●ラジオ情報●
月一度のラジオ出演は、「事前に私が現地で録ったレポート+電話出演」という構成なのですが、急遽別枠でレポートのみのラジオ放送が決まりました。
放送日は、、、昨日w
え~時差の関係でぼさっとしていて色々勘違いして事前告知が出来ませんでした(;´∀`) 14:40頃だったようですが、偶然聴いていたミラクルな方がいらっしゃったらありがとうございます。今のところ今後は未定ですが、第4土曜の放送は変わらずなのでまた聴いて下さいね~♪
~ここから本題~
ティネリールという町から車で30分ほど山を登ったところにある「トドラ渓谷」。
ここには2つの日本人宿がある。
「日本人宿」というのは宿のオーナーは日本人だったり現地の人だったり場所によって違うけれど、とにかくまぁ「日本人バックパッカーが集まって だらだら 過ごす宿」なのである。
ちなみにみちよさんはエッサウィラで「かもめ号」という日本人宿を経営していたけれど、2016年からこちらで常駐されてます。
結果から言うと3泊で予約したものの、いつの間にか9泊していた。
が、むしろ9泊で出れた自分を褒めたい。
そう、ここはついつい長居してしまう所謂「沈没宿」なのである。
外観写真を撮り忘れたので、テラスの写真。
テラスの前は畑とアーモンドの木とトドラ渓谷の岩山が見える。
朝ここでぼけ~っと朝食を食べていると、スズメに似たふっくらした小鳥がトコトコと入ってきて、下の畑で飼われている羊がメ~と鳴く。それに合わせて私もメ~とマネをする。4月中旬の気候もちょうどよくて、昼は半袖、朝夜は羽織ものを着ればいいくらい。
朝食が済んだらたらいを持って、徒歩数分歩いたところにある川へ洗濯に行く。
畑のあぜ道をてくてく。
向こうに見えるのがトドラ渓谷。渓谷も行ったけれど、私はこの畑と一緒の景色が一番好き。
川の水は冷たくて気持ちいい。
地元の人もここで洗濯をしていて、「ボンジュール、サバー(ごきげんいかがですか?)」と言うと笑顔で「サバビエーン(元気よ)」と返ってくる。
※モロッコはフランス語も通じる。
あぁ、いいなぁこういうの・・・(*´ω`*)
洗濯が終わったらその辺の石の上で洗濯物を干して、ある程度乾くまで木陰で本を読みながらのんびりと待つ。
日が高くなって暑くなってきたところで宿に戻ると、みちよさんが淹れてくれたコーヒーやモロッコティーを飲みながら再び本を読んだりネットをしたり、たまにみちよさんの子供と遊んだりしている内に1日が終わる。
アーモンドは基本の宿泊費にプラス料金で朝食と夕食がつくので、私は毎日夕食をオーダーした。日本食かモロッコ料理かを選べるけれど、1回以外は結局全て日本食を食べた。
この和食が長期旅行者にとってはかなりヤバイ。というか、日本でこれを食べれる店があったら行くと思う。「実家のご飯より美味しい」と言わせるみちよさんの手料理はちょっとしたコース料理のように本当に手が込んでいて、たまには手抜きしてもいいですよ、と言いたくなるくらい。
前菜のサラダ。
ご飯と味噌汁と小鉢。
サラダ、味噌汁、ご飯、デザートの果物は毎回ついていて、ご飯はお代わり自由。私がいた時は他に女性3名の宿泊客がいたんだけど、全員アラサーにも関わらずほぼ毎回全員ご飯をお代わりしていた(;´∀`) この小鉢も毎回違っていて美味しい。
ハンバーグ。
天ぷらとかき揚げ。
カツカレー。
カレーでいて、しかもカツなんて!!その上カツもさっくさく!!
日本のカレールーは売っていないけど、スパイス+りんごとはちみつで日本風のカレーにしているらしい。(ちょっと甘口)カレー好きな私は個人的は一番これが好きだったかな。あーでも炊き込みご飯もめっちゃ美味しかったなぁー。
寿司もどき。
みちよさんは「寿司もどき」と言っていたけれど、海苔が玉子になっている以外立派なお寿司。更にこの時はミニ牛丼付きで、それを更にお代わりする女性陣は「今日ご飯何杯分食べてるんだろう・・・」と不安を募らせるも、翌日には気にせずまたお代わりをする。
小鉢の代わりに茶碗蒸しが出た時もあり、これには全員驚嘆した。
これがまたダシが効いててとろとろで美味しかった!
更に豆腐が出た日も。豆腐自体はもちろん売っていないモロッコで、大豆や豆乳も無いのにどうやって豆腐!?
みちよさん曰くまた「なんちゃって豆腐」で、モロッコではポピュラーなひよこ豆を使っているそう。確かに普通の豆腐と味がちょっと違うけれど、立派な豆腐!!限りある食材でこんなの作れるなんて凄すぎる・・・(;゚Д゚)
翌日にはおからの和え物も出てきました♪
みちよさん曰く、「海外で自炊する人も多いから、なかなか自分で作らないものを出すようにしてるんです」。その心遣い~!!( ;∀;) 確かに海外でいると私の場合大体がパスタかインスタントラーメン、リゾット、野菜炒め、キッチンがちゃんとしてれば親子丼とかオムライスだけどそういった結構簡単なものがここで出ることは無かった。リクエストすれば作ってくれると思うけど。
1度だけ頼んだモロッコ料理は「クスクス」。
モロッコ料理はモロッコ人である旦那さんが作る。
私は今まで「何となくクスクスって美味しいイメージがしない」という理由で食わず嫌いだったのと、途中会ったモロッコ人にも「レストランよりも家庭のクスクスが絶対美味しい」と言われたのでまだ食べていなかった。
※クスクス・・・デュラム小麦で作られた粒上の世界最小のパスタ。
作る行程も見させて貰えるのだけど、てっきりパスタだから茹でるのかと思っていたら、茹でずに蒸していたので驚いた。2段になった鍋の下でチキンや野菜を入れてスープを作り、底にザルのように穴が空いた上の部分にクスクスを入れ、蓋をして蒸し上げる。
初めて目にする料理って面白いなぁ~!アーモンドではモロッコ料理を頼むとこうして作り方も見れるので、ここでモロッコ料理を勉強しに来る人もいるとのこと。
出来上がったクスクスはもちろん美味しかったけれど、一緒に蒸された野菜とチキンもまた美味しかった!
一応言い訳程度にトドラ渓谷にも行った。
途中にある村の学校。
トドラ渓谷。
モロッコの観光地では日本語が話せる人が必ずいるんだけど、ここでも「ニホンジ~ン?」とよく声をかけられる。日本語で「トドラダニ(谷)~」と言ってくるのがちょっとかわいくて面白い。
ちなみにここではトレッキングで遊牧民の家(ノマド)に行ったり、ロッククライミングをしたりというアクティビティもある。
宿に泊まっていた女性2人がロッククライミングをすると言うので、私は面倒臭いから「ロッククライミングする人を見る」というアクテビティをしようと思ったのだけど、いざ当日になるとそれすらも面倒になって結局宿でぼけ~っと2人の帰宅を待っていた。見るだけも面倒くさい私って・・・。
2人とも初心者だけど、写真と動画を見せてもらう限りすごく楽しそうなので興味がある人は是非。(1人は絶叫してたけどw)
毎日特に何をしたということはなくても時間は過ぎる。
いや、何もしていないことは無い。
「川で洗濯をする」ということこそが最大のアクテビティなのだ。だって、例え洗濯機があっても絶対川で洗濯すると思う。まぁ、、、それすらしない日もあるのだけれど。
とにかく、私が泊まった時はちょうど私の他女性3人、全員同じような年代ということもあって女子寮のようでこれがまた非常に居心地が良かった。
もぅ昼も近いという時間帯に、
私「あ~まだ朝から歯も磨いてないわ~」
Aちゃん「私なんか顔も洗ってないよ~」
・・・このユルさが何ともいい笑。
4月、5月あたりはモロッコ観光のハイシーズンだけど、日本人はスペインのトマト祭り(8月下旬)前後が多いとのこと。逆に今の静かな時期に来れて良かったかも♪
→次の記事に続く。
メルズーガからティネリール(トドラ渓谷)への行き方
メルズーガ(ハシラビート)8:00発~ティネリール 13:00着
「Supuratours」約5時間 80Dh+荷物5Dh
※2017年4月現在、ティネリールのバスターミナルは市内から少し離れた場所に移行しました。民営バス、Supuratoursのバスもこちらのバスターミナルから発着しますが、Supuratoursのチケットオフィスや一部民営バスのチケットオフィスは現在は市内にあります。移転する可能性もあるのでティネリールを出る際のバスチケットは現地で確認を。
ティネリールの新しいバスターミナルの場所↓
この地図のマーケットのマークがある場所がスークで、毎週月曜日に大きな市が行われる。
【ティネリールのバスターミナルから市内への行き方】
市内までは歩くと30分ほどかかる。
シェアタクシーだと約5分、3Dh。シェアタクシーの乗り場はスークを挟んだ反対側。バスターミナルを出て右、すぐある大きな交差点を右に曲がって公園を過ぎた右手側。「セントラル」と言えばOK。逆に市内からバスターミナルへ行く場合には「スーク」と言えばOK。
【ティネリール市内からトドラ渓谷への行き方】
ミニバス、もしくはシェアタクシーで約30分、7Dh。
黄色のベストを着た人に「ゴーシュ(トドラ)」と伝える。みちよさんの宿は「アーモンド、みちよ、あや」どれか言えば宿の前で降ろしてくれる(ここまで約20分)。のりこさんの宿も「のりこ」と言えばOK。バス進行方向右手に座ると景色もいい!
トドラ行きのシェアタクシー、ミニバス乗り場↓この病院?の前。バスターミナル行きもこの辺り。
「Guest house Amande ゲストハウスアーモンド」
ドミトリー:50Dh(ツインの部屋を2人で使う感じ)
※値段は時期によって変動するかもしれないのでホームページで確認を。1週間以上は割引あり。
追加料金で朝食10or20Dh、夕食モロッコ料理40Dh、和食50Dh。
WIFI:あり(部屋可。速度はまちまち)
設備:キッチン、共同ホットシャワー、眺めのいいテラス
行き方:上記参照。事前予約しておけばバスターミナルまで迎えに来てくれる。
予約方法:ホームページから電話かメール(日本語)で。部屋数はツインの部屋が3、4部屋とそんなに多くないので予約が無難。
その他:トドラ渓谷までは徒歩20分くらい。洗濯できる川まで徒歩数分。
宿泊日:2017.4.17~9泊
【宿周辺情報】
宿の周辺には小さな商店と観光客用レストランがあるくらい。ジュースやパン、駄菓子などは買えるけど、野菜や果物はティネリールの町の方が安いので必要なものは揃えて行った方がいい。銀行ATMも無いので当面のお金くらいは用意しておくこと。
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