旅女 Tabijo~義眼のバックパッカー編~のメイン画像

ステキな町ギルネ。もぅ一生来ないけどw

Category: キプロス
キプロス最終日。
トルコへ戻るフェリーは夜12時発なので、宿でだらだらした後にギルネの町をぶらぶら散策する。

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港にずらっと並ぶレストランでは新鮮なシーフドが食べられる。高いから食べてないけど。

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雰囲気のいいカフェやレストランの他、ツアー会社も沢山ある。
パラセーリングや遊覧船ツアーに混じって、今まで見たことのないツアー「まぐろ釣りツアー(ツナフォッシング)」というものがあった。
まぐろ釣り・・・そんなの素人でも出来るのだろうか・・・。試しに値段を聞いてみると75ユーロ(約8,600円)。うぅ~~~ん、8,600円も出せば自分で釣らなくてもかなり高級なまぐろが食べられるなぁーと思ってしまう。ちなみにパラセーリングは100ユーロ。パラセーリングよりもまぐろ釣りの方が大変そうだけどなぁー。
私が結構真剣にまぐろ釣りのパンフレットを見ていたからか、ツアー会社のお姉さんに「ごめんなさい、ツナフォッシングはまだ時期じゃないから出来ないのよ」と言われた。ツアーは10月後半辺りから開始されるらしい。


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ギルネの旧市街は茶色い石造りの壁、白い壁に青い窓、黄色い壁、と結構色とりどりで面白い。

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おぉっ!こんなところにハーレーがっ。

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はい、何か見えてますね~(*´∀`*)

ふぁさふぁさしっぽのねこさ~ん!

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しかも懐っこ~い。

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あわわ・・・カメラのストラップはやめて~(;´∀`)

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うぅ・・・名残惜しい・・・。

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お決まりのロカンタでお昼ごはん。

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メネメンチーズ入り。10リラ(約350円)。
意外とチーズ無しの方が美味しかったかな~。



暇なのでお城も行ってみた。

キレニア城(ギルネ城)
入場料:12リラ

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元々十字軍が建てた城を、16世紀にヴェネチア共和国が改築したものらしい。
※ヴェネチア共和国・・・現在のイタリア・ヴェネチアを本拠地とした7世紀末期から1000年以上に亘り、歴史上最も長く続いた共和国。



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城壁に登ることができ、そこからギルネ港と町が一望できる。

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残念ながら昼過ぎに行ったので港側が逆光;
実際もっときれいに見えるのです(;´∀`)



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反対側はきれいに撮れた~。でもこれも実際もっときれいなのです;カメラがアレなもので。海の透明度が半端ない!

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途中写真をせがまれたトルコ人夫婦。ラブラブで羨ましい。トルコ国内でこんな格好のトルコ人はまず見ないな~。

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城壁内は色んな展示室になっている。

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ランプの展示室なんだけど・・・。

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↓この「こうやって使いますよ~」的な彫刻。

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↓ここまで大きく作る必要あったのだろうか・・・。手しか無いから怖いし;

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ここ何か良かったな~。

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「パイレーツオブカリビアン」でジャック・スパロウがお酒飲みながら密談してそうな雰囲気。

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・・・と思ったら正にそういう絵が展示されてあった。やっぱこんな感じだったのね。

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まだまだ時間があるので少し町外れの市場まで行ってみた。

途中の鳥屋さんにいたきれいなオウム。

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「鳥屋さん」と言うのも変だけど、鳥しか売っていない。インコのような小さな鳥から、動物園で見るような大きな鳥までカラフルな鳥がたくさん。
北キプロスだけじゃなくトルコでも鳥を飼っているお土産屋さんやホテルが多かったので、商売繁盛とかそういう意味があるのかな?(予想)



市場。

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今旬の果物はざくろ。
値段忘れたけどすごく安い。けど、トルコでは買わなくても宿の敷地内で育ててたりとタダでもらうことが多かった。

果物も野菜も計り売りなんだけど、トルコより高いな~と思ったいたら1kgの料金ではなく3kgの料金で書かれていた。



オリーブ屋さんの男性。

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宿で時間を潰して時間は早いものの、8時過ぎに港までタクシーで行く。
ロータリー付近でタクシーを拾おうとするも、意外と流しのタクシーは少なかった。タクシー乗り場で待ってみて、入ってきたタクシーに値段を聞くと「15リラ」と言う。事前に宿の人に相場を聞くと10リラだったので、「う~ん」と少し考えていると、タクシーのおやじは遠くから歩いてきた他の人をわざわざ大声で呼び込み、先に乗せてしまった。
え?シェアタクシーかな?と思って私も乗ろうとすると「お前はだめだ!他のタクシーに乗れ!」と言われる。

・・・最後の最後まで何なん北キプロス!!!(# ゚Д゚)
ちょっと悩んだだけやん!
これで他のタクシー捕まらなかったら嫌やな~と思ったものの、ちょうど他のタクシーが通りがかり、そのおやじの目の前で乗ってやることが出来た。良かった!(ちなみにこのタクシーも15リラだったので、夜は料金が高くなるのかもしれない)



出港前、北キプロスのイミグレ前で並んでいると、初日に私がおやじとモメた時に泣きついて親切にしてくれた警察官に再会した。

警官「やぁ!僕のこと覚えてる?トルコに戻るんだね!北キプロスはどうだったかい?」

よく自国の人にこういう質問をされるのだけど、正直「あんまり」と思っていても「良かったよ!」と答える私。この時は「町はいいけど人が散々」と言うのをこらえてこう言うので精一杯だった。

「・・・あんまり。(←正直)」

警官「えっ!?どうしてだい?」

私「町はいい。けどボッてきたり親切じゃない人が多い(←正直)」

警官「そうかい・・・だったらまた来てくれよ!」

(えっ・・・なぜそうなる!?;)

私「う、うん・・・多分(一生来ない)」



さようなら!
確実に私の中でもぅ二度と来ない北キプロス・トルコ共和国!

行きは満員御礼だったフェリーは帰りはなぜかガラッガラだった。。。

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次回からトルコ編再開。
リアルタイムでは「ボスニア・ヘルツェゴビナ」なんですけどね。どこそれ!?


【補足情報】
・乗船券を往復で購入している場合、購入時に貰った帰りの便の紙をファーリー会社カウンターでチケットに交換してもらう。
・ギルネ港は屋内の待合室がある。(暖房設備もあるので暖かかった。)コンセントはあるがWIFIは無し。FILO社のWIFIは飛んでいたので聞いてないけど使えるかも?カフェと簡単な軽食屋はあるが高い。
・タシュジュ港は待合室無し。

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2つの国の首都「レフコシャ(ニコシア)」

Category: キプロス
ついに・・・

うどんを食べる夢を見てしまった・・・。

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あぁ・・・

食べたい・・・。

でもあと1ヶ月ちょっとの我慢・・・!

(12月中旬、イタリアから日本行き航空券GET。往復です笑)



北キプロス2日目は首都である「レフコシャ(トルコ語)」へ。英語では「Nicosia ニコシア」。この町は南キプロスの首都でもある。
※実質「南キプロス」という国名は無いですが、ここでは分かりやすくこう書かせて頂きます。

首都レフコシャ(ニコシア)はキプロスのちょうど真ん中辺りに位置する町。

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町の中心はかつての城壁で丸く囲まれていて、その真ん中に「グリーンライン」と呼ばれる南北を分断する壁があり、ここを行き来する場合には検問所でのパスポートチェックがある。

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ギルネからはバスに乗ってレフコシャへ。
ねこさん行ってきま~す!

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~レフコシャ(北キプロス側)~
城壁の門をくぐり、観光しながら南側の国境検問所へ向かう。

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古い建物も沢山残っていて、入り口の扉上を見ると建物が建てられた年が分かる。


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戦争反対をアピールした壁の落書きも時々見かけた。

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並んだ鳥かご。

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「長年この仕事1本でやってます」という雰囲気プンプンな年季の入った靴修理屋さん。

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写真屋さん・・・おじさん本物かと思ったよ!!;

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●ビュユック・ハン(キャラバンサライ)

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16世紀に建てられた隊商宿。現在、中はカフェやお土産屋さんになっている。


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またどっかで見たやつや。

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そんなとこにいても見つけますよ~(ノ´∀`*)

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●セリミエ・モスク(旧ソフィア大聖堂)

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イスラム教のモスクに改装された元教会。


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さぁ、どこにいるでしょう?

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ここです!(;゚∀゚)=3

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またー。観光が進まないー。

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しかも懐っこいー。


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この辺りはまだまだアジア感がある。

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国境近くはちょっとオシャレな感じに?

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↓北キプロス側国境ゲート

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特に問題無く通過。



~レフコシャ(南キプロス側)~

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お、おぉ~!!!

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きゅ、急にヨーロッパ!!!
KFCもマックもスタバもあってオシャレなカフェやレストランが軒を連ねる。南キプロスの共通言語はギリシャ語、通貨はユーロ、だけどトルコ語も英語も通じるしレストラン等ではトルコリラとの二重表示をしている場所がほとんど。南北間の移動は緩和されたといっても、やはり町の人はギリシャ系で西洋っぽい色の白い人が多い。



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こじゃれたカフェ。

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コンビニの缶コーヒーの種類が多い!ポッカがある!

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スパイダーマンと侍がMIXされたような・・・。

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やっぱ海外での不動の人気はワンピースとポケモンかぁー。

おぉ、今や骨董品と言っていいゲーム機が・・・。海外でソフトが手に入らなそうだけど売ってるのかなぁ?

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●ライキ・ギトニア地区

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旧市街のような場所で狭い路地にお土産屋さんやカフェがひしめき合っている。

ハンドメイドの刺繍やレースの布製品が多かった。

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ちゃんと価格表示されているお土産屋さんが多いのが、北キプロスに無い安心感・・・(´∀`)

このひしめき合った路地の中に観光案内所があるのだけど、場所が非常に分かりづらかった。路地を出た大通りにあったホテルの人に場所を聞いたのだけど、結構遠かったのにわざわざそこまで連れて行ってくれた。
観光案内所では地図がもらえ、スタッフのお姉さんも非常に親切で丁寧に説明してくれる。南キプロス内の他の地域のパンフレットもあり、行ってみたいなーと思う場所もあったけど今から日帰りで行くのは無理そうだったので断念。

レフコシャの南キプロス側の観光場所はいくつか回ったけど、そんなに興味をひくものは無かったかな・・・;「聖ヨハネ教会」には18世紀のイコン画があったけど、写真撮影は禁止。



キプロスのお土産屋さんにあるこの人形。

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一体何なのか後でどっかで聞こうとして忘れていた。
何なのだろう・・・。

キプロスの硬貨にもデザインされている。

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ここで初めて知ったのは、通貨でユーロを使う国は多いけど、自分の国のオリジナルデザインを作れるのはEU(欧州連合)に加盟している国だけらしい。キプロスは加盟国だったのか~。



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ポストカードを出そうと城壁の外へ。

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城壁の外は高い建物が並び、車通りも多くまぁまぁ大きな町という印象。

日本では郵便局=赤、なイメージだけど、コーカサス辺りからは郵便局のカラーは黄色になった。

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そしてラッパのマークが目印。

切手はユーロだった。

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城壁に戻り、ご飯を食べようと思うもやはりどこも高い。
ので、キプロスにいながらなぜかレバノン料理を食べる。

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レバノンってどこよ・・・。



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ハルミパイ 1ユーロ(約110円)
中何が入ってたか忘れたけど、普通に美味しかった。

足りなかったのでもう1品。

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上に香草とゴマを振りかけて焼いた薄いピザみたいなの。一緒にビールも頼んで正解だった。ご飯というよりおつまみ的な感じ。1.5ユーロだったかな。サクサクしてたけど、完全にちょっと焼き過ぎ感が否めない。

オープンテラスみたいな場所で食べていたけど、店内を見るとちゃんと窯焼きだった。

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本屋のおばちゃん。

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メイン通りを外れて小道をうろうろしながら国境ゲートへと戻る。

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猫さんを多頭飼いしている人なら分かるこの大変さ。
私の家では3匹飼っているけど、ご飯代だけでも結構かかる。それに加えワクチンや猫砂代・・・。

この国は絶対に犬猫の殺処分とか無いだろうなぁー。

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せっかくだしコーヒーでも飲んで帰るか・・・と適当にお客さんが沢山入ってるカフェで「コーヒーフラペチーノ」を注文。

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もぅ何か全然イメージと違うところがまだ完全にヨーロッパじゃない感じ!(;´Д`)
しかも上のミルク、脂肪分多いのか下のコーヒー部分と全く混ざらない!う~ん、素直にスタバに行けば良かった・・・。



↓南キプロス側国境ゲート

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日本人は南北の行き来は問題無い、けど他の人のブログで北へ戻るのを拒否されたというのも読んだ。その場合その人は違う国境ゲートから戻ることが出来たらしい。

私の前に並んでいたヨーロッパ人はなぜだか知らないけど北への入国を拒否されていて、かなりモメていた。私を先に通してくれたのでその後どうなったのかは知らない。



↓ゲート間の平和な無国境地帯。

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【ギルネからレフコシャ(ニコシア)への行き方】
ミニバス 約30分 10リラ
※乗り場は噴水公園近くのロータリー。人が集まり次第出発だけど、結構すぐ集まる。







ネコが多い場所は観光に支障をきたす(ガズィマウサ)

Category: キプロス
重要なこと書き忘れてた!
北キプロスはギリシャと仲がよろしくないので、入国実績があるとギリシャ入国の際に問題になることがあるようです。北キプロスでは出入国ともパスポートではなく別紙にスタンプを押してもらいましょう。

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その他の注意点も前回の記事に補足しておきましたー。
でもギリシャ入国の時にそこまで見るのかなぁ~。南北の行き来もゆるくなっているので、もしかしたらもうそろそろ大丈夫なんじゃ・・・という気もします。



では本題に。
初日、しかも午前中の内に既にかなり嫌な気分になってしまった北キプロス。
ただね。町は嫌いじゃない。
私が宿をとった所は「ギルネ」というかつて商業港として栄えた港町。港湾に沿ってオシャレなカフェやホテルが並び、町の中心に向かって入り組んだ路地にあるホテルや家は白い壁や石造りの壁で結構いい雰囲気。

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そして港町といえば。

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猫さんがいるのは必然ッッッ!!!

おしりはいやん。

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カメラ好きな人も観光するのに時間がかかると思うけど、猫好きってその倍くらいかかる気がする。なぜなら「写真を撮る→猫と戯れる→写真を撮って去ろうとする→名残惜しくてまた戯れてしまう」というエンドレスワルツ。
まだつれない猫さんなら去りやすいのだけど、嬉しいことに懐っこい猫さんだともぅ完全にタイミングを見失う。たまに同じような猫好きさんが通りかかってようやく「あ、次はこの人になでてもらえるね」とその場を離れることができるのである。
キプロスの猫さん達は懐っこいコが多かったので、困るぅ~(*´∀`*)

↓目つきは悪いけどこのコも懐っこい。

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のび~ん。

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あらアナタ、舌をしまい忘れてますわよ(*´∀`*)

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しかしギルネはリゾート地というだけあってどこのレストランも高い。ケバブ系は安いけど、もうケバブにはうんざりしている私。若干食堂難民になりつつ、ようやくカバブ以外の安めのものがあるロカンタを発見。

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メネメン 10リラ(約350円)
※バケット食べ放題、チャイ1杯付き

まぁこれでも高いんだけど;イランでも食べて「ウマい!」ってなったトマトと卵の半熟スクランブルエッグ。大した味付けもしていなさそうなんだけど肉(ケバブ)に飽き飽きしている人間にはかなり新鮮。塩コショウで自分で味を調整できるし、ケチャップをかけるのもあり。

しかもここのロカンタのお兄さんの接客がフレンドリーでありながらも丁寧で、入国早々すさんだ心も、猫とこのお兄さんによってかなり癒やされた。



さらっとギルネを歩いた後、この日はバスで1時間の場所にある「ガズィマウサ」という町へ。これはトルコ語で、英語では「Famagusta ファマグスタ」というらしい。

城塞の中に宮殿跡や教会がある、ここもまた港町。

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城壁に入ってすぐ左手にあるインフォメンションセンターで地図がもらえる。

早々猫さんに足止めされる。

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いっぱい!!

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しかもちゃんとキャットフードを与えられている。
アジア圏の猫は基本的に残飯を与えられていたけれど、トルコあたりからキャットフードを食べてる野良猫さんを見かけるようになった。さすがイスラム圏、と思ったけどそういや同じイスラム圏であるイランではそんなに猫見なかったな~。海沿いに行ってないからかな。



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城壁内の町は観光地化されているものの、ギルネより小さく人も少ない。静かでこれはこれでいい。

そんな所に隠れても見つけますよ~(゚∀゚)

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お土産屋さんにあったトートバッグ。

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ちょっと買おうか10秒だけ悩んでやめたw

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ようやく観光場所に到着。

●聖ペテロ&パウロ大聖堂

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中には入れなかったけど、入り口の細かいレリーフが繊細できれいだった。


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ガズィマウサで一番メインの観光ポイント。

●St. Nicolas Cathedral

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14世紀に建造されたゴシック様式の大聖堂。思っていた以上に大きく、レリーフも美しい。


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1571年、オスマン朝の手に落ちた後はイスラム教の礼拝堂として改装された。ので、外観は完全にキリスト教会だけど、中は何も無いモスクそのもの。


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●St. Francis Church

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こういう感じのかなり朽ち果てた教会が沢山ある。これはこれでいい。


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高台から。

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こう見るとさっきの大聖堂(モスク)、やっぱり大きいな~。

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●オセロ塔
入場料:9リラ

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シェイクスピアの戯曲「オセロ」の舞台となった場所として有名。・・・と言われても内容知らん。

~「オセロ」内容~
軍人である「オセロ」が妻の貞操を疑って殺してしまう。その後真実を知ったオセロは自殺してしまう、という話らしい。(Wikiより)本当にこんな数行で解説してしまっていい内容なんだろうか。一度オペラとかで見てみたいな~。



門の上のライオンのレリーフ。

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特に何も無い。

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中は展示室になっている。

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ん?門の上にあったレリーフと同じ?

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オセロ塔をあとに再び町をぶらぶら。

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●聖ジョージ教会(Latins)

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●聖ジョージ教会(Greeks)

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朽ち果て具合がいいなぁー。

ギルネに帰るバスは3時間後のを予約していたけど、時間的にはまぁまぁ充分だったかな。城壁内の半分くらいしか見てないけど;猫さんのせい~。



【ギルネからガズィマウサ(ファマグスタ)への行き方】
バス 約1時間 10リラ
※バスは多いと聞いていたけれど予約制ですぐの便は満席だった。オフシーズンだから便数が少ないのかもだけど、事前に予約した方がいい。ガズィマウサに着いたら同じバス会社で帰りの便も予約。私は滞在時間3時間後にしたけど、食事をしたりカフェでまったりしたい人は4時間後くらいでもいいかも。ガズィマウサには宿もある。

ギルネからのバス乗り場は、下地図の噴水・ロータリーの西側。そこにあるバス会社でチケットを予約。

北キプロスギルネ



【ギルネおすすめロカンタ(食堂)】
ケバブ系はロータリー付近が安かった。ケバブ以外のものが食べたいならこのロカンタの「メネメン」がおすすめ。チーズ入りもあり。

●TADIM RESTAURANT

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ギルネロカンタ


場所は上地図参照。北(海方面)へ行き、↓ここを右に入ったところ。

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入国5分で「ファッ◯ユー」と言われる(北キプロス)

Category: キプロス
トルコ南部にある島国、キプロス共和国。

キプロス

~キプロスについて少し説明(Wikiより)~
1960年にイギリスから独立。人口の8割を占めるギリシャ系住民を中心にギリシャとの合併を求める声が根強く存在していた。1974年、ギリシャ合併推進派によるクーデターが発生、これに対しトルコはトルコ系住民の保護を目的にキプロス島北部を占領した。それによりトルコ軍占領地域であるキプロス北部にトルコ系住民が移住、ギリシャ系住民は南部に続々と脱出した。

翌1975年、トルコ系住民はトルコの庇護のもとに「キプロス連邦トルコ人共和国」を結成、その後1983年に「北キプロス・トルコ共和国」として独立を宣言した。地図上点線から北側がそれにあたる場所。
現在北キプロスを独立国家として認めているのはトルコのみ。「未承認国家」と言っていいだろう。


トルコの国旗とそっくりな北キプロスの国旗↓
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キプロスの国旗↓

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ちなみに「キプロス」は英語で「Cyprus」。
「サイプロス」と言わないと通じない・・・ということをトルコで初めて知った。

トルコからは空路か航路でキプロス北部(以降北キプロス)に入国できる。北キプロスから南側には陸路で入国可能。かつてこの南北間の国境は色々面倒くさかったようだけど、現在南北間の移動は全く問題無かった。



トルコ側・タシュジュの港から夜行フェリーに乗り、翌朝8時前くらいにキプロス島が見えた。

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船を降り、入国審査も特に問題無く通過し、港から宿のある旧市街「ギルネ」に行くためにバスを探す。情報では港から出ているとあったものの、首都「レフコーシャ」行きのバスしか見当たらない。

レフコーシャ行きバスの前で客引きをしているおやじに「ギルネに行きたいんだけど」と聞くと「ギルネ行きは無いよ。タクシーか、このバスでレフコーシャまで行ってギルネ行きに乗り換えないと。」と言う。

おやじは何人か客を乗せた大きなバスの前で呼び込みしていて、そのバスには「レフコーシャ」と書いてある。が、おやじが私に乗れと言ったバスはそれよりも小さな別のバスで「レフコーシャ」と書いているものの、誰も乗っていない。誰も乗ってないけど本当にこのバスでいいの?何か騙されてるんじゃ・・・と、不安になる私。出国・入国の時はどの国でも未だに気が張っている。

私「そっちのバスもレフコーシャ行き?値段が違うの?」

おやじ「そうだけど、値段は一緒だよ。」

私「どうしてこっちのバスなの?」

おやじ「いいから、そっちに乗ってなさい」

・・・ますますよく分からん。

私「このバスはいくらなの?」

おやじ「◯リラだよ。(←忘れた)」

私「何時くらいに・・・

「出発するの?」と聞こうと「What」の「Wh(ワッ)」に被せて、おやじが叫んだ。

「ファッ◯ユー!シャラッッップ!!!

(黙れこのクソ野郎!)俺は忙しいんだ!これ以上話しかけるな!」



にゅ、入国5分で「ファッ◯ユー」って言われた・・・(´・ω・`;)
そ、そうだよね、、、確かにうちちょっと質問しすぎたかも。
でもそんなキレんでも~。



・・・いや。



それにしても、入国したてと分かる人間に「ファッ◯ユー」は言い過ぎだろう!

バスに戻りかけた私は引き返しておやじの写真をパチリ。

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↑一番左が暴言を吐いたおやじ。
(カメラを向けたのは一瞬なのに全員しっかりポーズを撮っている;)

「警察に言いつけてやる!!」

おやじに逃げられないように写真を撮り、「お母さんに言いつけてやる!」的なノリで言い捨て「あぁ!勝手に行きやがれ!」と言うおやじの言葉を聞きながらそのまま近くにあったポリスステーションに向かった。

アジア圏では国によって警察の権力が非常に強い場合が多い。(それが行き過ぎている場所では現地人や外国人から不当にワイロを請求する不良警官もいるのだけど)
大体そういった国の住民は「なるべく警察に関わりたくない」と思っている。北キプロスの警察官がどれほどの権力を持っているか分からないけれど、トルコとあまり変わらないのならおやじを怯えさすくらいは出来るだろう、と思ったものの、さっきのおやじの態度だとあまり権力も無いのか・・・?

とにかくポリスステーションに入るなり、その場にいた40代くらいの男性警官に事情を説明。

「さっきバスの客引きに"ファッ◯ユー"って言われたんです!ただバスの発車時間を聞こうとしただけなのに!」

と、自分で言ってても実に「そんなことで警察署に来るなよ・・・」というような内容(;´∀`) が、その警察官は「今ここに着いたのか?誰に言われたんだ?そいつはどこにいるんだ?」と親身に聞いてくれた。話している内にその警察官の優しさとおやじに対するムカツキ度でぼろぼろと泣いてしまった;我ながらそんなことで;

警察官と一緒におやじのいるバスに向かおうとすると、おやじがちょうどこっちに向かって歩いて来るところだった。やっぱり警察官怖かったんだ・・・。

3人で警察署に戻り、おやじは警察官に「こっちは呼び込みの仕事があるのに、彼女はやたら質問してきたんだ」という感じの弁解をしていたけど(予想)、さっきの態度とはうって変わって私に「ごめん!謝るよ!」とひたすら謝ってきた。やっぱり警察怖かったんだ・・・。

おやじ「悪かったよ。レフコーシャ行きのバスしか無いけど、それで良ければタダでいいから!」

そう言われ、内心「ラッキー!」と思っていたものの、ここで折れると「結局金か」と思われるのが嫌だったので、「そういう問題じゃない!入国したばかりの外国人に"ファッ◯ユー"は言い過ぎだ」となおもおやじを攻める私。

警察官「君はどこへ行く予定だったんだ?」

私「ギルネにある宿だけど、バスが無いからレフコーシャで乗り換えるつもり」

そう答えると警察官はおやじと何か話し合い、

警察官「君はタクシーでその宿まで行きなさい。タクシー代はこいつが払うから」


えっ!?Σ(゚д゚;)


私はこんな小競り合い、警察官がおやじにちょろっと注意して終わるだけだろうと思っていたので、思わぬ得をしてしまった。ここからギルネまではタクシーで5分くらいの距離らしいのでそれ程高くはないだろうけど、タクシードライバーにしぶしぶお金を払うおやじを見るとむしろおやじがちょっと可愛そうになってしまった;



すったもんだありつつも無事タクシーでギルネに到着。
宿は予約していなかったけど、一応チェックしていた宿に行き、宿泊費を聞くとドミトリーで「25リラ(約875円)」。数年前のガイドブックの値段と変わっていなかったのであ~変わってないのか!と思い、「部屋見せてもらえる?」と聞くと「今みんな寝てるから無理だ」と言われる。無理って、、、今まで何十件もの安宿に泊まってきたけど、ドミ部屋でそんなこと言われたのは初めてである。先ほどの件もあってイラッとしたものの、ギルネは事前にネットで調べた時安宿はあまり無さそうだったので、とりあえず荷物を置かせてもらって先に観光することに。



しょっぱなから最悪な印象を植え付けられてしまった北キプロス。
いかんいかん、少しのことでその国(人)全体悪く思うのはまだ早い。そう思いながら猫に癒やされつつお土産屋を覗く。

お土産屋でポストカードの値段を聞く。

店員「3リラだよ」

私「えっ!?1枚で!?」

店員「1枚でだよ」

3リラと言うと約105円。日本感覚だとそんなものだけど、トルコではポストカードは1枚0.5リラ、約17円だった。ボラれてる?と思いその他3軒くらいのお土産屋さんで聞いたものの、どこも3リラと言う。そうか、北キプロスはトルコより結構物価高いのか・・・と思ったものの、まだ初日だったため買うのを見送っていたら、翌日行った町では普通にトルコと同じ0.5リラだった。。。

何なん!?北キプロス!!(# ゚Д゚)



その後観光しつつ安宿も探していたけれど、安くても1泊ドミで50リラ、プライベートルームで70リラ(言い値)とやはりこの辺はどこも高い。

昼過ぎ宿に戻ると朝とは違うスタッフが受付にいたので、チェックインしたい旨を伝えると、「ドミトリーは1泊40リラ(1,400円)」と言う!Σ(゚д゚;)

私「えっ!?朝いたスタッフが25リラって言ってたんだけど!」

スタッフ「25リラ?それは無理だよ。君の聞き間違いじゃない?」

私「(カチン!)聞き間違えてない!さっきの人に聞いてみてよ!」

いくら英語オンチの私でも「25(トゥエンティーファイブ)」と「40(フィフティー)」を聞き間違えるはずが無い。ガイドブックと同じと思ったから、覚え間違いでもない。スタッフは朝の人に電話する、と電話した結果。

スタッフ「朝いたスタッフは"40"って言ったって言ってるよ」

・・・このクソがっ!!!

後から分かったのはこの夕方いたスタッフはオーナー。朝いたのは臨時スタッフだったらしい。絶対間違った値段を言ったことでオーナーに怒られるのが嫌だったのだと思う。

オーナー「2泊するの?それなら2泊で80だけど特別に75にまけるよ」

25リラと思っていた私にとっては何のお得感も無かったけれど、これ以上安い宿を探すのも面倒だったので、結局ここで泊まることに。(しかも2日間ずっとWIFIが使えなかったのでわざわざ別棟まで行かなければならなかった)

何なん!?北キプロス!!(# ゚Д゚)

いかんいかん、少しのことでその国(人)全体悪く思うのはまだ早い。そう思いながらも初日でもぅこの国に来ることは無いだろうなと確信してしまった。




トルコ(タシュジュ)から北キプロス(ギルネ)への行き方


①トルコ 23:59発~北キプロス 翌8:20着
フェリー(Filo)約8時間20分 往復220リラ(通常180リラ※港湾税込)

②港~ギルネ
タクシー 約5分 10~15リラ(早朝、夜は高い)
※レフコーシャまではバスあり。ギルネ行きはオフシーズンだから無かったのかも?

【北キプロス行きフェリーについて】
夏は毎日運行。冬は便数が少なくなるよう。以下ホームページで時刻表・値段がチェック出来る。私が行った時期(9月末)は「FILO」での直接購入は往復で180リラだった。冬でも週末はネット予約して行くのが無難かも。
こちらの記事もご参照下さい。

「FILO」
ホームページ http://www.filoshipping.com/tr/

「Akgunler Denizcilik」(高速艇あり)



北キプロス・トルコ共和国入国の注意点


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●北キプロスへの入国実績があると、ギリシャ入国の際に問題になることがあるので、出入国とも別紙にスタンプを押してもらうこと。(入国の際に自分からちゃんと言わないとそのままパスポートに押されます!)

●キプロスは南→北→第3国への移動は可能だけど、北→南→第3国は禁止されている(いた?)。が、第3国の出国航空券もあれば可能だったというブログも読んだ。

●通貨:トルコリラ。ユーロも使える。南は基本ユーロだが、リラも使える。

●言語:トルコ語。英語も通じる。



北キプロスの安宿


ギルネ、レフコーシャ(ニコシア)に宿はあるものの、安宿は少ないので、オンシーズンの夏は特に予約していった方がいいかも。

「Reymel Turistik Pansiyon(Cyprus Dorms)」


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↑受付がある本館。この裏の別館にドミ部屋がある。


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住所:Bozoklar Sok. No.6
電話番号:0090 533 887 2007
ドミトリー:2泊で75リラ(←1泊40リラから)
WIFI:あり(故障中で使えなかったため、本館のロビーで使用)
設備:部屋に冷蔵庫あり。キッチンは無し。
行き方:HPの地図参照。
その他:部屋の窓から通りを眺められるのがいい。
宿泊日:2016.9.26~2泊

ロータリーのある噴水から↓この銀行左の道から行くと徒歩1分くらい。だけど非常に分かりづらい;

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↓まっすぐ行って突き当りを左。

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↓ここを右。

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↓左手にホテルの受付。

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