旅女 Tabijo~義眼のバックパッカー編~のメイン画像

カッパドキアは裏切らない。

Category: トルコ
ハットゥシャに行くというトルコでの一番の目的を果たした私は、結構トルコでお金を使っているということもあり、何だかカッパドキアもイスタンブールもパムッカレも別に行かなくてもいいかな・・・と思い、散々迷ったもののとりあえずカッパドキアには行っておくべきかな~と半ば強制観念に囚われて重い腰をあげた。

結果を先に書いておくと、本当に行っておいて良かったと思う。
トルコに来てカッパドキアに行かないと考えるなんてバカだったなぁ私!危ない危ない!
メジャーな観光地はたまに期待しすぎてガッカリすることもあるけれど、あんまり期待していなかったせいか?全然ガッカリ感は無かった。
イランでも「キャンドヴァーン」という奇岩のある村にも行ったけど(記事)あれとはまた全然違うし、やはり規模が大きかった。



アンカラからカッパドキアへは7:30発と朝早いバスチケットを購入したため、バスよりもメトロの方が安心かなとメトロでバスターミナルへ向かう。

宿からバスターミナルへはメトロを使いアンカライに乗り換える・・・が、私はこの乗り換えの際に誤って逆方向の電車に乗ってしまいその上それに気付かずにだいぶ先まで行ってしまい、気付いた瞬間電車を降りて元の方向の電車に乗るも現地人にここからだと7:30のバスには間に合わないと言われ、その人の言う駅からタクシーを拾って行けば間に合うとのことでその駅に着いた瞬間ダッシュしてタクシーを拾い、運転手にバスの出発時間が書いているチケットを見せて「とにかく間に合うように行ってくれ!」と懇願し、バスターミナルのロータリーに着くなり「釣りはいいぜよ!」とタクシーを滑り降り。。。

無事出発3分前にバスに乗り込めた。

あ~まじで焦ったぁ・・・しかしバス代安いのにやっぱりタクシー代は高くて余計なお金を使ってしまった;(名前の分からない駅から5分くらいだったけどメーターで14リラ。でもめっちゃ飛ばしてくれた。)



カッパドキアへ向かう途中、休憩で立ち寄った場所で何やら大声で歌を歌う騒がしい集団に遭遇。

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これはトルコのサッカーチームのサポーター。
サポーターが騒ぐのを見るのは一度や二度ではなかったため、トルコではそんなにサッカーが盛んなのか~と後で調べてみると「トルコのサポーターは世界で最も騒がしい」という記事があった。かつての試合の声援では131.76デシベルという数値を出し、何とギネス世界記録にも認定されたとのこと。この数値は「ジェット戦闘機の真後ろに立つ」よりもうるさいらしい。(ソース)



途中バスを乗り換え、1時前にカッパドキア「ギョレメ村」のバスターミナルに到着。
カッパドキアについて一切リサーチしていなかった私は、おー!ここから既に岩が見えるのかぁ~と感動。

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トルコ入国してからここまで既に10日間。実はこれまで観光地でも、宿でも、日本人はおろか外国人観光客にすら1人も会っていない。正直言ってかなり孤独・・・。宿に外国人がいても自分からはあまり話しかけない私だけど、「いるけど話さない」のと「いないので話せない」というのは同じ「話さない」でも結構違う。ここまで話しているのはず~っとトルコ人。何かもう飽きた;

さすがにトルコ随一の観光名所カッパドキアでは外国人いるだろう!と意気揚々と宿にチェックインするも、3泊したにも関わらず宿泊客は私一人だった( ;∀;) Booking.comの最安宿でバスターミナルから徒歩数十秒という立地の良さなのになぜ!?(その後路上ではそこそこ外国人がいたので少しホッ。)

仕方無いのでヒマを持て余している宿のスタッフとまったりチャイを飲んでから観光へ。

少しカッパドキアの説明を。

カッパドキア


こんな感じw(まだ引っ張る天河ネタ)
ここカッパドキアもヒッタイト時代、ヒッタイト軍の本拠地となっていたのです。


カッパドキア2

もぅ少し詳しく説明すると、アナトリア高原の火山によってできた、奇岩がある地域。大きな岩の中にある居住空間は今も住んでいる人もいるけど、その多くは観光客用のホテルやレストランになっている。奇岩はかなり規模が広く、宿泊施設がある場所も私が泊まった「ギョレメ」以外にも、ユルギャップ、ネヴシェヒル、アヴァノス等滞在できる町も幅広い。



ギョレメの町(村?)ぶら。
道ながらお土産屋さんも沢山ある。

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ここカッパドキアでは気球に乗って空からの景色を楽しめる気球ツアーも盛ん。気球グッズも沢山売られていた。



どこに行ってもある魔除けのお守り。

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きれいなペルシャ絨毯。

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ねこさん!

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時々ねこを見かけるけど、あまり大切にされていないのかすぐ逃げる。


奇岩群の中にすっぽり町があるといった感じのギョレメ。岩だらけ。

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前回の記事とはうってかわっての写真映え~。

↓これはホテル。カッパドキアには岩の中に宿泊できる「洞窟ホテル」が沢山ある。

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予約サイトで見ると比較的安いホテルもあったので、最終日1泊くらいしようかなと思いつつ面倒くさくなって結局泊まらず;

岩に開いている小さな穴は「ピジョンハウス」。ピジョン=鳩、伝書鳩や鳩のフンを肥料にするためにこういう穴が造られたらしい。ピジョンハウスに鳩がいるところをあまり見かけなかったけど、このホテルはちゃんと鳩が沢山いた。儲かってるのかな~w

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少し高い所からギョレメの景色。

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町の中心を少し離れ、屋外博物館へと向かう。

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写真映え~(*´∀`*)


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ペルシャ絨毯屋さんのヒマそうなおじさん達。

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馬にも乗れるけど馬もヒマそう。

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らくだもヒマそう。

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「ギョレメ屋外博物館」
入場料:30リラ
※近郊のいろんな博物館等に入れる共通券もある。ここ以外にも行く予定のある人は恐らくそっちの方がお得。詳しくはバスターミナルにあるインフォメーションセンターで聞くといいかも。(インフォの人は凄く親切だった)

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ピジョンハウスは岩の中にある場合もある。

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この屋外博物館では岩の中にある壁画も見ることが出来る。
特に教会として使われていた場所の壁画はすごく美しいので見る価値あり。ただ写真撮影禁止なので残念。(教会以外は絵があっても写真OKの場所もある)

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教会。

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かつて食堂として使われていた部屋。岩をくりぬいた長いテーブルがある。

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最後の晩餐みたいな食事風景の絵。

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お墓。

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何か怖い絵がある。

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ベンチで休憩していると、地面にある小さな穴からちょこちょこと顔を出す生き物を発見。もぐら!?

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・・・と思ったらねずみだった。(多分)



「カランク・キリセ(暗闇の教会)」
入場料別途:10リラ

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え~入場料別~!と思いながらも入る。
確かに内部のフレスコ画はうっとりするほど美しい。が、写真撮影は禁止。



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帰りは近くの丘を登りながら帰った。

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この丘の裏の景色もまた凄い!

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写真映え~(*´∀`*)



町の水飲み場①

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水飲み場②

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水飲み場も何だかおしゃれ。



夜ご飯は宿近くのレストラン「アナトリア・キッチン」で。

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トルコでは大体ご飯の代わりにバケットがついてくるんだけど、ここでは少し変わったパンのようなものが出てきた。(中身は空洞。)バケットにも飽きているので有り難い。

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カッパドキア名物「テスティケバブ(壺焼きケバブ)」。

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ウエイターさんが壺を持ってナイフのようなものでカンッとひと叩きして開封。

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ビーフシチューのような煮込み料理だった。肉はビーフ、チキン、ラムと選べたので私はビーフをチョイス。ちゃんと柔らかくてまぁまぁ美味しい。28リラ(約980円)はかなり奮発したけれど、同じものをイスタンブールで見た時は目玉が飛び出るくらいの値段だったのでここで食べておいて良かったなー。(ただ、パフォーマンスとしてはイスタンブールのものは燃えていたのでそれはそれでいいのかも。)




アンカラからカッパドキアへの行き方


①市内(ウルス)~バスターミナル
メトロウルス駅からクズライ駅でアンカライに乗換、オトガル(A.S.T.I)下車。約25分、2回券(4リラ)の1回分使用。※始発は朝6時くらいだったと思う。

②アンカラ 7:30発~カッパドキア(ギョレメ)12:40着
バス(メトロ社)約5時間10分 40リラ
※途中「ネヴシェヒル」にてミニバンに乗り換え、そこから40分でギョレメ着。乗り換えの料金はチケット代に含まれる。




カッパドキア(ギョレメ)の安宿


「Feel Cappadocia Hostel」

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男女別ドミトリー:17リラ(約590円)
WIFI:あり(遅い)
設備:朝食付、共同ホットシャワー
行き方:バスターミナルから徒歩1分。川を渡ったところの角にある。Booking.comで予約。
宿泊日:2016.9.21~3泊
その他:レビューがこんなにいいのがなぜなのか分からない。朝食レビューが良かったのに実際は毎日サンドイッチのようなものでシンプルだった。客が私だけなので手を抜いているのか?朝食は8時半からと言いながら毎回出来るのは9時だった。どこの宿でもマージンを考えるとそうだと思うけど、宿で勧められるツアーは相場よりも高めなので注意。自分で予約した方が絶対安い。宿で「宿泊客だから、日本人好きだから安くする」と言うのは完全に嘘だと思った方がいい。
部屋自体は一人だから問題無かったけど、ベッドがフルだとかなり狭く感じそう。スタッフも基本的には親切。一番のいい点はバスターミナルから近いこと。

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