旅女 Tabijo~義眼のバックパッカー編~のメイン画像

奇岩のある風景・キャンドヴァーン

Category: イラン
マースレーで再会したJさんとは次の目的地も一緒だったので2人で行くことに。 スマホが無い今の私にとって同行者がいるということはすごく助かる。本当にオフラインMAPアプリとGPS機能って何て何て便利だったのだろう。

でもね、知ってますか?真性の方向音痴というものはGPS機能すら信用しないんですよ・・・。範馬勇次郎がちょっと高速で動いてるんだろうくらいに思って「GPSがズレてるみたい。自分は今ここにいるはずだ」という根拠の無いしかし確固たる自信を持って、結局間違った場所に行ってしまうのです。本当に困る。これでも旅しだしてまだマシになった方なんだけど、日本に帰った時何度も行っている友達の家になぜか辿り着けず、結局恥を忍んで電話して迎えに来てもらった時にはどれだけ笑われたものか。



マースレーを後にし、次の町は「タブリーズ」。
タブリーズへは夜行バスで8時間。バスターミナル近くのレストランで食べたご飯がちょっと高かったけど珍しく美味しかった。

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チキンライス&チャイ 15万リアル(約430円)

皮がパリッと焼かれたチキンに、ちょっとピリッとしているトマトソースをかけて食べる。シンプルだけど、このソースがご飯が進む味でなかなか美味しい。

チャイハネ的な座敷席があり、充電場所もあるので、待ち時間が長い場合はお勧めのレストラン。客もいないし従業員も水タバコを吸っててあまりやる気は無いので、長時間いても全然気にされない。雨が降っていたこともあり、ここで2、3時間時間を潰した。

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バスターミナルを奥に出て右手の方。

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バスを待っている間、少しの間Jさんが離れて私が1人で待っているとイラン人男性がしつこく声をかけてくる。さっきの男性は友達?と聞かれ「夫だよ」と言った瞬間「ハズバンド!ソーリー!」とサッと消えてくれた。マースレーに引き続き偽造夫婦が続く。



夜9時に出発し、約8時間かけて朝6時にタブリーズに到着。
タブリーズはトルコへの経由地として東西貿易の交差路としても栄えた町で、ここからトルコへ向かう旅人も多い。
私はここから行ける「キャンドヴァーン村」へ行くためにこの町に来たのだけど、1日目はマースレーでも会ったRちゃんも誘ってバザールをぶらぶらした。

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タブリーズでよく見かけた軽食。

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ゆでたジャガイモと卵を潰して、スパイスをふって厚めのクレープ生地のようなパンに巻いたもの。名付けるならば「ポテトサラダラップ」。お腹も満たされて結構イケる。ケチャップをくれる店もある。



バザールは屋外ではなく、こういうレンガで造られた古い建物の中に小さな店がひしめきあって沢山ある。
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後で知ったけれどこのバザールは中東最古らしく、「タブリーズの歴史的バザール施設」として世界遺産にも登録されている。食事を出来る場所を探してウロウロ歩いていると、天井に等間隔に明かり取りの穴があって、そこから差し込んだ光が点々と通路を照らす、古めかしくも情緒のある場所もあった。



ペルシャ絨毯を売るエリア。

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笑顔がかわいいおじさん。写真を撮ったあとアメをくれた。

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バザール内にはモスクも沢山ある。どのモスクも中がバザールと同じレンガ造りで、天井が低い。キラキラしたモスクばかり見てきたので、逆に新鮮で良い。

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バザール内にあったモツ炒め?屋さん。

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暑いし、これでビールが飲めればなぁ・・・とつい思ってしまう。イスラム国家イランでは国全体でアルコールの販売を禁止している。(めちゃくちゃ高いけど闇で売ってる場所もあるらしい)ノンアルコールビールはあるけれど、美味しくはない。
その代わり炭酸飲料はペットボトルで3、40円くらいと安い。



バザール以外の見所?「マルゲ・タブリーズ」城壁。特に感想無しw

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翌朝のご飯。

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バス停に行く途中のチャイハネで食べたトマトと卵の炒め物。3万リアル(約90円)
これ美味しかった!この器はフライパンにもなってて、店のおじさんが手際よくジャジャーッと炒めたものがアッツアツで出される。ちょっと油っこいけど、パサパサのナン(薄いプチプチみたいなやつ)にはこのくらいがちょうどいい。イランを出る間際にしてここタブリーズではケバブとファーストフード以外のものに結構出会えたので良かった。何だ、ちゃんとしたのも一応あるのか。



キャンドヴァーン村まではバスを乗り換え乗り換えて行く。

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向かいに座っていた家族。(この後フルーツで餌付けされる)
ちなみにイランのバスは前が男性、後ろが女性と決まっていて、バスの半分のところに鉄柵があって完全に区切られている。メトロの車両でも女性専用車両がちゃんとあり、男性車両との間は塞がれていて車両間の行き来は出来なくなっているので、うっかり女性専用車両に入っちゃった、という男性もいない。子供はOKだけど、いくつぐらいから男性側に行くのだろう・・・と、まるで日本の銭湯みたいな疑問を抱いてしまう。



到着してJさんと2人見晴らしのいい場所まで登る。
Jさんからパノラマ写真を頂いたので使わせて頂きます♪ここはやっぱり一部だけ写真に撮っても伝わらないような場所でした。スマホ画面だとよく分からないかもですが;

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岩のある村に入る。
下の方には石で出来たお土産屋さんが沢山並ぶ。昔は普通の家だったのか、そもそもこの石の家も無かったのか。

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中には織物のタペストリーや周辺で採れるらしい蜂蜜や香辛料などが売っている。

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イランでよく売ってるやつ。(中央アジアもあったかな?)

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果物のペーストを昆布のように薄く延ばした食べ物で、カッターで切って量り売りしている。味はモノによるけどどれも甘酸っぱい。例えるならのし梅。私は嫌いではない。



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らくだの毛を使った衣類。
らくだの毛なんて固そうだけど、なぜかかなり手触りが良くてなめらかであったかそう。これは高いだろうと試しにスパッツ(ももひき?)の値段を聞くと20万リアル。約600円!安っ!Σ(゚д゚;) これから寒い国に行く予定のJさんが少し値切ってお買い上げ。これはお買い得だなぁ~。



お土産屋にいた子供達。

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ここの人達はみんな写真を嫌がるので、撮れたのはこの子供だけ。



お土産屋を過ぎてどんどん上へ登って行くと、普通に人が暮らしているような家もある。

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岩をくりぬいて作っているようで、中がホテル(宿)になっている場所もある。シャワーがあるのかも怪しい民泊のような宿は1部屋80万リアル(約2300円)、外観から想像つかないような快適な宿は1人30ドルとのことだった。



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左の方にちっちゃく写っているのがJさん。

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マースレーに続きここも行っておいて良かった。
マシュハド、エスファハーン、シラーズ、テヘランで終わっていたら「ぼやっとしたイラン」で終わっていたと思う。

でもやっぱりイランを抜ける時には「ようやく出れる!」と思った。

この無駄にデカいハンバーガーも、もう食べれないとなると少し寂しい・・・とは全然思わない!もぅせいせいする。早く自炊出来る宿に行って白米が食べたい。

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夜行バスで次の国「アゼルバイジャン」へ。

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女性バックパッカーの間では有名な「痴漢大国イラン」私は一度も痴漢に合わなかった。バングラ、インドで痴漢に嫌気がさしていた私は確かにかなり気をつけてはいたけれど、後にも先にも女性一人旅でイランで痴漢に合わなかった人なんて聞いたことが無いので、私の体はイラン人にとってよっぽど魅力が無かったのかもしれない。男性でも痴漢にあったという人が2人いたにも関わらず。

・・・何て思っていたら。
このイランからアゼルバイジャンへ行く国際バスで。
席がガラガラだったため、Jさんと私は2席を1人で使っていたのだけど、私が寝ている間に前に座っていた男がわざわざ席を移動して私の隣りに座ったという。席は沢山空いているのにも関わらず。私は寝てて気づかなかったけれど、バスが国境で停まっていた時だったので、たまたま目が覚めていたJさんがすぐに気付いて男を追い払ってくれたらしい。
Jさんに感謝!痴漢かスリかは分からないけど、出国間際に嫌な思いをせずにすんだので、本当いてくれて良かったです。

何はともあれイランよさようなら。
人は嫌いでは無いけれど、うちは絶対この国では住めんなー。




ラシュトからタブリーズへの行き方


※マースレーからラシュトまでの行き方は前回の記事参照。

①ラシュト市内17:18発~ラシュトGaliバスターミナル17:30着
タクシー 約12分 2人で8万リアル

②ラシュト21:20発~タブリーズ6:20着
VIPバス 約8時間 39万リアル
※他にタブリーズ行きのバス会社は無いと言われたけどチケットを買った後、普通に別会社があるのを発見したので、値段を比較した方がいい。もう1つの会社は21時半発だった。私達は21時発だったけど、結局20分遅れて出発。3列シート。



タブリーズからキャンドヴァーンへの行き方


★私達は自力で行ったけど、インフォメーションセンターで車のチャーターも可能。3人(2人だったかも)で行った人は滞在時間も含めた往復で1人10ドルだったとのこと。自力で行くのは面倒くさい割にそこまで金額の差も無いので、人数がいる場合はチャーターした方がいいかも。

①宿~「Rahahan(ラハハーン)」鉄道駅
市バス 約10分
※バス乗り場は下地図参照。値段忘れた。5,000リアル?

②駅~「Osku(オスクー)」
市バス 約30分
※本来「サハーン」という所まで行く予定で1万2千リアル払ったけど、途中で現地人が案内してやるとオスクーの幹線道路で降ろされたので、この値段よりも安いかも。

③オスクー幹線道路~タクシー乗り場まで
タクシー 約10分
※現地人が払ってくれたので値段不明。

④オスクー~キャンドヴァーン
タクシー 約30分 2人で14万リアル

【帰り】
①キャンドヴァーン~オスクー
タクシー 約30分 2人で20万リアル
※タクシーが捕まらなかったので(往復でチャーターする人が多いようで空のタクシーがいなかった)、キャンドヴァーンにある大きなホテルに行って呼んでもらった。

②オスクー~タブリーズバスターミナル
シェアタクシー 1人3万リアル



タブリーズの安宿


安宿はこの周辺に沢山あるけれど、早朝行くと満室の場所が多かった。この宿も9時か10時くらいまで待ってチェックイン出来た。

「Amin Hotel」

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ツイン?ルーム:1部屋40万リアル+シャワー1人4万リアル
WIFI:無料(全く使えない時も有り)
共同ホットシャワー、お湯を沸かせる程度のキッチンは有り。
※私達が行った時は満室でベッドの無いこの部屋しか空いて無かったけど、広いし全然悪く無かった。私達が出た後に来た欧米人は4人でこの部屋にチェックインしていた。チャイはいつでも無料で貰えてスタッフが英語も話せて親切。Jさんがネットが苦手なスタッフの代わりに色々手伝ったのでシャワー代を少し値下げしてもらった。
(2016.7.28~2泊)

行き方:6時過ぎにタブリーズのバスターミナルに着き、バスも出ていなかったためタクシーで。「Darya GH」の息子が経営しているが、「Darya」は同じ名前のホテルが他にもあるので注意。

入口↓
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場所↓

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※地図の縮尺は適当なので目安程度に。インフォメーションセンターは実際この地図より北に入った右手側の建物2階にあります。キャンドヴァーン行きのタクシー手配や国際バスチケットの予約も可能ですが手数料もとられます。



★タブリーズ補足情報★
・両替所は地図の国際バスチケット売り場向かいの所をお勧めします。外観が暗いので分かりづらいですが、バザール近くの両替所は出された金額が全然足りなくて何度も「足りない」と言ってようやくちゃんと全額出す、、、というかなり適当な店でした。ここはちゃんとしている雰囲気でかなり信用出来る。

バスチケット売り場近くの両替所↓
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両替レート:1ドル=35,000リアル



イラン(タブリーズ)からアゼルバイジャン(バクー)への行き方(バス)


アゼルバイジャン(バクー)行き国際バスチケット売り場↓
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場所は上地図参照。「BAKI(バクー)」と書かれている看板が目印。チケット当日購入可能。他にも店舗はあるかも。4列シートしか無いと言われた。

タブリーズ21:00発~バクー翌14:50着
夜行バス 約17時間20分 60万リアル(約1,800円)
エアコンが効き夜は寒いくらいなので上着必須。水はついていなかった。翌日昼くらいに食事休憩があるけど食料は少し持っていてもいいかも。

21時にチケット売り場前に集合して、そこから他の客と共に車でバスがある所まで連れて行かれる。そこでしばらく他の乗客を待ち、実際車が動き出したのは22時。
早朝4時に国境に着き、国境ゲートが開く8時まで車内で待機。外にも出れるけど店等は当然開いていない。9時から入国審査が始まり、11時半(時差があるのでアゼルバイジャン時間で11時)に出発。アゼル時間14:50バクーのバスターミナル着。

国境に両替所は無かった。(時間的に店が開いていなかっただけかも)私はイランリアルは完全に使いきったけど、バクーバスターミナルの建物に両替所、ATMあり。市内の銀行でも両替は出来るけど、イランリアルが両替出来る場所は見当たらなかった。USドルはバスターミナルよりも市内の方が少しだけレートがいい。
市内の銀行レート:1ドル=1.65マナト

【バクーバスターミナル~市内中心部】
バスターミナルから徒歩10分くらいの場所、メトロ「Avtovaghzal」から。バスターミナルで「メトロ、メトロ」と聞くと多分誰かが何とかしてくれる。
旧市街近くの駅は「Icherisheher」。メトロはどこで乗り降りしても0.2マナト。ICカードが必要だけど、出る時にカードは必要無いので、現地人に0.2マナト渡して通してもらえる。
※アゼルバイジャン含むコーカサスではバスターミナルのことをAvtovaghzal「オ(ア)フトバザール」と言う。ロシア語の「テルミナール・オトブース」でも通じる時もある。

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2016/08/21 (Sun) 19:32 | # | | 編集

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