ロドス島(ロードス島)。
あぁ、

「ロードス島戦記」の?という人も多いかも。
まぁ私は読んだことないのですが・・・。
エーゲ海南部に浮かぶギリシャの島の1つだけど、もはやトルコから行く方が近い島。
私がこの島に行こうと思ったのはまず名前がロープレっぽくていいこととw、かつてこの地は「マルタ騎士団」の本拠地だったことから。
マルタ騎士団とは、正式名称「ロドス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会」。長いわ!(;´Д`)
細かく説明すると長くなるので簡単に言うと、十字軍時代に聖地エルサレムの防衛とキリスト教巡礼者の保護・支援を目的として創設された中世のローマ・カトリック修道会の1つ。国連総会でオブサーバー(国連加盟国ではないが発言出来る権利を持つ)として参加出来ることから、「領土なき国家」とも言われている。←そもそもこれが一番私の興味を惹いた理由。国家じゃないけど未承認国家的な?かつては領土を持っていたため「主権実体」として承認し、外交関係をも持っている国もある。
現在マルタ騎士団の本部はイタリア・ローマにあることから「そこは絶対行かないと!」と思っている私だけど、その前にゆかりの地であるロドス島くらいには行っておきたい、とこの島を訪れたのだ。
トルコからロドス島まではフェリーで約1時間。
が、ここからイミグレを通過して港を出るまでにも1時間もかかった。なんじゃそりゃ;(乗客は多いのにイミグレの職員の数が少ない;)
港を出るとすぐ高い城壁が見える。
城壁の中に旧市街があり、安宿もその中にある。そこまでは歩いて行けるので、北キプロスの時のようにもめることも無かった。城壁内は「ロドスの中世都市」として世界遺産にも登録されている。
城壁内に入った瞬間。
これがヨーロッパか!!!(゚Д゚)
何ていいところなんだ!と一気にテンションが上がる。
みんなこのブーツ型のデカいジョッキに入ったビールをぐびぐび飲んでいる。(トルコは飲酒を良しとしないイスラム圏なので、これほど大っぴらには飲めない。普通に売ってるけど。)
石畳の路地に石造りの茶色い家。
停まっているのはベスパだよ・・・。
あぁ・・・。
ヨーロッパだ・・・。
足かけ、、、何年?
(まぁまたトルコ戻るんだけど;)
そして島×港町と言えば、お決まりの!
何ニャ?
猫さんも多いのでーす!!ヽ(*´∀`*)ノ
宿にチェックインして軽く朝?昼ご飯。
ドーナツとコーヒーって!
もぅこのセットを食べてる自分に酔いしれるね。まぁまだ「本格的」なヨーロッパでないからか、どっちもそんなに美味しくなかったんだけど笑。またミルクとコーヒーが混ざらんタイプ・・・。大人しくエスプレッソにすれば良かった。トルコでは「トルキッシュコーヒー」と呼ばれる沈殿式コーヒー(←名称が分からないので私は勝手にこう呼んでいる)しかないんだけど、久々のエスプレッソ!やっぱ個人的にこっちの方が好きだなぁー。ミルク混ざらんけど。
あぁ・・・ステキな町・・・。
こういう細い路地にお土産屋さんやレストラン。北キプロスのギルネと違うのは町が全部茶色い石造りになってることかな。
この猫さんがかわいすぎてアホほど写真撮ってた;
軒先で編み物をしているおばあちゃんもすごく絵になるなぁ~。
プスプスプス!(←猫への呼びかけ)
いかん、、、またこれ観光が進まんぶんや、、、。
しかもこの町!さすがヨーロッパ?ということあって今までとは違うものも多く、ウィンドウショッピングが止まらない!!
↓おすすめのアクセサリーショップ「La Magia」。
大体スワロフスキーを使ったアクセサリー屋さんや、ジュエリーショップが多いんだけど、このショップはギリシャとトルコのアーティストさんが手作りした1点モノを売っている。かなり日本人好みのかわいさで、センスがいい上に猫モチーフアクセも沢山あってもぅ最終日まで買おうかず~っと悩んでいた(;´Д`)
もんのすごく可愛いんだけど、30過ぎて猫モチーフってどうなんだろ?いや、ちゃんとシルバーやゴールドだし、本物という意味ではアリなのか、いやでもかわいすぎるか・・・などなどアラサー特有の悩みを抱え相談出来る人もいなく結局買わなかったけどやっぱ買えば良かったかもとも思う。
シルバー、ゴールドを使っているので値段も日本で買うのと同じくらい。使っている量によるけどネックレスで1万円前後くらい。
場所はオミール通りを西へまっすぐ、突き当りを道なりに左に曲がったところあたり。
同じ感じのショップが翌日行った「リンドス」という町にもあって、ここでも相当悩んだけど結局買わず。でもどっちも本当にかわいかったな~。
ダサかわいい?トートバック。
あぁ・・・猫さん、私を先に進ませて下さい・・・。
ぼけ~。
武器屋?
味があるなぁ~。でも店の人誰もいないんですけど;
「イポトンストリート(騎士団通り)」
中世の騎士団の館が立ち並んでいてイタリア、フランス、イギリスなどから来た騎士たちが住んでいたそう。
車1台に猫1匹。
城壁のいたるところにある紋章がかっこいい。
丸い石は昔の大砲の砲弾。
城壁の中にはいたるところに砲弾がゴロゴロとある。
良かった・・・まだ死亡フラグは立っていないィッッッ!
猫さんに邪魔されつつも何とか閉館前に到着。
「マルタ騎士団長の宮殿(Grand Masters Palace)」
入場料:6ユーロ
マルタ騎士団の団長の宮殿。宮殿というかもはや城塞。英語で「グランドマスター」って・・・何かその響きだけでかっこいい。
広場の一角にあったこれは・・・何だろう?う~ん、勉強不足;
1階部分は騎士団とはあまり関係無い博物館のようになっていて、「えっ!?これだけ!?」と焦ったんだけど、2階部分がちゃんとした展示室になっていてホッとした。
どの部屋も天井が高く広い。
壁は色の違う石(レンガ?)で造られていてかなり凝っている。
各部屋の床には細かいモザイク画が。
ただこの宮殿は1856年の火薬庫爆発によって一度崩壊したので、まぁこのほとんどが再建されたものなんだろうけど。(なので宮殿内も比較的新しい感じ)
当時のコンパス(方位磁針)。
何か「マルタ騎士団」っぽいのないかな~と思ってたら、当時の医療器具の展示もあった。
正直マルタ騎士団について何も知らないけど、病院から派生した修道会だから軍の医療部隊とかもしていたらしい。
というか、当時の団長の写真とか無いんだろうか~?と思っていたら。
おぉーこの人か!なかなかのイケメン。と写真を撮って帰ったのだけど、後で調べると彼の名は「ホレーショ・ネルソン」。団長ではなくイギリス海軍提督だった。
海軍提督ってワンピースの世界に出てきそうだな~と思って「ワンピース,ネルソン」で画像検索したら、、、いたよ。。。
ひどい!!
ひどすぎる!!。゚(゚´Д`゚)゚。
アニメのオリジナルストーリーで彼の名は「ロイヤル・ネルソン」なので、まぁネルソンなんてありそうな名前だしと思ったら、「艦隊による海戦の采配は優れている」って、製作者ちゃんと知ってて使ったんだろなぁー。
展示室には敵艦何隻撃墜し、こちらは何隻撃墜された、などというネルソン氏はこんなに凄いんですよ~という当時の戦歴が解説されている。それを見ると何十隻も撃墜したのに味方側はゼロだったり確かに凄い。
提督の部屋(イメージ)
「トラファルガー海戦」とやらで戦死したらしい。またワンピースネタ!
トラファルガーって地名だったのか。。。
マルタ騎士団の紋章が入った盾。かっこいい~(´∀`)
宮殿を後に、城壁の外へ。
香箱~。
あっ何か木に絵が描かれてるー。
いやいや、怖い!!
おこぼれを狙う猫さん。
ロドス島、好きなんだけど何が困るってご飯。
キッチン付きの宿が無いから自炊できないし、外食は観光地×ヨーロッパが相まって高い。城壁内のレストランの値段を見てしっぽを巻いて逃げた私は城壁外をうろうろ。ケバブ系はやっぱ安いんだけど1日2食ケバブはしんどい。
比較的安めの食堂で「4種のチーズのパスタ」というのを頼んだのだけど。
4種のチーズのパスタ 6ユーロ(約700円)
チーズしか無い。具が無い。
まぁ・・・間違ってはいないけど、せめて玉ねぎくらい入れてくれてもいいんじゃ、、、と思ってしまう。経営者トルコ人かなぁ~。(←ちなみにトルコでパスタを頼むとめちゃくちゃまずいwゆですぎor固すぎ+ケチャップかけただけorレトルトソース。慣れないものはメニューに出さないでほしい。)
出た!
Superdry. 極度乾燥(しなさい)
これ、海外でよく見る日本のじゃないファッションブランド。日本語の入った服が売ってるんだけど、どれも日本人から見るとちょっとおかしい。でも海外の人達は日本のブランドだと思っていて、以前これを着ている人に「日本のじゃないよ」と言うと非常にショックを受けていた;
このポスト欲しい。
このマンホールもオシャレ。
宿近くの路地で猫だまりを発見!(;゚∀゚)=3
猫さんが多い町はそれだけで楽しいな~♪
トルコ(マルマリス)からギリシャ(ロドス島)への行き方
マルマリス 9:15発~ロドス島 10:30着
フェリー 約1時間15分 往復62ユーロ
※イミグレが混んでいて港を出るのにプラス1時間かかった。
【ロドス島行きフェリーについて】
・朝発、夕方戻る便がある日は日帰りも可能。通常の往復チケットよりも安い。
・通常の往復チケットはオープンチケットなので、戻りの日程が決まったらロドス島側で購入する。(既に日程が決まっている場合は、その場で予約できるのかも?決まっていない場合はロドス島港にあるチケット会社で事前に予約。日曜日は休みだった。)
・ロドス島行きのフェリーは日によって運行時間が違う。(特にオフシーズンの冬・9月10月以降が少なくなるよう)以下ホームページでスケジュールも確認出来る。ネット予約が無難。
ロドス島(オールドタウン)の安宿
「Hotel Stathis」
住所:Omirou60
シングル:15ユーロ(Booking.comで予約)
WIFI:あり(遅い。部屋はほぼ使えない)
設備:共同ホットシャワー。冷蔵庫はあるがキッチン無し。カップや食器類はある。
その他:歴史ある「オミール通り」にあり観光地ど真ん中。中庭がいい。家族経営で親切。安いスーパーと八百屋情報が助かった!水やジュースなんかは旧市街近くで買う半値くらいでびびった。
宿泊日:2016.10.1~2泊
行き方:港から徒歩20分。「St.Catherine's Gate」から入り左へ、「Pythagora St.」を南へ。オミール通りにある小さなカフェを過ぎ左にある細い路地に入った突き当り。
↓地図の位置から北へ細い路地に入る。