので、また南アフリカに戻るのだけど、南アフリカとの国境にある「ドラケンスバーグ山脈」が景色がいいとのことなので、そこを経由して南アに戻ることに。

ロマの宿で「サニパス(ドラケンスバーグのある方の国境)から南アに入りたいんだけどバスはある?」とスタッフに聞くと、「そっち行きのバスは通るけど、いつも満車だから一旦マセルまで戻ってマセルから乗った方がいい」と言われた。仕方無いのでマセルまで戻る。

マセルのバスターミナルで同じように聞くと、「マントソニャネ行きならある。そこからタバツェカまで行けばいい。その後は知らない。」と言う。"その後は知らない"って・・・笑。バス無かったらどうしたらええんやろ、と思いつつ、地図で見るとまぁまぁ国境よりなので、何とかなるだろうとそのバスに乗ることに。

ルート的にはこんな感じ↓

レソト

マセルからはタバツェカの先の「モホトロン」まで行く直通バスもあるらしいのだけど、そのバスはレソトの上の方を迂回しながら行くルート。
そのルートの方が王道で色々と確実なのだけど、過去の情報では「レソトの中心部は山脈があって道が無い」ということで、このルートを通った人を聞いたことが無かったので、変なところで旅人根性が湧いて「オラ何だかワクワクすっぞ!」状態に。

まぁ、、、大体こういうことをしたところで、いつも大した収穫がなくただただ面倒臭いだけなんだけど( ̄ー ̄;)



約40分ほど待ってバスが出発。

・・・ほらね。

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しょっぱなから面倒臭いことになってるよ!(゚∀゚)

私の前の席が全部現地の人が買い込んだ大量の荷物。
この袋は全部スナック。そしてこの全長1m以上あるスナックの袋が私の方にめりめりと迫ってくる。その上車内は満席なので、メインのバックパック(想定15kg)は私の膝の上。(サブバックは足の下)
あ!これがアフリカでよく聞くアレか!!

↓よく聞くアレ
「アフリカ縦断で一番大変だったことって何ですか?」

「移動ですね~。ミニバスだと荷物を置く場所が無いので、自分の膝の上にメインのバックパックを置かないといけないんですよ。

私はアフリカ西側を下ってきたので、この「荷物置き場の無いバス」というものに乗ったことがなくてピンとこなかったのだけど、こういうことか~。
(※西側では中距離でもブッシュタクシー(シェアタク)が多く、まれに乗るバスはちゃんとバスの上なり、牽引車なり荷物置き場が別にある。ただしバス自体は日本だと廃車になっているレベルのバス。)

とにかくこのバスは「荷物も合わせて人一人分の席」しか確保されない。その上、席幅も狭く足の膝が前の座席につく。その上、定員よりも多い人数が乗って前も横もみっちりぎゅうぎゅう。メインバックを座席の下に置ければいいのだけど、座席の高さも低いので私のテント入りバックは入らず、そこそこ荷物の少ない人じゃないと入れるのは難しいと思う。キャリーケースなんてもってのほか。

そんな感じなので早々に足が悲鳴を上げ、最終的にはバックパックを座席に座らせて、自分は横向きでちっちゃくなってサブバックの上に座るという、何とも奇妙な格好で落ち着いた。


はい、お決まりの車の故障。

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近くにすごくきれいな湖があった。

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マセル、ロマを過ぎてからは絶景続きだった。バスは一度座るとカメラを出せなくなるほど身動きが取れないので写真を撮れなかったのだけど、本当に山やテーブルマウンテンが連なる風景や高原や段々畑、もっと季節が後ならもっと緑が多かったかもしれないけれど、それでもきれいだった。

本当にずっと山脈が続くので、平地があまり無い。
ただ、山しか無いようなものすごく田舎でも山の斜面に添って民家がある。

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約3時間の苦痛を伴いながら、ようやく「マントソニャネ(Mantsonyane)」に到着。

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バスターミナルからしてすんごい田舎w

バスターミナルにいた人がタバツェカ行きのバスは14時(1時間半後)に出発と言うので、近くにあった警察署のような場所に荷物を預けて、町?村?をぶらぶらすることに。

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あっ猫さん!(逃げられた)

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ワンさんも。何か土と同化してる・・・。

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アフリカの田舎でよく使われている鍋屋さん。

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のどか~。

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のどか~(*´∀`*)

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毛布の民、ソト族の男性。

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村をウロウロしていると村の女性に「こっちにおいでよ!」と呼ばれ、行ってみると今度は「家の中の写真を撮ってよ!」と言われた。

大公開!レソトの石造りの家の内部はこうだ!

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家の中は真っ暗で、電気は通っているのだけど電球は無い。いや、アンプに電気使う前に電球じゃないん!?(;´∀`)
下も床などはなく、土むき出し。寝るのは別の場所にあると言うけど、ここで寝ることもあると言う。ゴツゴツして痛そうだけど。

ちなみに大きなバケツの中は水で、ペットボトルに入っているのはレソトの地酒。・・・というか、自家製ビール。

この家の近くに男性が数人固まってこのビールを飲んでいた。

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男性「美味しいよ!君も飲みなよ!」

・・・私は今までも勧められるものは断らないようにしてきたのだけど、アフリカということと、ここの衛生面を考えて。

私「いや。いいです。」

男性「え~!?何で!?飲みなよ!」

・・・うっわぁ~グイグイくるぅ~(゚∀゚;)

何度か同じやり取りをした後、結局観念して飲まされることに。

うん!予想通り不味い!

カメルーンで飲んだ「ビリビリ」=自家製ビールと同じ味。

例えるなら、真夏にビールを開けたまま常温で2日くらい置いたような感じ。まぁそんなビール飲んだこと無いけど。発泡性はあるけど、アルコール度数は多分ほとんど無い。これでこんなに陽気になれるのか。

↓「こんなに陽気」な姿。

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意味分からんw
子供もいるいい大人がw

いやね、地球の歩き方の表紙のせいか、ソト族の男性ってもっと何かクールでこう「ヨソ者受け付けません」って感じかと思ってたんだけど。


↓地球の歩き方・レソトの表紙
地球の歩き方レソト 
地球の歩き方 南アフリカ
※レソト単体での地球の歩き方は発行されていません。「南アフリカ」の中に「ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ・ナミビア・レソト・スワジランド・モザンビーク」が含まれています。


ヨソ者受け付けんどころか、めっちゃフレンドリーでぐいぐいくる。まぁこの村自体まず中国人以外見ることはないだろうからなのかも。

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「写真を送ってほしい」と言われたのだけど、住所もメールアドレスも無いとのことでどうしようも無かった。実際住所はあると思うんだけど。一人の男性がフェイスブックを持ってる!というので名前を書いてもらったのに後で検索しても見つからず;



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そうこうしている内にバスの時間になった。
タバツェカ行きのバスは出発時間が決まっているのか、満車にならずに発車。やったー!荷物が横に置けるー!と思ったのも束の間、その後途中でどんどん人が乗ってきて、結局また荷物は膝の上だった。キツい( ;∀;)

景色はいい。
いいんだけどやっぱり地獄の1時間半。これが長時間だと考えるとアフリカ、西より東の方が移動キツそうな気がする。

無事タバツェカに着き、心配していた宿も地元の人が教えてくれて一安心。

↓本日の宿

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シングル100ロチ(約800円)
やっす!!他の場所ではテントサイトで800円、ドミで倍くらいの値段してたのに!地元民価格だな~。部屋は改装したてなのか意外にきれいで、ベットも清潔感があった。

ただ水が出ない。

シャワーはもちろん、トイレも水が流せない。

私「あの~水が出ないんだけど。」

お姉さん「あぁ、水は出ないわよ。」

私「シャワー変わりにバケツにお湯をもらってもいいですか?」

お姉さん「いいけど、明日の朝ね。」

まぁバケツシャワーというのはアフリカあるあるで別にいいのだけど、なぜ朝限定なんだろう?移動続きでどうしても今日中に浴びたかったのでお願いすると、30分後に持ってきてくれた。まぁこの寒さにはきついくらいのそこそこのぬるさだったけど仕方無い。量も小さいバケツ1杯で少なかったけど仕方無い。

無事シャワーを浴びてご飯を食べに行く。

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ビーフシチュー 30ロチ(約240円)
近くの食堂で。ガラスケースに入ってて自分で欲しいものを選ぶタイプだったのだけど、つい外れのないビーフシチューを選んでしまう。今回はライスではなく、トウモロコシの粉を練ったようなやつ。どこで注文しても付け合せの紫のピクルスが付いてくるなぁー。何の野菜か分からんけど甘い。



タバツェカは小さいながらも商店、食堂、市場、銀行、郵便局などあり、生活には困らなそう。学校もあるようで、子供も多かった。

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キリンやシマウマの注意看板を見た後では、牛が普通に見えるから不思議。

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バスターミナル。

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そういうワケで、一応マセルから南アフリカの「ダーバン」を目指しているわけなんだけど。一体これいつ着くんだろう・・・( ̄ー ̄;)



ロマ、マセルからタバツェカへの行き方

マセルからマントソニャネ行きのバスがロマを通って行くが、必ず満車で通過するため一度マセルに戻った方がいいと宿の人に言われたのでそうした。

①ロマ(Roma)7:15発~マセル(Maseru)8:30着
ミニバス 約1時間15分 M20
※ロマ~マセル間のミニバスはまぁまぁ多い。宿近くで捕まえ、数人しか乗っていなかったけどすぐ発車。マセルに近づくと結構渋滞する。

②マセル 9:20発~マントソニャネ(Mantsonyane)12:35着
ミニバス 約3時間 M60
※40分ほど待って満車で出発。

③マントソニャネ 14:00発~タバツェカ(Thaba-Tseka)15:25着
ミニバス 約1時間25分 M30
※定時発。乗客数人で待たずに出発。



タバツェカの安宿


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「TETAS GUEST HOUSE」
シングル:M100(トイレ、シャワー付き)
ドミトリー:M80
WIFI:無し
設備:トイレ、シャワーの水は出ない。現在改装中で可愛いコテージも作っているのでその内ちゃんとなるかも。部屋はベッドがあるだけだけど、安い割にきれい。
行き方:ドライバーに伝えておけば近くで降ろしてくれる。大通りから少し登った所にある。小さな町なので聞けば誰でも知っている。バスターミナルから徒歩数分。
宿泊日:2017.9.27~1泊

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