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「ハイジ~!」と叫びたくなる村(アルティン・アラシャン)

Category: キルギス
次の目的地「カラコル」までは「イシク・クル湖」に添うようにして作られた道をマルシュルートカ(乗り合いバン)で走る。

イシク・クル湖はキルギスの東、標高1600mほどの高地にある。琵琶湖の9倍ほどの大きさで、「中央アジアの真珠」とも言われる美しい湖。
この湖には色々と謎があり、まず水温が低いにも関わらず冬でも湖面が凍らない。はっきりした理由が未だ解明されていないが、地下から温泉が湧いているという説が有力らしい。
そして湖の底には集落が水没していて、数多くの遺跡も発見されている。湖の底に眠る村が、なぜ水没してしまったのか、未だにその謎は解明されていない。
う~ん、何だかロマンを感じる湖だ。



ビシュケク方面からは湖の北、もしくは南を通る2つのルートがある。北側の方が景色がいいと聞いていたが、南側のクズル・トゥー村からカラコルまでの車窓からの景色も充分素晴らしかった。
イシク・クル湖の青さは一色ではない。透き通る水色、深いコバルトブルー、更にそこに空の青さも加わる。一言「青」といっても、本当に色んな「青」があるんだなぁーとしみじみと思った。湖の反対側を見ると、緑の草原・畑に、菜の花や白やピンクの草花が見え隠れする。その向こうにまだ茶色い山、その更に向こうにはまだ雪を被った山々が神々しくそびえている。



しばし美しい景色に見とれながらも目的地「カラコル」に到着。カラコルは標高1,720mの高原都市。ビシュケクから来ると涼しく、丁度良い気候。
そしてここへ来た理由は、何と「トレッキング」をするため。あれほどネパールで「トレッキングはもう暫くいい!」と言っていたにも関わらず、半年過ぎた今早くもそのしんどさを忘れてしまった単細胞な私。だってね、キルギスの観光は「トレッキング」がメインらしくて、それ以外特に興味をそそるものも無かったんよね。それに1泊2日で帰ってこれるというお手軽さもいい。

そういうわけで、カラコルに到着した翌日に早速「アルティン・アラシャン」へ。アルティン・アラシャンの標高は2,200mくらい、約6時間前後で着くらしい。



市内からマルシュルートカで登山道近くまで行き、そこからてくてくと歩く。マルシュルートカを降りた時点で既にきれいな山脈が見えて景色がいい。

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事前に宿のスタッフにルートを聞くと、「川沿いの1本道だから迷うことはないよ!」と言われたものの、しょっぱなで道を間違う方向音痴・・・というよりも本当にどうかしているとしか思えない私。

マルシュルートカを降りて15分くらい歩いたところで私が間違った道↓

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ここで道を間違う人なんて私ぐらいだろうけど、一応写真をUPしておこう・・・。
川に沿った道は明らかに左側なのに、何を思ったか右側の道へ行った。しかも柵があるのに柵まで越えて。本当にどうかしているとしか思えない・・・。暫く歩いて川に離れていることに気づいてまた戻ってきた。



それ以降は分かれ道はなく、ずっと川に沿って歩く。
川は雪解け水で増水していて、泥を巻き込みながらゴウゴウと流れている。途中「あ、道が川から離れたけど大丈夫かな?」と思うものの、遠くなっても川の音はしっかり聞こえるので安心出来た。

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とにかく針葉樹が美しい。
「針葉樹」という言葉を作った人は凄いなぁと思うほど、ここにある木々は全て空を刺すかのようにピンと尖っている。こういった杉の木のある山をどんどん歩いて行く。遠くには雪の残る山脈も見える。



途中見かけた紫色の変わった草花。

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暫く歩くと、遠くから羊の声が近づいてきた。

「メェー!メェー!メェー!」

思ったよりも数が多くて笑ってしまった。

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みんなモコモコしていてかわいい。
何頭かの羊がなぜかじぃ~っと私の方を見ていく。羊達にも「こいつぁヨソモノだな」というのが分かるのだろうか。

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時々馬に乗った地元の人達ともすれ違う。アルティン・アラシャンまでの道はジープも通れるため、ジープを持っている村人もいるけど、普通に馬を移動手段として使っている人達もいる。キルギスの男性(主におじいさん)はキルギスの伝統的な民族帽を被っている人が多い。白いフェルト地に黒の糸で模様が描かれていて、黒いつば。バケツのような形で普通の帽子より高さがあり、被るというより頭に乗っているという感じ。そういう民族帽を被って、馬にまたがって颯爽と走っていく姿は非常に格好良く見えた。

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沢山咲いていた青い小花。

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約6時間という情報だったけど、5時間で着いた。(途中までマルシュで来れたから?)比較的なだらかな道が続き、登りでも「あー!これ以上はしんどい!」というところで緩やかになったり。急な登りが続く場所はそれほど無かったので、思ったより楽であっという間に到着という感じ。ネパールで鍛えられたのかも?まぁ2,200mなので、酸素が薄いと感じることも無かった。

↓アルティン・アラシャン。

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遠くで見ると「村あるの?」という感じだけど川沿いにぽつぽつ民家(兼宿泊施設)がある。(この時はあまりにも田舎すぎると思ってこれが最終目的地だと気づいていなかった。)
まるでハイジの世界に迷い込んだよう。何とまぁファンタジックな場所、としばし見とれてしまった。

しかしカメラの調子が悪いので、写真を撮るのにもいちいち時間がかかって仕方無い。(オートで撮れない&明るい場所なのにISOが勝手に上がる)まぁ完全に壊れていないだけまだマシなのだけど、どんどん写真の数が減ってきてしまった。でもこうしてブログを書いていると、ブログを始めた当初は写真も少なかったので、何だか初心に戻ったような気分である意味良かったかも。

写真が少ないと文章で書きたいことが増える。
そもそも文章を書く方が好きな私にはこの方が合っているのかも。
けど、人物を撮りにくいため、この時も村の人の写真を一枚も撮ってなかったことに後で気づいて少し後悔;



近くまで行くと村の全貌を書いた黄色い小さな看板があり、それを見る限り宿が4軒。あとは何も無い。

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手前の緑の屋根の家がこの村で一番大きな、そして値段も一番高い宿。白いのはユルタでこの中でも宿泊可能。



思ったより体力も余っていたため、宿4軒とも値段を聞いてまわった。立地的には橋を渡った所にある4軒目の宿が良かったんだけどなぁ~。少し小高い場所にあって、ブランコがある。ユルタにも泊まれるから、友達何人かで行くなら楽しそう!

ユルタ↓

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ユルタの中↓

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意外と快適そう!こういう時友達と来れたら楽しいだろうな~と思ってしまう一人旅の辛さ;



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結局他の宿に比べて圧倒的に安かった、手前から2軒目の宿に決定!

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う~ん、のどか。
クララになった気分で「ハイジ~!」と叫びたくなるのは私だけ?



安い分設備は他の宿に比べてそれなりだけど、変に小綺麗なよりもこの山小屋的雰囲気の方が私は好き。

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ウェルカムティー&パン(ジャム付き)を出してくれた♪

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頼めばいつでも無料で紅茶を作ってくれる。



部屋は2階にあり、完全に屋根裏っぽい場所。

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でもハイジ、窓からの景色がすごくステキよ!

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まぁハイジはこんな景色見慣れてるか;



ほらハイジ、ドアの取っ手も流木っぽくてステキよ!

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まぁカギは無いけどね!



↓宿のまわり。

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アルティン・アラシャンには温泉がある。入湯料は200ソム(約320円)。水着着用。
私は結局入っていないが、後日入ったタカさんによると「お湯はきれいだけど少しぬるめ」らしい。川沿いの露天風呂なら無料ということで、宿のおじさんに場所を聞くと、

「近い方の温泉はぬるくてあまり綺麗じゃない。先週私が作った露天風呂があるからそっちに行きなさい!お湯もすごくきれいであったかいよ!」

と言うものだから、そちらへ行ってみることに。距離は400mくらいと言ってたけど、もっとあったと思う・・・。「とにかくまっすぐ行け」というおじさんの言葉を信じて獣道を歩くも、何度も「間違ってるんじゃ・・・」と引き返しそうになった。木々が深くなりいよいよ引き返そうとした時に、丁度向かいから欧米人が歩いて来たので、何とか引き返さずにすんだ。宿から20分くらい歩いたかな?道も結構滑りそうで危ない。



何とか到着した、おじさんが作ったカエルの温泉。

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その向こうにあるもう一つの温泉。

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川沿いギリギリにあって、よじ登って入る。水着必須だけど、私が来てから帰るまでは誰も来なかった。
ただおじさんは「Very clean」と言っていたけど、お世辞にも「Very clean」ではなかった。何か色々浮いていて、底には泥が溜まっている。一応入ったものの、髪まではつけなかった。(その後洗い直さないといけなさそうだったから)そしてぬるい・・・。湯口から出るお湯は普通に温かいため、湯口に必死に体を近づけて温まった。これは濡れたまま帰ると風邪をひくと思い、人が来ないことを祈りながらストールを巻いて着替る。(もちろん更衣室は無い)天気はいいけど標が高いせいで涼しい。寒くなるかな~と心配したけど、さすがの温泉効果か寒いと感じることは無く、むしろ宿に着く頃にはじんわり汗をかいていた。汗を流した意味が無い;



帰り道。

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黄色と白の草花が咲いててきれい。
しかし素足にクロックスで行ったため、変な虫に刺された場所が1週間くらい痒かった。

一軒目の宿の横にある小川には小さな水車が設置されている。その近くでおばあさんが何かの肉を洗っていた。肉も洗うのか~と思いながら、私も川の水を触ってみると氷水のように冷たかった。夏になるともっと水温は上がるのかなぁ・・・。



宿に戻ったものの、本当にやることも無いので宿の前の草原でハーモニカを練習したり、歌を歌ったり本を読んだり。一通り飽きたところで久々に自撮りでも・・・。

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遠くに行きすぎた。



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こんなもんか。

ちょっと肌寒くなってきたところで宿に戻って本を読みつつ仮眠。部屋には電気無く、充電する場所も無いので、パソコンも持ってきていない。基本的には電子機器を持たない旅をしたいけど、今の国際情勢を考えるとそうも言っていられないし。久々に本当にゆったりした時間を過ごせた気がする。



1時間くらい寝たのかな?急に部屋の扉が開いて現地人の女性が入ってきた。(部屋にカギがついていない)女性は「イズビニーチェ!(ごめんなさい)」と言ってすぐ出て行った。カギが無く、自前のカギをつけられる場所も無いので仕方無いと思い、扉の前にバックパックを置いて対処。と、また数分後に1人、更にまた数分後に1人、と扉を開けては出て行く。いい加減頭にきてオーナーに何とかしてくれと言いに行こうと1階に降りると、

「ハ~イイ!!!」

「イエ~~ッッ!!!」

1階の共同スペースがいつの間にかダンスフロアになっていた。
かなりテンションの高い音楽を流しながら、お酒を片手に踊っているキルギス人と見られる男女が10人弱。

その内の恰幅のいい女性1人が、私を見るなり手招きして「飲みなさい!」という風にカップにウォッカを並々と注ぐ。ま、まぁこんなところで睡眠薬強盗なんて無いしね・・・と、遠慮なく頂く。お酒とこの場の楽しい雰囲気で当然さっきのイラつきはサッとどこかへ消えてしまった。その後もやれビール、やれウォッカ、と飲まされ、ものの数十分でベロベロになってしまった。そもそも私はビール1杯で酔える省エネタイプ。お酒は好きだけど、強くない。

私を誘ってくれた女性にウォッカをショットで一気飲みさせられた時点で一旦部屋に引き下がる。とりあえずこれ以上は危ないのと、部屋に電気が無いから日が明るい内に色々やっておきたいことをやっておかないと、と思ったからだ。部屋に戻るとまだ夕方の7時。キルギスの日は長いので、まだまだ外は普通に明るい。

30分後くらいに「そろそろ夕飯出来たかな~?」と1階に降りると、まだ数人踊っている中、長椅子で寝ている人1人、なぜか泣いている人1人、そしてさっき私を誘ってくれた女性は完全にグロッキー状態になっていた。そりゃああんな飲み方してたらそうなるわな・・・。

男性の1人が、「彼女はロシア人、彼はカザフスタン人、彼はキルギス人・・・」と紹介してくれたので、一体どういう集まりなのか不思議に思って後で宿のオーナーに聞いてみると、全員オーナーの友達(とその家族)だった。しかも全員キルギス人。大して面白くもない冗談を・・・。ラマダン中の今は長期休暇を取る人も多いらしく、みんなで休みを合わせてビシュケクから遊びに来たらしい。



この日の夕食。

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ロシアの伝統料理「ボルシチ」。
豪勢とは言えないし肉は入ってなかったけど、野菜たっぷりで美味しかった。思わずおかわりしてしまった。

宿のおじいさん(オーナー)とその友達数人と一緒にご飯を食べ、食べ終わった後私は紅茶、他の女性達はコーヒーを頼んだのだけど、そのコーヒーを飲み終わった女性が真剣にカップの中を覗き込んでいる。
英語が話せるのはおじいさんだけなので、何をしているのか聞くと「コーヒーで占いをするんだ。飲み終わったコーヒーのカップの底に残る残りカスで、恋愛とか仕事とかのことを占うんだよ」と言う。
女性の1人がカップの中を見て「きゃ~!」と盛り上がっていたので、見せてもらうとハートっぽい形が。「これは恋愛が上手くいくってことだよ。女性はいつもこんなのを見て楽しんでるんだ。」と、呆れ顔で言うおじいさん。でも私は分かる。女性が占い好きなのは万国共通なんだよね。他にもドラゴンや橋など、見える模様によってそれぞれ意味があるらしい。

更にお酒を勧められたものの、グロッキーな女性を横目で見ながら部屋へと戻る。
が、もちろんこの人達の宴は留まることを知らず夜中まで続いた・・・。多分同窓会的なものだったのだろう。




翌朝。
部屋を出て1階に降りる。

「ハ~イ!!ズコ~!!!」

ズコー?

ズコーって何?と聞くとどうやら私の名前を呼びたかったらしい。私の名前はシホ。そんなおちゃらけた名前ではない。一応訂正して、周りを見ると案の定グロッキーな方数名。しかしそのしんどそうにしている女性に対し、隣りの女性が「ほら、これを飲むと楽になるから」といった様子で勧めているのはまさかのウォッカ。もちろん原液。「迎え酒!迎え酒!」といったテンションではなく、あくまで真剣に。しかもそれを勧められた女性は「ありがとう」とウォッカをショットで一気飲み。何?この人達にとってウォッカって水なの?

理解できない光景を目の当たりにしつつも、持参したパンで朝食とる私。
が、結局その人達から余ったパスタとチャイも頂いた。

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これはロシアを含むこの辺り一体で使われている「サモワール」というポット。
二重構造になっていて、真ん中に円柱状の穴があり、そこに燃料となる木炭などを入れて燃やし、外側に水を入れてお湯を沸かす。これはごくシンプルなものだけど、ビシュケクのショッピングセンター等ではイラストの描かれた可愛いものもある。

クズル・トゥー村のおばあちゃん同様、右のティーポットで濃い目の紅茶をつくり、サモワールで沸かしたお湯とミルクで割って、ミルクティーをつくってくれた。



ゆっくりと食事をし、みんなにお礼を言ってアルティン・アラシャンを後に。
本当に宿以外に何も無い場所だけど、テントやキャンプグッズを持ってれば何泊かしたと思う。ネパールのエベレスト街道も良かったけど、ここはまた全く違った良さがある。

帰り道、何度も振り返ってしまった。
それくらい純粋で素朴な美しい村だった。



リアルタイムではオシュからタジキスタンに向けて出発。
ネット環境ないので暫くブログ滞ります・・・(;´∀`)


カラコルからアルティン・アラシャンへの行き方


①カラコルから登山道まで
「Hostel Nice(MAPS.MEで検索可能)」近くの交差点から350番のマルシュルートカ(約30分に1本)
カラコル8:05発~登山道8:30着 約25分・30ソム
※350番の色付きマルシュ(緑や青)は登山道手前の村止まりのよう。村までは15ソムでそこから乗り換えることも出来るけど、白色マルシュを待った方が無難。

②登山道からアルティン・アラシャン
登山道8:30発~アルティン・アラシャン13:30着 約5時間
1時間に1回くらい休憩。アップダウンはそんなにないので帰りもさほど時間は変わらず30分早いくらいだった。





アルティン・アラシャンの安宿


アルティンアラシャンには民家兼宿が4軒ある。もちろんWIFIは無し。シャワー・電気・充電場所が無い場合が多い。

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2軒目の宿
1泊250ソム・夕食200ソム
WIFI、シャワー、電気無し。4軒聞いた中で一番安かった。オーナーのおじいちゃんも親切だったのでおすすめ。
(2016.6.10~1泊)

その他の宿の値段(1人の場合。時期によって違うかも)
1軒目:600ソム+夕食300ソム
3軒目(橋の手前):700ソム(1泊+夕食+有料温泉)
4軒目(橋を渡った所):500ソム+夕食300ソム・ユルタ泊も同料金。

※有料温泉はどの宿でも200ソムらしい。
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田舎に泊まろう!(クズル・トゥー村)

Category: キルギス
トルクメビザは受理まで1週間あるので、その間にキルギス国内を観光することに。南旅館で会った人がいいと言っていたクズル・トゥー村へ行ってみた。

ビシュケクからはマルシュルートカで約3時間。

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キルギスには「イシク・クル湖」という有名な湖があり、車は湖沿いの道を走るので車窓からの景色も綺麗 だと聞いていたけど、結局市内を出る前に寝てしまっていて、気がついたらクズル・トゥー村にもうすぐ着くぞという場所にある休憩所に着いていた。

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ここでも悠々とした山脈が広がり、なかなかいい景色。



そこからさほど時間も絶たず、クズル・トゥー村に到着。

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・・・なるほど。
最新版の地球の歩き方にも載ってる村だから、まぁ商店くらいあるだろうと思っていたけど、甘かった。商店とレストランは1軒ずつあったものの、どちらも閉まっていた。

宿があるらしい場所へ向かっていると、1人のキルギス人のおばあちゃんに声をかけられる。ものの、ロシア語(キルギス語)なので見事に一言も理解出来ない。とりあえずおばあちゃんのことは後回しにしておこう、と先に進む。

キルギスの田舎の村では、地元の人の家に泊めてもらう「民泊」というものがある。無料ではなく、大きめの都市のインフォメーションセンターで予約をしてお金を払う。先にここを訪れた友達が、インフォメーションセンターを通さずに泊まれたということだったので(その方が多分安い)、私も同じ家に突撃お宅訪問。が、1泊朝夕食付きで600ソム(約960円)と言われ、尻込みする。←それでも通常予約するよりは安いんだけど、友達は3人で行っていたからもっと安かった。

肩を落としつつも、他の家にアタックしようとするが、どこも田舎の家にそぐわぬ頑丈な門構えで庭が広く、家までの距離が遠い。人もあまり外に出ていない。結局2軒ほど断られたところで、さっき声をかけてくれたおばあちゃんの所にとりあえず戻ってみることに。

おばあちゃんは同じ場所で友達?と話していて、私を見るなり、またキルギス語で何か言ってきた。私が手を合わせて寝るポーズを取って「泊まれる?」と聞いても「ニェット(いいえ)」と言うし、さっぱり何が言いたいのか分からない。が、とにかくずっと話してくる。しばらく話して、私の前を歩き、「付いて来なさい」といった感じで手招きしてきた。少し迷ったものの、こんなペンギン村のような場所で変なことも起こらないだろうとおばあちゃんの後を追う。



結果。

この日の宿。

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もうちょっとひいたところ。

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クズル・トゥー村には私が先程お宅訪問した「集落」のような場所があるが、この家はそこから離れて数分歩いた場所に1軒だけぽつんと建っていた。

この家にはおばあちゃん・おじいちゃん・その息子長男夫婦と子供・弟 が住んでいる。私のジェスチャーがうまく通じていなかったのかいたのか、この日はここで泊めてくれることになった。おばあちゃんの息子・ベクー(弟の方)は少しだけ英語が話せた。「いくらで泊まれる?」と私が聞くと、おばあちゃんに通訳し、「日本人は友達だからお金はいらないって言ってるよ」という嬉しい答えが返ってきた。見ず知らずの外国人を、ただ日本人だからという理由だけで泊められるのが凄い。



家に入るなり振る舞われた、ウェルカム・・・「何か」。

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「ジャルマだ」と言うものの、それが一体何なのかも分からないし、色は茶色く、何やら沢山絞りカスようなのもが浮いているし、見るからにヤバそう。が、断るわけにもいかないため、思い切って飲んでみると、これまた「何だろう?」という味。
ミルクっぽいけどざらっとしてて、少し酸味と発泡性あって、一瞬お酒かと思うけどアルコール分は無かった。まぁはっきり言うと不味いのだけど、何杯も勧めてくる。

後で調べるとキルギス伝統の大麦発酵飲料だった。一般的に「ショロ」という商品名でもも売られているらしいが、家庭でも作るそう。



お昼過ぎに着いたため、昼食まで作ってくれた。朝パッサパサのパンを食べただけだったので、本当に嬉しい。

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「ピシュパルマ」という麺料理。羊の肉まで入っている。意外と臭みは無い。
パンもおばあちゃんの手作り。しっとりしているのになぜか水分を全部持っていかれるという不思議なパン。



食事の際には必ず「チャイ(ミルクティー)」が出される。

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注ぎ口に茶こしがついた珍しいキルギス製のティーポット。茶こしから落ちた水滴を気にする人なんて誰もいない。
キルギスでのミルクティーの淹れ方は少し変わっていて、まずティーポットで作った紅茶をカップに注ぎ、そこに熱いお湯とミルク、砂糖を投入する。大抵少し薄いミルクティーといった感じ。



私を拾ってくれた優しいおばあちゃん。

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ご飯を食べた後、お兄さんの方が家の周辺を案内してくれた。「家の周辺」といっても、この周辺はほぼこの家族の土地らしい。

家の裏庭。

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数年後にここにホテルを建てる予定とのことで、絶賛整備中のお父さんと息子。
建てるならユルタ(※)であってほしい。

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※ユルタ・・・キルギス遊牧民の移動式テント住居。モンゴルの「ゲル」と同じようなもの。



子牛とお兄さん。

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お兄さんは英語も話せないのに、身振り手振りでいっぱい話してくれた。
敷地内にはりんごやアプリコット等、沢山の果物が植えられていた。牛やヤギ、鶏も飼っているし、ほぼ自給自足をしてるんだろうな~と思った。



家を出て少し村を散歩。
遠くからユルタの骨組みが見えたので、見せてもらった。

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クズル・トゥー村はユルタの産地。
村人それぞれが分担して部品を作っているらしい。インフォメーションセンター等で事前に予約すると制作過程の見学も出来る。



見せてもらった家のお母さんと子供。

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家に戻るとおばあちゃんに「昼寝をしなさい」と言われたので、大人しく昼寝をする。が、昼寝どころかうっかり8時過ぎまで寝てしまった。

キルギスの昼は長い。
8時を過ぎても明るく、家族もちょうど「これからご飯」という感じだった。

夜ご飯はキルギスの一般家庭料理「プロフ」。

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野菜や肉など入った炊き込みご飯。店によって油っこい場合もあるけど、油感はなくて普通に食べれた。おばあちゃん料理上手?



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食事には毎回チャイとパン。

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食事時に別の場所に住んでいるおばあちゃんの娘さんの子供が来た。10歳くらいの元気な男の子で、おばあちゃんが私を日本人と紹介するなり、片膝をついて、片手に拳をつくって胸の前でパシッとするという妙な挨拶をされた。「ズドラストヴィーチェ(こんにちは)」と挨拶すると、両手を後ろにまっすぐのばして腰をかがめて走り去って行った・・・。どうやら「忍者」を意識しているらしい。その後も時々「忍者・侍・中国拳法」が入り混じったようなポーズを時々披露してくれた。

英語が出来るベクーを加えてみんなで話していると、日本と言えばみたいな感じで「忍者、侍、着物・・・」といった言葉が出てきた。ベタだけど、キルギスに来るまでキルギスについて何のワードも持たなかった私に比べるとはるかにマシだ。

海外で欧米人と話していると、日本にある都市名で真っ先に出るのは「東京、大阪」次いで「京都、奈良、名古屋、福岡」等が挙がる。でも欧米人以外、ちょっと田舎のアジアの国の場合、東京大阪の次に挙がるのは「広島、長崎」が多い。震災後は「福島」も。

この辺鄙な田舎の村でおじいちゃんから出てきた日本の地名は「北海道」。これは今までの経験ではかなり珍しい。ウィンタースポーツをする欧米人がたまに挙げることもあるけれど、80歳を超えるおじいちゃんがそれで知っているとは思えない。なぜ知っているのかと聞くと、おじいちゃんは若い頃ロシア(旧ソ連)軍の兵隊として、カムチャカ半島にいたらしい。

「カムチャッカから見える大きな島を見て、みんな"あれが北海道だ"って言っていたんだ」

戦争を経験していない私は、こういう時にしか実感出来ない。しわくちゃの笑顔を見せるおじいちゃん。かつてどのような過去があったのだろう。言葉が通じたらもっと色々聞けたんだろうけど。

その後「空手は出来るのか?」と聞かれたので、「空手は出来ないけど、これなら出来る」とポイを少し披露した。灯油を入手できなかったので、家の中で何となくだけどすごく喜んでくれたから良かった。お兄さんが「貸してくれ!」と私の見よう見まねでやるものの、かなり危ない感じでヒヤヒヤ。みんなで大笑い。楽しかったけど、やっぱどこかで灯油を入手しなければ・・・。



本日の寝床。

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ユルタに敷くようなパッチワークの布がかかった可愛い部屋。私のために1室丸々空けてくれた。昼寝までしたのに、普通に夜もぐっすり寝てしまった。




翌朝。

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朝ご飯もおばあちゃんの手作りパンとチャイ。

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ベクーも一緒に、次の町まで行くバスを待ってくれた。

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最後にベクーが「僕も日本に行きたい」と言うので、私の連絡先を教えておいた。私がまたここへ来ようと思えば会うのは簡単だろうけど、そうでなければ再会するのは難しいだろう。「またね」の代わりに「ありがとう」。

バスを待つ間も忍者のマネをして遊ぶおばあちゃんの孫。何となくそれに付き合う私。次の町へと続く一本道はただただまっすぐ青い空へ吸い込まれていくよう。
ありがとう、おばあちゃん。




ビシュケクからクズル・トゥー村への行き方


①南旅館~西バスターミナル
マルシュルートカ132番(終点) 約40~50分・10ソム

②ビシュケク 10:25発~クズル・トゥー村(Kyzyl Tuu)13:50着
カラコル(ボコンバエバ)行きマルシュルートカ 約3時間15分・250ソム(←もっと安いと思う)
※132番マルシュの降り場近くはタクシーがたもろしているので、無視して奥に進んで右の方へ行くとボコンバエバ行きマルシュの乗り場があった。長距離マルシュルートカは人が集まり次第出発なので、1時間くらい待って出発。必ず「クズル・トゥー」と言っておくこと。


【クズル・トゥーの安宿】
ビシュケク等のCBTで予約が無難。私が泊まらなかった宿は「フェルトハウス」から入ってまっすぐ、左手側。壁にヤシの木と馬のような絵が描かれている家。一泊300ソム、朝夕食300ソム。

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こんなトコだよキルギスタン(ビシュケク)

Category: キルギス
南旅館の愉快な仲間達の1人・タカさんが「市内にサーカスがあるらしい」という情報を入手したので、みんなでわくわくしながら行ってみた。

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が、閉まっていた・・・。
次回来るのは8月末らしい。2ヶ月先って遅っ!!
近くにオペラハウスもあるので、気になる方はどうぞ。毎週日曜日、450ソム(約720円)くらい。

タカさんも世界一周中で、ブログも書いているんだけど、いろんな理由から全く別カテゴリのブログで書いててそれもまた面白い。本人はアクセス数とか全く気にしてないからいいらしいけど、ちゃんと週2回も更新してるのにもったいない!・・・と私は思う。

筋肉をつくることに熱意を燃やすタカさんのブログはこちら→松山あきとら土地家屋調査士事務所

ついブログのタイトル名を何度も聞き返してしまった(;´∀`)



美術館があったので行ってみた。(50ソム・約80円)

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ランファンぽい仮面があった。


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鋼の錬金術師



版画の絵が結構良かった。

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こういう牧羊的な絵画も好き。

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町は道も広く、街路樹が多くてきれい。

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南旅館近くの大きなスーパーに行ってみた。
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スーパーの中で生ビールがこんな感じで売っている。

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野菜や果物はほぼ量り売りで、商品の上に商品名と番号が書いてある。自分で野菜を欲しい分だけ袋に入れてはかりに乗せ、商品番号を押して出てくるバーコード付きのシールを貼ってレジに持っていく。が、商品名は全てロシア語で書かれ、その上にはいくつかの値札がぶら下がっているのでどれなのか分からない。マーケットで野菜を買うよりもなかなか難易度が高く、その辺のお客さんやスタッフに聞きながら購入する。



チョコレートの種類もたくさん。

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パッケージが可愛くて衝動買い。
日本にもある「エアロ」みたいなチョコ。中がぽつぽつと小さい穴が空いているタイプで、軽くて美味しい。どこの国のものか分からないけど。キルギスの北にある「カザフスタン」はチョコも有名らしいからそこのかな?キルギスは旧ソ連の構成国家の一つなので、ロシア系の人も多く、ロシアの商品も多いみたい。



マーケットにいくらっぽいのが売ってたので買ってみた。

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黒い方は何だろう・・・。

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不味かった。
3人で買って食べた結果、多分いくらのフェイクじゃないかという意見で落ち着いた。完全に失敗。キルギス、その周辺に海は無い。安かったしね・・・。高いのもあったから、そっちは本物なのかも。まぁ何でも買ってみないと分からない。



窯焼きのピロシキみたいなのを売っているお店。

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中は肉まんの具みたいで美味しい。



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ここの兄ちゃんが常に笑っててハイテンションすぎる。大丈夫だろうか・・・?;



蒸し餃子の大きいバージョンみたいなのもある。

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キルギス周辺でよく食べられる「シャシリク」。串焼き肉。

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羊と牛を注文してみんなでワリカン。
羊の方が安かったのに、羊の方が美味しかった!何種類かのスパイスで味付けされてて、肉は柔らかくて全然臭みもない。というか、シャシリク、バカにしてた。すみません、めっちゃ美味しいです。



シャシリクに味をしめた私達は宿のオーナー・ヌルダンさんにわがままを言ってヌルダンさんお勧めのシャシリク屋さんに車で連れて行ってもらった。(というか出発日が近かった私が主に「明日!明日!」と必死でお願いした;)

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周りはこの店しか無い田舎町。

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ヌルダンさんは「店はしょぼいけど安くて美味しい店」と言っていたので、クソボロいのを想像していたら、店も普通にきれいだった。

私はこの日ビシュケクを出発予定だったが、このために1日延ばした。が、延ばして良かった。しかしならがら現在ラマダン中ということを忘れていた。
※ラマダン・・・イスラム教徒の断食月。日が昇っている間は何も食べてはいけない。しかもキルギスは日が長く、夜8時過ぎくらいまで明るいので食事をするのは夜9時くらいになる。
ラマダン中のヌルダンさんは何も食べれないので、テイクアウトしていた。本当に申し訳無い・・・けど美味しく頂いた。



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上から、
チキン 70ソム
カモ 40ソム
ケバブ(牛) 50ソム
生ビール 65ソム

全部で225ソム。約360円。
マーケットでは羊1本130ソム(208円)だったのでかなり安い。
これまたカモが一番安い(65円)のに、カモが一番美味しかった!柔らかい!鴨肉なんて、日本で入手するの難しい上に高いのに。ヌルダンさん曰く、鴨肉が一番安いけど、あまり食べないとのこと。
後でタカさんが安い理由を調べると、鴨は比較的最近この辺りに入ってきたようで、まだそんなに調理方法が確率されてないから安いらしい。みんな「一体この肉はどうやって調理するのが美味しいのか?」と考えているところなのかも。中国人が入ってくると一気に値上がりするかもな~。



南旅館の愉快な仲間達。

P6078602.jpg

トルクメビザが出来るまで1週間あるので、ここで一旦南旅館を出てキルギス観光に。
何かほとんど食べ物のことしか書いてないけど、ビシュケクではほぼビザ取りに翻弄されていたので仕方無いということにする。
次回の記事からをご期待を。
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キルギスでのトルクメニスタンビザ申請方法(ビシュケク)

Category: キルギス
トルクメニスタンと言えばそう。

バックパッカーには有名な「地獄の門(Door to Hell)」です。

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広大な砂漠の中にある巨大なクレーター。
これは火山口などではなく、1971年、有毒ガスを食い止めるために点火した炎が、地下から絶え間なく噴き出る可燃性ガスのため今もなお燃え続けている場所です。


トルクメニスタンの観光ビザは非常に難しいため、トランジットビザ(あなたの国を通過するだけですよというビザ)を取得するのが一般的。ただ「通過ビザ」であって、「滞在ビザ」ではないので、最長5日間だけです。そのくせ取得も面倒だしビザ代も高い;

※イランでの取得は4日しかくれなかったという方もいました。

そしてトルクメニスタンに入国する国のビザと出国する国のビザも必要です。その2つが取れていない状況では申請出来ません。必然的にトルクメビザ申請は最後の方になります。

このビザは始めはタジキスタンで申請、国境受け取りでチャレンジしようと思っていたのですが、私が滞在していた時、トルクメビザの情報はかなり流動的でした。「今はどの近隣国でも取れない」という情報が流れていたので、とりあえずキルギスからチャレンジしていこうと思ったのですが、いざ大使館に行ってみると普通に申請出来ました(;´∀`) あまり情報に左右されず、とにかく行ってみるのがいいのかも。

トルクメビザ、取れます!!(2016年6月14日現在)

ただ、トルクメニスタン→アゼルバイジャン抜けだと現時点ではどの国でもトルクメビザは取れません。(カスピ海を横断する船があるのですが、運行日が不定期なためと思われます。)アゼルバイジャンやビザ不要のドバイ等、航空券の予約確認書などがあれば取れるのかもしれませんが、未確認です。
-----★2016年7月6日追記★------
・アゼルバイジャン抜けで取得出来た方がいます。
・タジキスタン(ドゥシャンベ)で申請、国境受取出来た方がいます。
※さすが流動的なトルクメビザ。とりあえずチャレンジ!することが重要なようです。
----------------------------------


私はウズベキスタンとイランのビザを取った時点で申請に。
アメリカを見据えてイランに行かない方はトルクメに行くのも難しいと思います。



ビシュケクでのトルクメニスタンビザ申請方法(2016年6月)


trk.png
トルクメニスタンの国旗

【申請に必要なもの】
・申請料 55ドル(10ドル+45ドル)
・パスポート
・トルクメニスタン入国前後のビザ
・証明写真(3×4)2枚
※パスポートのコピーは大使館でやってくれます。パスポートはホールド無し。


①大使館に申請しに行く。
トルクメニスタン前後2カ国のビザを取得したら、必要なものを持って大使館へ。


下が大使館の場所、上がビザ代を振り込む指定銀行です。

開館時間:9:00~12:00、15:00~17:00
休館日:土日
「ビザ業務は水曜定休(受取りは可)」という情報もありますが未確認。すみません;
電話:0312-881232

南旅館からマルシュ1本で行けます。左手側に柵の中に緑屋根の東屋のようなものがある所がトルクメニスタン大使館。(申請書記入用に大使館外に東屋が設置されてます)周辺には何も無い辺鄙な場所なのでかなりGPSに頼りました。
MAPS.MEでは違う場所が表示されるのでお気をつけを。

まず守衛さんにビザ申請に来た旨を何となく伝えて、首からぶら下げる入館許可証を受け取ります。守衛さんが扉を開けてくれるまで東屋で待ちます。中に入ったら、申請用紙をもらって一旦外に出て記入します。
書類2枚と、白紙の紙を渡され、白紙の紙には大使館へのビザお願いレターを自分で英文で書かないといけないのですが、全て外の机の所に見本があるので大丈夫!
ただ、記入ミスがあると全て書き直しさせられるので慎重に。分からない部分は空白にして職員さんに聞いた方が無難です。

以前はこの記入用紙はロシア語のみだったようですが、現在は英語も書かれています。が、何かややこしい英語もあったので私はスマホの翻訳アプリを使いました;(私が行った時は見本が無かったので)トランジットなので滞在先住所等も書かなくてOKでしたが、一応ホテルの名前くらい調べておいた方がいいかもです。

私は申請書を渡すと、パスポートのコピーに時間がかかるから、と銀行に行っている間パスポートをホールドされました。が、すぐ返却される場合もあるようです。


②ビザ代の一部(10ドル)を振り込みに行く。
完成した申請書を渡して、振り込み用紙をもらいます。何とトルクメビザはこの「申請時」と「受取時」の2回に分けてビザ代を振り込まないといけないので、非常に面倒くさい。(この振り込み用紙は2回目の振り込みの際にも使うので無くさないように!)

しかも指定される銀行は大使館から徒歩30~40分と遠いのです;(上地図参照)ウズベキスタンの指定銀行と同じKICBです。
マルシュ1本で近くまでは行けますが、このマルシュも本数が少なく、そこから更に10分弱歩いて行かないといけません。更に運が悪いと銀行が結構混んでいたり・・・。なので、トルクメビザ申請は1日で終わらせるなら午前中に行った方が余裕を持てます。大使館自体は人が多い場合は待たされます。(ランチ休憩に注意。)
銀行ではお釣りはドルで貰えます。

私は他ビザの関係で大使館に着いたのが遅く、申請書を提出出来たのが閉館間際だったので、別日に振り込んでまた来るようにと言われました。(でもこの時点で申請は受領されているようです。)

銀行でお金を振り込み、再び大使館に戻ると何曜日の何時に電話するように、と言われます。

→この経緯が無く、電話無しで直接「何曜の3時に来て」と言われるパターンもあります。


③電話をする。
指定日に電話をして、ビザが出来ていれば受取に行きます。


④大使館に行く。(受領)
指定された曜日に大使館に行く。この時、1回目で貰った振込用紙を持って行くこと。まぁ職員さんが「10ドル→45ドル」と書き直すだけですが、銀行にこれを持っていかないといけないので。


⑤ビザ代の残り(45ドル)を振り込みに行く。
同じ銀行に振り込みに行き、再び大使館に戻り、ビザGET。(受取は15時以降)

おわり。



【私の場合】
①金曜日:ビザ申請。時間切れで振り込みには行けず。土日は休館なので月曜日の12時に来るように言われる。
②月曜日:ビザ代を振り込み、12時に行くと閉まっていた。守衛さんに何とかジャスチャーで伝え、電話をしてもらい、職員さんを呼び出してもらった。金曜日の朝10時に電話をして、と言われる。いつ出来るのか聞くと、金曜の昼か、月曜には受け取れるとの返答。
③翌月曜日:ビシュケクを離れていたため、金曜日に電話出来ず、月曜に電話。10時に電話すると「1時間後に電話して」との返答。1時間後に電話すると「10分後に電話して」との返答。10分後に電話すると出ず・・・;この日は移動日だったので大使館には行けず。
④火曜日:電話をせず朝10時に直接大使館へ行くと「残りのビザ代を振り込んで、15時以降に来るように」と言われる。15時に行って無事ビザGET。

個人的な都合で金曜・月曜に大使館に行けなかったので申請して12日間かかった。(土日を2回含む)けど、他の人のパターンも考えて通常だと7日間前後くらいで取れるよう。
例)金曜日申請→翌金曜日、月曜日申請→翌月曜日

一番情報があやふやだったトルクメビザ、無事取れて良かった♪(ただ申請する国によって取り方は微妙に違うようです。)
しかし銀行←→大使館。一体何度同じ道を往復しないといけないのか!;

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キルギスでのタジキスタンビザ申請(ビシュケク)

Category: キルギス
そもそもタジキスタンなんて更にぼやっとした国のことなんて全く頭になく、ビザを取る予定も無かったのですが、南旅館にあった情報ノートに結構面白そうな情報もあったので、とりあえず行ってみようかなと。


ビシュケクでのタジキスタンビザ申請方法(2016年6月)


taj.png
タジキスタンの国旗

【申請に必要なもの】
・申請料
 3営業日:55ドル
 即日:75ドル
・パミール高原入域料 100ソム(行く場合)
・証明写真(3×4)1枚
・パスポート
・パスポートのコピー
・パスポートのコピー(自分で携帯する用)


【申請方法】
上記4つを持って大使館へ。タジキスタン大使館は市内から離れた住宅街の中にあります。


開館時間 9:00~17:00(13:00~14:00ランチ休憩)

南旅館からは大使館南の橋近くまで行けるマルシュ、大使館の西側の通り(ユナサリーブ・アベニュー)に着くマルシュ1本で行けますが、GPSが機能していれば西側に着くマルシュの方が歩く距離も少ないです。大通りから東に入り、まっすぐ行って突き当り。GPSが無い場合、橋が出現するルートの方が分かりやすいかも。


P5318474_20160612120037001.jpg


申請書は大使館で記入しますが、事前に決めておくこと。
・タジキスタンでの滞在先(ホテルの名前、住所)
・入国日(ビザ開始日)←自分で決める。

ビザ有効期限は自分で指定した日から最長45日です。まぁ45日も滞在しないでしょうが、例によって料金も変わらないのでMAXで取っておきました。
パミール高原に行く場合、申請用紙の該当欄に「GBAO」と書きます。どこに書くか分からなかったのでお姉さんに聞きました。

パスポートは通常ホールドされます。イラン同様、警察対策の携帯用にもう1枚パスポートコピーを用意し、それにハンコか明細を書いて持っておくと安心です。
が、私はこのタジクビザとウズベクビザの受取日が被りそうだったので、即日か3営業日にするかで「う~ん・・・」とかなり長い間悩んでいると、パスポートのホールド無しで3営業日受け取りで受理してくれました。ホールド無しで頼んでみる価値はあるかも。

ビザ代は申請時でも受領時でもどちらでもいい雰囲気でしたが、一応用意しておいた方がいいです。お釣りはドルでくれます。

申請書を渡すと、受取日と時間を言われるので、その日に再び大使館へ。
受け取りは大体15時以降と言われます。

★重要★
ウズベキスタン同様、受領時に入国日(ビザ開始日)を変更出来ました。


【私の場合】
火曜日の午前中に申請。3日後金曜日の15時に受領(支払いもこの時)。


ウズベクと違ってタジクのお姉さんは優しかった・・・。
英語も普通に通じます。マイナーな国だけあって、大使館は全く混んでいませんでした。

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