旅女 Tabijo~義眼のバックパッカー編~のメイン画像

トルコ【目次・まとめ】

Category: トルコ
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写真:羊飼いのおじいさん(カッパドキア)

※場所の行き方、安宿情報は各記事最後をご参照下さい。

【目次】
↑トルコに旅行を検討の方、ぜひお読み下さい!

ジョージアからトルコへの入国方法。バトゥミからは国際バスも出ています。











~この間「キプロス共和国」をはさむ~


~この間「ギリシャ・ロドス島」をはさむ~






【まとめ(2016年9月~10月)
ビザ:90日以内の観光目的ならビザ不要
通貨:1TL(リラ)=約35円←※今更に下がって33円前後になってます;
日本との時差:-7時間(日本が20時の時、トルコは13時)

●使ったお金
2,784リラ(約97,440円)
※キプロスを含む約4週間。ロドス島は含まない。(ユーロなので計算し忘れた;)
一体何にこんなに使ったのだろうと思ったけれど、バックパッカー宿が無い場所ばかり行っていたし、外食や交通費(バスは意外と高い)も考えれば確かに使ったかも~という感じ。

●トルコのバス
・トルコ国内はバス路線が網羅していてどこへ行くにもさほど困らない。同じ路線でも数社のバス会社が走らせている場合が多いので、売り切れでも他のバス会社に聞くと大体ある。チケットは前もって予約購入もできるし、空いていれば直前でも購入可能。が、イスラム教の祝日はかなり混んでいて購入が困難になることもあるので注意。
・同じ路線でも会社によって値段も違い、値段によってバスのグレードは比例するが、一番安いバスでもエアコン完備、液晶TVが付いているのが普通。飲み物、お菓子のサービスもあるがトイレは付いていない。値段が高いバスには更に電源・アウトプット可能なUSBポート・WIFIがついている。
・大体どこの路線で聞いても一番安いのは全国展開しているMETRO社。他の会社が売り切れていてもここへ駆け込めば大体何とかなる。
・チケットはバスターミナル他、市内にも大体オフィスを構えている。変に旅行代理店などで買わない限りボラれることも無い。
・市内~バスターミナルまで無料のバス(セルヴィス)を使える会社もあるので購入時に聞いておくと楽。
※鉄道は本数・路線が少なく時間もバスよりかかるが、その分安いという利点もある。結局使ってないけど。
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トルコのカモメは夜も飛ぶ。

Category: トルコ
イスタンブール2日目。観光!観光!します(;´∀`)

宿を出ると隣りのお店の入口に猫さんが2匹いました。

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食堂ではないのですが、この後お店の人が出てきて猫さん達にご飯をあげていました。飼い猫ではないけれど、イスタンブールにいるそれぞれの猫さんには「ここ」という場所があるんだろうなぁ~。



●グランドバザール

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アーケードのようになっている屋内マーケット。
お土産品から日用品まで何でもあり、とにかく巨大!ここへ入る前にセキュリティーチェックがあった。イスタンブールは観光場所では大体厳重警備がされている。
そういや、長距離バスに乗っている時にも、たまに途中のセキュリティーポイントでパスポートチェックがあった。トルコ人曰くテロ等が起こる前まではこういったことはしていなかったらしい。「だから今は大丈夫だよ!」って・・・数日前にもテロやられてるやーん。

グランドバザールにずら~っと並ぶお土産屋さん。

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中でもやっぱり目に入るのはランプ。きれ~。

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でも宿の人もテジュンも口を揃えて「ここでは見るだけにしなさい」と。かなり観光客向けの値段設定(=ぼったくり)らしく、何か買うならまだ「スパイスバザールの方がまし」とのこと。後で行きま~す。



●スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)
入場料:無料
※お祈りの時間は入れない。アザーンが鳴り始めて大体40分くらいでお祈りは終わるので、大体その後は入れる。

外観は写真に撮っても微妙だったので(大きすぎて収まらない)内観を。

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むちゃくちゃ広い。天井からぶら下がったランプも雰囲気ある。



「ゾウの足」と呼ばれる大きな柱。

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青を基調とした装飾が施されていることから「ブルーモスク」とも呼ばれるけど、実際そんな青~っていう感じでもなく結構カラフル。

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昨日コーヒー占いをしてもらったトルコ人は「ステンドグラスから漏れる光の青がきれいだからブルーモスクっていうんだよ」と言っていた。確かにステンドグラスもきれい。



外に出ると、、、あっ猫さん。

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猫マッサージをしましょうね~。

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さ、観光でもするか。。。
ブルーモスクと次の観光「アヤソフィア博物館」は向かい合っていて、その間が広場になっている。正面に見えるのがアヤソフィア。

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●アヤ・ソフィア博物館
入場料:40リラ

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ここもとにかく大きい。
↓横から見たところ。
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そんな・・・
中にも猫さんがいるなんて・・・

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ちょっと横に座ってみたら・・・

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ヒザの上に乗せているリュックを気にもしないで、のしのしとお座りになられた(*´∀`*)

はわわわわわ。。。

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ぬくぬく。
まだアヤソフィアの中にも入っていないのに早くも足止めをくらってしまっている。。。
ちょうどこの日は雨もパラパラしていたので、猫さんも寒いんだろうなぁ~。暫くして別の猫好きさんが現れたのでバトンタッチ♡



中に入ると、おぉ~・・・おぉ???

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半分修復中( ;∀;)



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壁に飾られた大きな円盤には歴代のイスラム教指導者の名前が書かれている。
アヤ・ソフィアは東ローマ帝国時代(6世紀)にキリスト教の大聖堂として建てられ、その後ローマ・カトリック教会、更にその後イスラムモスクとして改修された歴史を持つ。

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イスラムモスクにはメッカの方向に「くぼみ(ミフラープ)」がある。
ここにはミフラープの上には聖母マリアのモザイク画があり、何とも不思議な感じ。

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花型の照明がオシャレ。

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入口近くに「マリアの手形」と呼ばれる柱がある。

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柱にくぼみがあり、そこに親指を入れ残り4本の指先を柱から離すことなく円を描けたら願いが叶うと言われているらしい。
みんなこぞってチャレンジしている。

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が、円を描ける人がいず。
そりゃあ腕の関節の構造上無理だろ~と思いながらも、トルコ人に続いて私もやってみると・・・

あれっ・・・普通に回せたんやけど・・・!
見ていたトルコ人ギャラリーもびっくりΣ(゚д゚;)エ?ナンデ!?
うちもびっくり。
体は固い方なんだけど、腕の関節だけおかしいのだろうか。というか、腕を回すことに意識しすぎて願い事何も考えて無かった~。後付けでもいいかなぁー。



2階から。半分修復中だから半分だけの写真・・・。

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でも2階はきれいなモザイク画が残っている。

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アヤ・ソフィアを後に、イスタンブールと言えばサバサンドを食べに港へ向かう。
ようやくケバブともおさらばか・・・(と思ったけど、この後のヨーロッパでも安食堂=トルコ食堂ということを私はまだ知らない)
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あ、そうだ!
トルコアイスは何度か食べたけど、このTVとかで見る「びよ~ん」てのびるやつ、まだ食べてない!

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お兄さん!トルコアイス!びよ~んてのびるやつやってね!とジェスチャーで伝えたんだけど。

ぺたぺた。

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はいよ!
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・・・どうやら冬の寒い時期は「のびない」らしい。

が、トルコアイスの定番である「受け取ろうとすると落とすフリとかしてなかなか渡してくれない」というパフォーマンスはやってくれた。でもね、、、これ、一人で買って一対一でやってると何かすごく恥ずかしい!;お兄さんにうまいこと操られて一人で「あっ」「ちょっと!」などアセアセしている姿を想像して頂くと分かるだろう。。。



●エジプシャンバザール(スパイスバザール)

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その名の通りスパイスがいっぱい!お土産屋さんも沢山ある。

イスタンブールの食品お土産屋さんでよく見かけた、カラフルなきのこ型のチョコレート。

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お土産屋さんに「何できのこの形なの?」と聞くと「分からない」と。
単純にかわいいからかなぁ?欲しかったけど意外と高い。


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港ではおじさん達がずらっと並び釣りをしているんだけど、釣れているのはサバじゃなかった。イスタンブールのサバサンドのほとんどはノルウェー産らしいと友達がFBで綴っていた。

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橋の下はずらっとサバサンド屋さんが並んでいる。


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サバサンドくださいな~。

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サバサンド 8リラ(約280円)
あっ評判通り意外とイケる!結構油のってて美味しいやん♪



~トルコ最終日~

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猫さん達さようなら・・・( ;∀;)


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「行かないで~!」

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はわわわわあわ( ;∀;)

まぁ、爪とがれてるだけなんですけどね。痛い痛い。



イスタンブールはまだまだ見所はあるけれど、もぅやりきった感が出てしまったのでただ町をぶらぶらして夜行バスまでの時間を潰した。

昼ごはん。

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チーズパプリカ肉詰め美味しかったな~。



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大学前の広場。大学の門立派すぎ。

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残金6リラ(約210円)かぁ~・・・。
イスタンブールじゃカフェでお茶飲めるかどうか・・・。

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あぁ、クレジットカードって怖い!( ;∀;)

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甘いだろうな~と思いながらも注文してしまったチョコムース的なもの。
予想を裏切らない甘さだった。
コーヒーは普通に美味しかったので、結構ここのカフェおすすめ。WIFIあるし電源もあるからここでまったりしよ~と思ったら。

日本人女性二人組に遭遇!!
何を隠そう、トルコにいた3週間、日本人観光客には一人も会わなかった。
いるにはいるんだろうけど、まぁ私のタイミングが悪かったのか、これまで会った日本人は現地で働いているカッパドキアの旅行会社の人と、パムッカレのラム子の食堂の人だけだった。

しかし話を聞くと彼女達はトルコ旅行に来たわけではなくて、本来日本からイスタンブール経由でギリシャに行く予定がギリシャ行き飛行機がストライキを起こして立ち往生したため、仕方なく1日だけここに降り立ったのだと言う。。。
まぁ何にせよ久々に日本人旅行者に会えてすごく嬉しくて話しこんでしまった。思えば日本人以外でも宿でほとんど旅行者に会ってなかったなぁ~。



思いの外長くなってしまったトルコ旅行もこれで最後。
タイトルと記事が全然関係なくてごめんなさい。
これはですね、前回の記事で登場したコーヒー占いをやってくれたトルコ人の言葉です。
一緒にいた時、既に陽も沈んでいたのにカモメが沢山飛んでいたんですよね。私が何気なく「カモメ沢山いるねー」と言うと、彼が「イスタンブールのカモメは夜も飛ぶんだよ」と一言。
ん?カモメって普通夜は飛ばないの?と思ったけど、何となくその言葉の響きが印象的で。語呂がいいので「トルコ」に変えてトルコ記事の最後にこのタイトルをつけたいと思っていました。なので、事実かどうかは置いといて、ということで。

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分類的にはイスタンブールから西がヨーロッパ。
しかし、私が想像する「ヨーロッパ」はまだまだ遠いようです・・・。
乞うご期待。







トルコ人にコーヒー占いをやってもらう。(イスタンブール)

Category: トルコ
トルコと関係ないインドの話を少し。
つい数日前に日本人男性旅行者に会ったのですが、何かの流れでインドの話になり、その人は「インドは嫌い」と。私はインドは好きだけど、インドを嫌う人の気持ちもまぁ多少分かるw でもなぜ嫌いなのかと聞くと「人がウザいし、コルカタで日本人に騙された」って・・・まぁそりゃあ嫌いにもなるだろうなぁ~(;´∀`)

「えっ!?日本人に騙されたの!?」と思う方も多いと思いますが、実際私は「インドで日本人に騙された(騙されかけた)人」に会うのはこの方で3人目です。

まぁ先の2人はどちらも数年前になるのですが。
どう騙されたかと言うと、1人目はバラナシで、路上で会った日本人バックパッカーが「バックパックを貴重品ごと盗まれたからお金を貸してほしい」というもの。その人はその場で現金を持っていなかったので、一旦宿に帰って後で落ち合う約束をしたのですが、その話を宿の人に話すと「それは有名な日本人詐欺師だよ!」と言われ難を逃れたらしい。(実際にはそのバックパッカーはインドに沈没していて、日本人相手にこうして小銭をたかっていたらしい)

もぅ1人は場所は忘れたけど、今回の人と同じ手口。
「電車のチケットを全部代わりに買ってあげるよ」と、代わりに買ってくれるのですが、多少の手数料ならまだしも何千円~何万円とプラスされた料金を払わされる。まぁ世界一周中とか長期バックパッカーならインドで先の先のことまでなんて考えられないので、これに騙されるのは期間の決まった短期~中期バックパッカーが多いのかも。
もちろんこの手口はインド人詐欺師もやってます。
私がこないだインドを旅行していた時も「デリーの旅行会社で列車のチケットをまとめて買った」という人に会いましたが、「絶対手数料ボラれてるだろな~」と思ったけど買った後だったし、知らない方が幸せだろうとあえて言いませんでした;

そういうわけで、インドではインド人だけでなく日本人にも気をつけて下さい笑。インドに限ったことではないと思いますが、特にインドではお金の匂いがしたら逃げるべし!電車のチケットも面倒だけど自分で買えば騙される心配もありません。

というか、本当海外で同じ日本人を騙すなんてどれだけ心根が腐っているんだろう。「そんなヤツ、名前と顔ネットで拡散しましょうよ!」と言ったけどその人はそこまでする気は無いようだった。まぁやられた本人がそれでいいならいいんだけど、次の被害者が出ないことを祈るのみ。

インドの記事で書いたと思うけど私の場合、「デリー・バラナシ・コルカタ」では路上で話しかけてくる人全員無視。インドの中でもこの3都市は本当に要注意だと思います。みなさまお気をつけを~。

と、ここまで書いたところでインドでの列車脱線事故のニュースが飛び込んできた。死者120人・・・悲しい。亡くなった方のご冥福をお祈りします。

と、ここまで書いたところで南米コロンビアで日本人男性バックパッカーが殺害されたというニュースが飛び込んできた。22歳で大学を休学して世界一周中に。強盗にあい、犯人を追いかけたところを銃で撃たれたらしい。彼のように休学して世界一周している大学生には今まで沢山会った。みんな若くてイキイキとしていてやる気に満ちあふれている。亡くなった方には会ったことはない人けれど、まだまだ未来あったその人のことを考えると、帰国を待っている家族や友達のことを考えると、本当にいたたまれない。。。
「強盗を追いかける」これはついやってしまいがちなことだと私は思う。特に男性バックパッカーは今まで経験ある人もいるんじゃないだろうか。
私は今まで一度だけ強盗にあったことがあるけれど、その時は相手が脅してきたのが銃ではなく「こぶし大の石」だったので冷静に内心勝てるんじゃないだろうか・・・などと考えてしまったけれど大したものも盗られなかったのでやめておいた。(武術の心得も無いクセになぜこう思ったのだろう)後で考えてもこれが正しい選択だったのだと思う。海外で強盗にあった場合は「絶対無抵抗」。改めて思い直した事件。あぁ、同じバックパッカーの人がこういう事件に巻き込まれて亡くなるなんて、本当に悲しい。ご冥福をお祈りします。




気を取り直して本題に。
ついにトルコの最終目的地「イスタンブール」に到着。
途中キプロスとロドス島に行ったこともあり、ジョージアを出てから3週間以上かかってしまった。誰ですか行く前に「トルコはさらっと抜ける」と言っていた人は。
比較的だらけずトントンと移動したはずなのになぜこんなに時間がかかってしまったのだろう。トルコは国が大きいからかなーと思ったら日本の2倍くらいだった。うーん、その程度なのか。。。

これでも行きたい所はだいぶ削った。治安の問題で南東部には行けなかったし、パムッカレの後はトルコビールの産地で遺跡もある「エフェス」にも行きたかったし、「ブルサ」でのセマーも見たかったのだけど、予想以上にトルコでお金を使っていたので先に進むことにしたのだ。

イスタンブールの町を歩くと、パムッカレという田舎から来たせいもあり都会感が半端無い。そして警察官いっぱいいるなぁ~!!
後から知ったけど、私が到着した前日にも実はテロがあったらしい(;´Д`) 宿の人は「小さいテロだから大丈夫」って・・・そういう問題じゃないと思う。何この「テロ慣れました感」。怖~;

ただやはりイスタンブール。
外国人観光客は少ないけど、トルコ人観光客は多いし、人も多い。
おートラムも走ってるー。

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こちらは「アヤ・ソフィア博物館」。

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世界遺産にも登録されている教会。こちらは翌日に行くことにしてこの日は「トプカプ宮殿」を観光することに。



あっ!!

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はわわわわわ(*´Д`)

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よ~しよしよしよし

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かいぐりかいぐり

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デヘヘ。。。

さ、観光でもするか。



「トプカプ宮殿」
入場料:40リラ
※内部にある「ハマム」も見学する場合はプラス25リラ。というか、ハマムこそメインなので合計で65リラ。計2,275円・・・高すぎやろっ!日本でもこんな高い入場料取る所無いんじゃ?改装?されたりでチケット売り場の掲示板で現在見学できない場所も確認でき、見たかった「宝物庫」は現在クローズ中だった。残念。


15世紀中頃から19世紀中頃までオスマン帝国の君主が居住した宮殿。

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中は庭園になっていて、その周りに囲むように建物がある。メインのハマムは入ってすぐ見える時計塔の隣りにあったのだけど、入った時に気付かず奥へ進んだ。

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中も外も、タイルの装飾が私のイメージする「THE・イスタンブール!」で美しくそしてかわいい。


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古い造りの建物も。

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ハレム入口。

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ハレムにはかつてスルタン(皇帝)を囲む女性達が住んでいた。
スルタン好みの女性を買ってきたりもしていたらしいけど、イスラム教の掟によりスルタンが女性達と顔を合わすことはほとんどなかった・・・って何のために女性集めてんの!?よく分からん。


壁一面タイル貼りの部屋も沢山あるけど、モスクのような絵があるのがちょっと珍しい。写真は今イチだけど、どの部屋も色合いがすごくきれい。

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↓この部屋、上の部分が景色も柱も全部絵なのがトリックアートみたいで面白い。

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スルタンの私室。
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壁一面余すこと無い装飾。
正に「豪華絢爛」。


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ステンドグラスから差し込む色とりどりの光。

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こんなところでまったりチャイなんか飲んでみたいなぁー。


妄想はおいといて、現実はこんなもん。
焼き栗~♪

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100g、5リラ(約175円)て。
ケバブより高いやん。
まぁ、買うけど・・・。

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トルコ以降、季節のせいもあってどこに行ってもこういう路上焼き栗屋さんがあった。日本のお祭りの出店のようにガラガラ回してまんべんなく焼く機械は無いので、おじさんが両面ひっくり返しながら焼いている。ので、片面コゲていたりまぁまぁ焼きムラはあるけど味は、、、普通。日本で売ってるものほど甘くないし、小さい。けど久々の栗で「秋!」って感じでいいじゃあないの。


にゃーす。

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イスタンブールの猫さんは懐っこくて、しゃがむとすぐ寄ってくるのでうまく写真が撮れない。しゃがんだ私の周りを体をすり寄せながらぐるぐる回る。



イチゴタルト美味しそう~!と思ったら下のスイーツのカラフルなこと!(;´∀`)

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観光前にアヤソフィア前のインフォメーションセンターで地図を貰ってスタッフのお姉さんに少し質問すると、「え!?日本人ですか!?」と日本語で聞かれた。
このお姉さん、日本語ペラペラ。「日本人観光客少ないから、日本語話すの久しぶりで嬉しい!5時に仕事が終わるから、一緒にトルキッシュコーヒーでもどうですか?」とナンパされる。まぁ、インフォのスタッフなら変なことにはならんだろうと、5時に再会し、彼女曰く「ここのトルキッシュコーヒーが一番」なカフェへ。
途中同じ日本語学校に通っていたというまた日本語が話せるトルコ人女性が加わり、更に道でばったり会ったこれまた同級生の日本語ぺらぺらトルコ人男性が加わり、計4人でカフェになだれ込む。

いろいろ話している内に、私が今までいろんな国へ行ったことを知ったトルコ人男性が、「女性1人で何か危なかったこととか無いのかい?」と聞くので、「まぁインドとかイランとかは痴漢が多いからねー」と答え、ふと気付く。

私「あっ!そういや数年前、トルコを一人旅した女性はみんな痴漢にあったって言ってたけど、私全然無かったなぁ~笑!」

男性「それはね・・・トルコは今自分達のことで大変だからそんな気力無いんだよ」

なるほど・・・w というか、気力あれば痴漢するんかーい。でも痴漢にあわなかった私を気遣って言ってくれたのかもしれない(;´∀`) 



コーヒーを飲んでいる内にコーヒー占いの話になり、彼が出来ると言うのでやってもらった。(というか、「出来る」人と「出来ない」人がいるんや。)

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トルココーヒーはコーヒー豆をフィルターで濾さずにそのままカップに入れ、粉が沈殿するのを待ってから上澄みだけ飲む。コーヒーを飲んだ後、底にコーヒー粉が残っているのでそれで占うのだ。(トルコだけじゃなく、沈殿式コーヒーが主流の国はどこでもこの占いがある。)


飲み終わったコーヒーカップをソーサーに裏返して置き、カップが冷めるまで待つ。

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で、このカップとソーサーに残ったコーヒー粉が示すもので占うらしい。

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私「どう?何か分かるの?」

男「そうだな、君は 山が好きだ。」

私「ま、まぁ好きか嫌いかで言えば好きかなぁ・・・」

「最近ショックな出来事があった」

私「あぁ、あっ・・・た?かも("最近"てどこからどこまでが最近なんだろう)」

男「あと、、、君は 仏教徒だ。」

私「え、うん。(日本人の8割が仏教徒だからね;)」

男「あと、、、君は 悲しい時泣く。」

私「うん・・・(悲しい時は誰でも泣くんじゃ?)」



・・・とまぁ何とも「ぼや~~~っ」とした結果で終了。
あと「今日か明日、運命の男性に出会う。もう会ってるかも」なんてほざいていたのは聞き流すことにしよう。

地元なのにいろんな所で写真を撮りまくるテジュン。

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何かここだけ違う雰囲気の通り。

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その後みんなでその男性がやってるお土産屋さんの屋上でチャイを飲む。
眺めがいいと言っていたけど、う~ん、惜しい!

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お土産屋さんを経営する彼が「ペルシャ絨毯を買わないか?」と持ちかけてきたので「こ、これが目的か!?」と思ったけど、しつこくなかったので違ったらしい。
というか、私が出されたクッキーをむさぼり食べていて「朝から焼き栗しか食べていない」と言うとあわれむような顔で「本当にお金が無いんだね・・・」と言われた;「違う!タイミングを失っただけ!」と弁解するも聞いてない~。

一番右の人はまた途中で増えた男性。

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彼らはみんな観光業関係の仕事で、そのために日本語も勉強したのだけど、日本人が少なくなった今、中国語と韓国語を勉強しているらしい。みんな私よりも年上だけど、何かを始めるのに年齢なんか関係ないな、と少し勇気づけられた。



みんなと別れた後、夜ご飯はテジュンがおすすめしてくれたインフォメーション前のロカンタへ。

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ここのメニューは「キョフテのみ」という一本勝負な店。

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キョフテとは、挽肉を焼いたトルコ版ハンバーグのようなもの。
結構味は濃い目で、パンに挟んで食べる。ちょっと高めだけど、おすすめするだけあってジューシーで美味しかった。またこのチリトマトソース?が合うんだよなぁー。

トルコ編、あと少し!がんばれ私!←これ昔どっかでも書いたな・・・デジャヴ?w



パムッカレからイスタンブールへの行き方


①パムッカレ~デニズリバスターミナル
バス 約15分 3.5リラ

②デニズリ 22:00発~イスタンブール 9:15着
バス(メトロ社)約11時間15分 70リラ
※USBポートでの充電可能、コンセント無し。市内渋滞。

③エセンレルバスターミナル~旧市街
メトロで「アクサライ(Aksaray)」下車。歩いて5分、トラム「ユスフパシャ(Yusut Pasa)」駅から乗車し、宿近くの駅で降りればOK。
※他にも船やセルヴィスなど色々方法はある。



イスタンブールの安宿


「Vizyon City Hotel」

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男女別ドミトリー:17リラ(Booking.comで予約)
WIFI:あり(部屋可)
設備:ベッド狭い。ドミ部屋は地下なので暗く、あまり掃除されていない。セキュリティーBOXは廊下にある。レセプション前にコーヒーメーカーがあるけどドミの人は有料と言われた。が、結局タダでくれた。冗談なのか本気なのかなぞ。
その他:ベッドメイキングがあるが、それよりも部屋や水回りを掃除してほしい。近くにスーパーもあり、観光地にも近いので立地はいい。
行き方:トラム駅「チェンベルリタシュ(Cemberlitas)」から徒歩5分。







ローマ遺跡が沈む温泉とラム子の食堂(パムッカレ)

Category: トルコ
トルコ編もあと数記事かなー。
その前にトルコの治安情報を少し。

現在私はトルコを出てバルカン半島をうろちょろしているのですが、11月4日に外務省から以下のメールを受け取りました。

~11月3日、イスラム過激派組織ISILの指導者のものとされる音声メッセージが公開され、その中でISIL戦闘員やその同調者に対して、トルコ及びサウジアラビアにおけるテロを呼びかけました。

うぅ・・・トルコの地図がどんどん黄色くなっていく・・・。
外務省海外安全HPでは、危険地帯は地図に色がついていきます。)
それでも行きたいという方(いれば)、どうぞお気をつけを。たびレジの登録を強くおすすめします!こちらの記事も合わせてお読み下さい。→トルコの今~テロと治安~

もし私が今からトルコに入国するなら、絶対イスタンブールとアンカラは避けますね・・・。ヨーロッパ辺りから空路で南キプロスに入り、そこからトルコに入国、カッパドキア・パムッカレ辺りを見てギリシャの島に抜ける、というルートなら比較的安全でしょうか。(注意:キプロスは南→北→第3国は可能だけど、北→南→第3国は禁止されている(いた?)。が、第3国の出国航空券もあれば可能だったというブログも読んだ。)



それでは本題へ。
イスタンブール観光ハイライトの1つ「パムカッレ」という町(村?)へ。

バスの乗り換え地点「デニズリ」というところで宿の客引きにあう。私はトルコでは宿は予約せずに飛び込みで行っている。観光客の少ない今の時期、飛び込みで交渉した方が安くなる場合が多い。

一応目星をつけた安宿はあったけど、とりあえず客引きに「見てから決める」と言い、見てから決めた結果。

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まさかのプール付き。まぁプールに入りたいほどの暑さではないけど。
ドミトリー朝食付で30リラと言うのを、他の宿が24リラ(840円)だからそっちに行くと言ったらアッサリ下がった。しかもドミと言われたけど当然のように他の宿泊客はいないので、普通にシングルルーム(シャワー付き)として使えてかなり得した気分。



更にその客引きがこの日私が行こうとしていた「カラハユット村」まで車で乗せて行ってくれた。

ここには「レッドスプリングス」と呼ばれる温泉がある。

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温泉は翌日別の場所で行く予定だったので、外にある無料の足湯だけつかる。


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そんなに熱くないので、冬場はぬるいと感じるかも。

ただ、源泉は「熱湯」と言えるくらい熱い。

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そして飲める。
トルコ人もその場でごくごく飲んだり、ペットボトルに入れて持って帰ったり。どういう効能があるのか分からないけど「体にいい」らしい。

みんなおしゃべりなんかしながらまったりつかっていて、のどかでいいな~と思った。

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上から見たところ。

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左の青いきれいな温泉は石灰でできた「石灰棚」。翌日はこの親玉みたいなところへ行くのです!
(※ちなみにこの客引きは途中でしれっと手を繋ごうとしてきた。そうだ、痴漢にあわないから忘れてたけどここはイスラム圏。気をつけなければ!)



そして翌日、メインイベント「石灰棚とヒエラポリス」へ。
入場料:35リラ

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正面に見えるのが石灰で出来た丘なんだけど、その規模は半端無く大きい!丘まるまる全部真っ白!


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ゲレンデみたい・・・。
保護のために途中から靴を脱いで裸足で歩かないといけないんだけど、やっぱり雪とは違ってゴツゴツでカッチカチに固い。転んだら痛そう。そして冷たい!温泉が湧いているので、ところどころ張っている水はほんのり温かい。


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丘陵地帯の石灰棚が弱酸性の雨によって溶け、地熱によって温泉となり沈殿した石灰が固まり、このような光景が出来たそう。

しかし・・・。

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ウワサには聞いていた通り水が枯れている・・・(;´Д`)
観光客の増加と、ホテルの建設ラッシュでそっちに温泉の水をひいてしまったため、水が枯れてしまったらしい。後で聞くと、今は水を流す量や、流す場所をコントロールして維持しているとのこと。

↓しっかり水があったのはこの部分だけだった。

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石灰棚の丘を越えると、そこには古代ローマ遺跡が出現する。

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この石灰棚と遺跡がある一帯は「ヒエラポリス-パムッカレ」として1つの世界遺産に登録されている。世界遺産は遺跡や建造物などの場合「文化遺産」、自然的価値のある場合「自然遺産」、そしてその両面の価値を持つ場合は「複合遺産」として登録される。
現在1052件ある世界遺産のうち、複合遺産は35件。トルコではカッパドキアとここヒエラポリス-パムッカレが複合遺産として登録されている。他に有名なのはオーストラリアのエアーズロックやペルーのマチュピチュ、ギリシャのメテオラ等。残念ながら日本ではまだ無い。(ちなみに富士山は文化遺産での登録。)

ここにはかつてローマ帝国の温泉保養地として栄えた「ヒエラポリス」という都市があった。

↓町の目抜き通りに建設された門。

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↓ネクロポリス(墓地)

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ここは辺り一面に棺があった。墓地の様式も様々で長い間利用されていたらしい。



↓アポロ神殿跡

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↓円形劇場

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紀元前2世紀に造られたローマ劇場。
規模の大きさに思わずおぉ~と言ってしまう。石灰棚は水が無かったけど遺跡もいいじゃあないの。


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そしてここには「底に遺跡が沈んでいる温泉プール」があるのだ!
入口になぜかにわとり?

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おぉ~!!

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外から見るぶんには無料。
中に入るのは32リラ。約1120円。高っ!
日本の温泉より高いっ!Σ(゚д゚;)
写真は外からでも撮れるしどうしようかな~・・・としばらく悩んだけど。


入った♪

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防水カメラが役に立つ時がー。温泉の底に沈む遺跡。

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遺跡に座って温泉につかるなんて初めてなので何か面白かった。
温度はぬるめで「温水プール」という感じ。浮いているコケは見ないフリをしましょう。



朝は全然人がいなかった石灰棚は、帰り(昼過ぎ)には観光客でいっぱい!

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狭い水路の水をせき止めて楽しんでいるトルコ人・・・。いいね、楽しそうでw

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食事はもちろん「ラム子の食堂(ロカンタ)」!

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トルコ人とご結婚された日本人女性のラム子さん(仮)が日本食を振舞っている、日本食レストランなのです!!
※「ラム子」というのは昔飼っていた羊の名前だそう。食堂をブログに書くことは了承を得てますが、本名は許可を取っていないので以下「ラム子さん」と書かせて頂きます。


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観光地のパムッカレはレストランも結構高く、ここの日本食とそれほど値段も変わらないので、「同じ値段なら日本食でしょう」と思う私はいつの間にか日本を出て1年が経っていた。

悩みに悩んで注文したのは親子丼。15リラ(525円)。
そしてラム子さんがサービスで出してくれたのが、、、「麦茶」。

こ、これはヤバい。
「日本食」を食べられる場所はあっても、「麦茶」はまず無い。
知っていますか、「お茶」の力の凄さを。
しかもね、「緑茶」って海外ではティーバッグなんかで売っていて意外と飲めるんですよ。(美味しくないけど)けどね、「ほうじ茶」と「麦茶」はなかなか無い。(日本に近いアジア圏ではあったかな。)
以前、紅茶の産地スリランカ・ヌワラエリヤで伊藤園の粉末ほうじ茶を飲んで「結局日本人は紅茶よりほうじ茶だ」ということを実感してしまった私。(記事)

目の前に置かれたグラスに波々と入った麦茶を見る。

グラスに鼻を近づけ、ワインでそうするかのようににおいをかぐ。

あぁ・・・麦茶である!!!

ひとくち、ゆっくりと、口に含む。

あぁ・・・麦茶である!!!

めりめりと体で、血で、麦茶を吸収しているのが分かる。
そりゃあ30ウン年飲んでるんだから、体や血の中に日本のお茶の成分も染みこんでるんだろうなぁ・・・。

そして親子どーーーんっヽ(*´∀`*)ノ

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あぁ・・・

これは完全に・・・親子丼である!!!

あぁ・・・おいしい。
私の体の一部は親子丼で作られているのかもしれない。
しかも七味まであるよ・・・。
七味もね、海外であるのは日本食レストランくらい。チリパウダーとかはあるけど、やっぱ七つの味のやつは無いし、全然違うんですよね。七味考えた人ってすごい。

トルコの宿はキッチンが無い場所がほとんどなので、自炊も出来ない。上に、米が食べられるロカンタ(食堂)は、おかず数品を注文するとケバブの倍くらいの値段になるのでそう毎日も食べられない。あぁ、やっぱり日本人は米なんだよなぁ~。



世界遺産だけじゃなく、パムッカレの村自体ものどかで結構好き。
観光地だけどすごく田舎だからか、子供達がハロ~ハロ~と声をかけてくれる。

ざくろが旬で路上や、一般家庭の庭でも赤い実がたくさんなっていた。

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レストラン近くの噴水ではカモやアヒルだかガチョウだか何かいっぱい泳いでいる。

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夜、宿の人が「バイクですぐだから夜景の写真撮りに行く?」と連れていってくれた。

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う~ん、今のカメラじゃゲレンデのナイターにしか見えん;


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翌日、次の町へ移動するバスは夜行だったので、またラム子のロカンタでご飯食べてから行こ~と、行く前に何気なくネットで「ラム子のロカンタ」を検索するとラム子さんのブログを発見。しかし、そこには数週間前にご主人が亡くなったとの報告が書かれていた。
ものすごく胸が締め付けられた。私の場合は身内では無いけれど、多分ラム子さんの100分の1くらいは気持ちは分かる。しかも、海外でって、、、。昨日のラム子さんはそんな素振りも見せず至って普通に見えた。

何か私にできることはないかと思ったけど、それは単純に食堂に行ってご飯を食べることだと思った。

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ラム子さんは今日も麦茶をつけてくれた。

「ご飯が足りなかったり、味が薄かったりしたら言って下さいね」

ホスピタリティーあふれる言葉。

ご飯はもちろん美味しかった。
何か声をかけたいけど、知らないふりをした方がいいかもしれない、でも海外で周りにトルコ人しかいない今、少なからず心細さは感じてるんじゃ・・・しかし何と声をかけたらいいのか分からず、そうこう迷っている内にお客さんがどんどん増えてしまった。
時間はあるのでココアを注文し、店にあった「スケバン刑事」1巻を読む。ドラマのイメージしかないけど、漫画はこんな感じだったのか。続きが気になる。

帰ろうとする頃には店内も落ち着いていたので会計を済ませ、「ブログ見ました。大変だと思いますが、体に気をつけて下さい」と、結局そんなありきたりな言葉を言うので精一杯だった。そう言うだけでも涙が出そうだった。

ラム子さんは「ありがとうございます」と微笑んだような、悲しそうな顔をした。
日本人観光客が減っているしお店は今後どうするんだろうと思って聞いてみると、観光客は減ったと言えどお客さんは毎日来るし、ワンコさんもいるし、暫くはこのまま続けるとのこと。確かに私が食べに行った時も日本人はいなくても、韓国人や欧米人のお客さんがちゃんといたので少し安心した。海外で美味しい日本食が食べられる場所というのは少ないので、出来れば続けてほしいなぁ・・・と思う。

帰り際、「あっこんなのしかないけど!」とミネラルウォーターを1本手渡してくれた。いやいや、貴重な麦茶も頂いている上にありがたい。

何とか早く、トルコ情勢が落ち着いて、観光客が戻って欲しいなぁと心の底から思った。

※ラム子の食堂の場所は中心部からすぐ。パムッカレ社(バス会社)の隣り。小さな村なので誰かに聞くとすぐ分かります。

次回はいよいよトルコ最終目的地、イスタンブール。



マルマリスからパムッカレへの行き方


①マルマリス 9:30発~デニズリ 13:00着
バス(パムッカレ社) 3時間半 40リラ
※メトロ社の方が30リラと安かったけれど、朝の便が満席だったので。ただパムッカレ社はバスもきれいで、電源、WIFIも使えた。

②デニズリ 13:15発~パムッカレ 13:35着
バス 約20分 3.5リラ
※乗り場はエスカレーターを降りて地下(?)に行ったところ。パムッカレには中心部のメトロ社オフィス近くに着いた。




パムッカレの安宿


「HOTEL DORT MEVISIM(ドルト メヴシム)」

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ドミトリー?:朝食付24リラ(←30リラから交渉)
WIFI:あり(部屋可)
設備:ホットシャワー、ファン、レストラン、プール
行き方:バス停から徒歩10分。
その他:Booking.comで予約可能。2つ星ホテル。奥さんにはまぁまぁ英語が通じる。周辺は何もない。
宿泊日:2016.10.4~2泊







謎の値引きは大体値引きではない。(マルマリス)

Category: トルコ
忌々しい北キプロスからトルコに戻って来た。
あぁ、南キプロスのヨーロッパな雰囲気も良かったけどやっぱりアジアって落ち着くなぁ・・・。安いし。
タシュジュから夕方発の夜行バスで約13時間「ムグラ」という町へ。久々の長距離移動。更にバスを乗り換え1時間、名前がいかにも港町っぽい「マルマリス」という港町へ到着。

ここへは島旅第2弾、ギリシャの「ロドス島」へ行くために立ち寄ったのである!
※ロドス島の説明は次回。



町に着き、「ロドス島行きの船のチケットを買いたい」とその辺の人に聞くと「あそこのバスに乗りなさい」と言われそれに乗るとフェリー乗り場まで来てしまった・・・。

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敷地内に入る前にパスポートチェックがあったので、係員の人に「チケット無いんだけど」と言うと「あそこのオフィスが8時に開くよ。多分。」と言われ、8時まで待ったけど開かず。

あっ猫さ~ん!

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敷地内には猫さんがいっぱい。(なぜかミニうさぎもいたw)

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チケットどうしたらいいんだろ~と、ウロウロしていると入り口近くに1ヶ所だけ開いているチケット会社を発見。

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この日の朝発のチケットを買おうとしたものの、運悪くこの日は運行していなかった。夕方発ならあったけれど、夕方着くのもなぁ~と思い、翌朝のチケットを予約することに。

スタッフ「往復で70ユーロだよ」

私「うーん、、、市内にもこのオフィスってあるの?」

スタッフ「あるけど、ここで買うよりも高いよ」

私「えっ値段違うんだ?あっ!これってもしかしてインターネットで予約した方が安いのかな?」

スタッフ「インターネットでも同じだよ。」

私「う~ん、そっかぁ・・・」

スタッフ「でも特別に62ユーロにしておくよ!」

私「えっ!(何で?)ありがとう!」

インターネットでも値段変わらないのに謎の値引き?ラッキー!と思いつつも疑り深い私は市内のオフィスで値段を聞くと、そこでも結局同じ62ユーロだった。←海外あるある。市内で買う方が高いって言ったのに!まぁボラれてないからいいんだけど。

↓市内のチケットオフィス。インフォメーションセンターから海側に行った辺り。

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夏は特にインターネット予約が無難。ロドス島行きのフェリーは日によって運行時間が違う。(特にオフシーズンの冬・9月10月以降が少なくなるよう)以下ホームページでスケジュールも確認出来る。
また「片道・日帰り・往復」によって値段も違う。購入はユーロ払いだった。



宿にチェックインして町歩き。
マルマリスはビーチにヤシの木もが並ぶ完全なリゾート地。先に行ったタシュジュよりも栄えている。

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海沿いのアタテュルク像。

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トルコでは「アタテュルク通り」というのがいろんな町にある。
このアタテュルクさんはオスマン帝国の将軍、トルコの初代大統領であり「トルコ建国の父」とも呼ばれている。トルコの紙幣はぜ~んぶアタテュルクさんの肖像画が入っていて、未だに国民から愛されている存在・・・かどうかは実際のところ知りません。

まぶしそう~。

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町の中心の時計塔。近くにバーガーキングやマクドナルド、おしゃれなカフェやレストランも沢山もある。

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地図で「バザール」と書いている場所があったので市場のようなものを想像して行ったら、完全にアーケード商店街だった。

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ギリシャ人っぽい人も多く見かける。ロドス島はフェリーで1時間の距離で、朝と夕方に便がある曜日もあるので、日帰りでも行き来出来る。ギリシャ人はトルコに観光、トルコ人はギリシャに観光、でお互い持ちつ持たれつな関係なんだろうなぁ~。

アーケード街をぬけるとヨーロッパ風のこじゃれた通りに出る。

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この猫の銅像ほしい!

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ほしい!!

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これもいいなぁ~。

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何かやたら銅像多いな。

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ミケ猫~ズ。

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小腹が空いたのでちょっと寄り道。

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イチリ・キョフテ 4リラ(約140円)
米と挽肉をこねて揚げたもの。揚げたてじゃなかったからか今イチだった。



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ヤプラック・ドルマス
米をぶどうの葉で包んだもの。コーカサスでも見たかも。お酢に漬けているのか酸っぱいんだけど、意外と好き。1個だけ欲しいと言うとタダでくれた。さーせん;

マルマリスはリゾート地なので安いご飯屋さんが無い。例によってどこに行っても安いケバブになってしまうのだけど、この日の夜立ち寄ったケバブ屋さんはロドス島から帰って来た3日後に行った時も私のことを覚えていてくれたので少し驚いた。



スーパーで見つけた買う気が無くなるグミ。

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虫グミ。。。


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翌朝バスに乗って再度フェリーポートへ。

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前日開いていなかったチケットオフィスは8時丁度に開いた。ここはどうやらチケット販売店ではなく、予約書とチケットを交換する場所だったらしい。(チケット購入場所は前写真の小さなブースと、市内にあったところ。)

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その後イミグレに並ぶんだけど、既にすごい人。

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日本語の「トルコ」の文字がヘタってて何かかわいい。

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かわいこちゃんと猫さん。

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そうそう、日本では猫を呼ぶ時舌を鳴らして「チッチッチッ」って呼ぶけど、海外では「プスプスプス」と呼ぶんですよ~。国によって多少違うけど、今のところ旧ロシア圏からはこの呼び方が多い。猫さんもこう呼んだ方がなぜかふりむいてくれるんですよねー。



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並ぶのは遅かったけれど、船内は意外と空いていた。(この後ほぼ満席。)

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さて、またしてもトルコ編お休みに。
次回は(コーカサスを入れなければ)初めての!ヨーロッパ(ギリシャ)なのでぇっす!ついに!!



タシュジュからマルマリスへの行き方


①タシュジュ港~スィリフケバスターミナル(オトガル)
ミニバス 約30分 2リラ
※海沿いにある鳥を手に持っている銅像近くにバス会社のチケットオフィス有り。オトガル行きバスは銅像前から10分に1本。

②スィリフケ 16:45発~ムグラ(Mugla)翌6:00着
バス(KONTUR社)約13時間15分 80リラ

③ムグラ~マルマリス
ミニバス 約1時間 9リラ
※始発は6:25。マルマリス市内、噴水のある公園のマック近くに停まる。

④マルマリス市内~フェリーポート
ミニバス 約5分 2リラ
・乗り場はスーパー「MIGROS」前。始発は7:30、終発は0:00(9月の場合)。30分に1本。バス停は無く途中下車するのでドライバーに「ロドス、クルーズポート」と伝えておく。山を登っていって進行方向右手に看板が見える。(港は2ヶ所あるので2個目の看板。)歩くと20分くらいだけど、市内→港は上り坂なのでお勧めしない。
・逆ルート(港から市内)はバスは無いと言われた。タクシーの言い値は20リラ。まぁ市内へ行くぶんには下りなので歩けなくもない。

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↓マルマリス中心部地図

マルマリス宿

※インフォメーションセンターでもいろいろ教えてくれる。上のバス会社(数社ある)ではマルマリスから各地へ行くバスが予約出来る。



マルマリスの安宿


「Hotel Aylin」

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シングル:40リラ(←50リラから交渉)
WIFI:あり(部屋可、早い)
設備:ホットシャワー付き、エアコン
その他:お湯が出るのが遅い。部屋はきれい。オーナーはチャイをくれたり親切。
宿泊日:2016.9.30~1泊
行き方:上地図参照。噴水から徒歩10分弱。